試合日程・結果

GAME

2022-23 V.LEAGUE VC長野トライデンツ戦

開催日時
2023年1月22日(日) 15:00
会場
おおきにアリーナ舞洲(舞洲アリーナ)
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-22
  • 25-19
  • 25-21

WIN

0

VC長野トライデンツ

スターティングメンバー

藤中 颯志

リベロ

試合経過

<試合経過レポート>
 2022-23V.LEAGUE DIVISION1レギュラーラウンド第20戦。前日2位に浮上したサンバーズは、ホーム・おおきにアリーナ舞洲で10位VC長野トライデンツと対戦した。

 試合の立ち上がり、サンバーズは鍬田のサーブで崩し、藤中颯の好守備からアラインがカウンターアタックを決めて2-0と好スタートを切る。その後も守備が機能し、栗山、アラインが得点につなげて6-2とリードした。中盤、VC長野のブロックやサービスエースで9-8と追い上げられるが、鍬田が相手ブロックの指先を狙ったスパイクでブレイクを奪い12-9と再びリード。追い上げられても、大宅のサーブで崩し、小野がダイレクトスパイクを決めたり、終盤には難しいトスを栗山が次々に得点につなげて21-18と引き離した。相手ブロックに捕まり1点差に詰め寄られるが、彭が圧倒的な高さからクイックを決めて流れを切る。小野のブロックで相手のブレイクを阻んで逃げ切り、セットを先取した。

 第2セットは先行されるが、栗山や鍬田のスパイクでサイドアウトを重ね、アラインの好守備を小野がつなぎ、アラインが相手コートの角にバックアタックを決めて7-6と逆転。彭のサーブで崩し、小野が押し込んで12-9とリードした。VC長野のブロックで追い上げられても、アラインの強力なサーブで崩し、栗山が鋭くカウンターアタックを決めて16-12と再びリード。サーブレシーブが乱れてもセッターの大宅がしっかりとカバーしてスパイカーに打たせ、サーブレシーブが返れば彭の豪快なクイックが相手を襲う。ラリー中の藤中颯のトスも冴え、全員攻撃で得点を重ねたサンバーズがセットを連取した。

 第3セットも序盤は先行されるが、アラインの強烈なサービスエースで追いつき、栗山のブロックで5-4と逆転。クイックをブロックされて逆転されるが、ラリーをアラインのスパイクでものにして追いつき、彭、小野のクイックでサイドアウトを重ねていく。中盤、小野のサーブとブロックでプレッシャーをかけ、相手のミスを誘って14-13と逆転。さらに、栗山がカウンターアタックを決めて15-13と抜け出した。追いつかれるが、鍬田のサーブでプレッシャーをかけてミスを誘い19-16とリード。終盤はアライン、鍬田のスパイクで得点を重ね、最後は好調・彭のクイックで締めてゲームセット。サンバーズが久しぶりのストレート勝利で連勝を5に伸ばした。

 この2戦はオポジットのムセルスキーがアクシデントでコートを離れたが、アライン、彭という若い2人がチームの得点源として頼もしい活躍を見せた。
 主将でセッターの大宅は、「2人とも若いんですけど、彭が『打数を増やして欲しい』と言ったり、アラインも『自分に持ってこい』という言葉がすごく増えているので、僕は自信を持って上げるだけ。そうやって引っ張る姿勢をすごく見せてくれているから助けられているし、そういう選手が2人もいるからこそ、今週スッキリと勝つことができたと思う」と信頼を寄せる。
 アラインは前日の試合中、途中からコートに入ったベテランの栗山に「クリさん、ちょっと迷ってるよ」と声をかけたという。
「いつもよりなんか硬く感じたので、もっと楽しんで、いつも通りにしてくださいって言いたかった。そのあとよくなったと思う」とアライン。周囲を見て、声をかける余裕や自覚も出てきた。

 選手のコンディション面で苦しい状況が続いているが、次週からのアウェイゲームに勇気を持って臨むことができるストレート勝利だった。

<試合後のコメント>
■山村宏太監督
 昨日の試合を踏まえて、特に相手の外国人選手に対しての対策をミーティングでやって、それがうまくはまり、終始自分たちのペースで試合を進められた。ディマ(ムセルスキー)の代わりに入ってくれたクリ(栗山)が両日ともに安定したプレーを見せてくれたし、メンバー全員が助け合って、声を掛け合って、1つ1つの試合に向き合っていけた。怪我で出られない状況を嘆いても仕方がないので、自分たちがさらに成長するチャンス、と受け止められれば、成長できるし、それがこの長いリーグを戦いきって、最後にいい結果をつかみ取るために必要なことなのかなと思います。

 ディマ、アライン、彭の高い攻撃力はうちの売りで、その1枚が欠けてもゲームを作れるぐらいの頼もしさが(アライン、彭に)出ていると思いますし、逆に言えば、彭が前衛の時にいかにサーブレシーブを安定して返せるかが、サーブレシーブをする選手にとっては大きな役割になるし、プレッシャーでもあると思う。各ポジションの役割をまっとうできるかどうかがチームのキーポイントになってくる。

■大宅真樹主将
 1週目の対戦で負けていた相手だったので、今週はすごくモチベーション高くやれていた。今季はどこが相手でも簡単に勝つことができないチームばかりなので、3-0でしっかり勝ち切れたことはチームにとってプラス。今週は僕が公式戦で久しぶりに合わせる選手が多かったので難しかったんですけど、どこを軸にするかというのを自分の中で明確に持って、今週に関しては彭とアラインを軸にしていた。彭は僕のトスが低くならない限りほぼ100%決めてくれている。

 怪我や体調の問題で出られない選手がいて、今シーズンはそういうところできつさを感じていますけど、他の選手もすごく頑張ってくれているので持ちこたえられている。ただ、いつ崩れてもおかしくないチーム状況だと危機感を感じているし、これ以上怪我人を出したくないので、張り詰めた空気の中で練習していかないといけないと思っています。

■デ・アルマス アライン選手
 VC長野はいろんな選手が出てきて、結構流れが変わるんですが、自分たちがちゃんと点数を取れて良かった。ディマが抜けて、試合がより難しくなるというのがわかるので、その時は私と彭が代わりに点数を決めないといけないという気持ちがある。とはいえ、あまり何も考えず、みんなを引っ張って、声を出して、楽しくバレーをすることだけ、点を決めて勝ちたいということだけを考えています。12月に試合に出られなかった時は、仕方がないけど、早く回復したかった。ここからはこれまで以上にちゃんと体に気をつけないと。アップやストレッチをちゃんとして、体を大事にしたいと思います。

2022/23シーズン

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