2022-23 V.LEAGUE 堺ブレイザーズ戦
- 開催日時
- 2022年11月26日(土) 13:00
- 会場
- 北九州市立総合体育館
0
- 23-25
- 20-25
- 17-25
LOSE
3
リザーブメンバー
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秦 耕介
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佐藤 謙次
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ドミトリー ムセルスキー
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西田 寛基
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鍬田 憲伸
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柏田 樹
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喜入 祥充
試合経過
<試合経過レポート>
2022-23V.LEAGUE DIVISION1第11戦。7連勝中で3位のサンバーズは、4位堺ブレイザーズと対戦した。
この日はコンディションを踏まえて、ムセルスキーに代わり、栗山が今シーズン初めて先発出場した。第1セットの立ち上がりは、アラインが「今日は自分がポイントゲッターになる」と言わんばかりに、いきなりノータッチエースを突き刺しチームに勢いをつける。久しぶりのスタメンに「めっちゃ緊張した」という栗山も、相手の2枚ブロックを弾き飛ばしてスパイクを決め、スムーズに試合に入った。
その後はアライン、藤中謙のパイプ攻撃や、彭のクイックでサイドアウトを重ね、アラインのブロックで7-5と先行。スパイクミスが続き逆転されるが、栗山が高い打点からスパイクを決めてついていく。中盤、アラインが強烈なサーブで崩し、小野がブロックで仕留めて16-15と逆転。しかしその後、サーブレシーブを崩されたり、スパイクミスが出て16-18とリードを奪われた。終盤、好守備をアラインが得点につなげて追いつくが、最後はサンバーズのスパイクを拾われて切り返され、惜しくもセットを失った。
第2セットは、アラインの好守備を彭が得点につなげてブレイクすると、栗山が緩急をつけたサーブで揺さぶり、アラインの好守備から藤中謙が巧みにカウンターアタックを決めたり、相手にミスが出て5-0とスタートダッシュに成功した。追い上げられても、彭のサービスエースで8-4と再び引き離す。ところが中盤、堺の深津旭弘や迫田郭志のサーブに揺さぶられ、拾われて切り返されたり、ブロックに捕まり10-12と逆転された。終盤も堺のショートサーブや、レシーバーの間を狙うサーブに揺さぶられ、攻撃の選択肢を絞られてブロックに捕まるなど、流れを取り戻せず、セットを連取された。
第3セットは栗山に代わりアラインがオポジットに入り、アウトサイドには鍬田を投入。その鍬田が持ち味のジャンプサーブで崩し、自らパイプ攻撃を決めてチームに勢いをつける。しかし急造の布陣で噛み合わなかった攻撃を、堺は見逃さず、切り返されて3-6とリードされた。中盤には2本のサービスエースを奪われ7-12と点差を広げられる。攻撃のリズムを立て直したアラインがライトから力強いバックアタックを立て続けに決めるが、サンバーズはブレイクを奪うことができず、点差を詰められないままゲームセット。セットカウント0-3で敗れた。
各セットとも出だしはよかったが、堺の巧みなサーブに揺さぶられて流れを失った。普段なら、サーブレシーブを崩されても、最後はムセルスキーの決定力でカバーできていたが、今はそうはいかない。
栗山は「大エースのムセルスキーがいない中で戦うとなると、みんなでフォローし合ってしつこく1点ずつ取りにいくことが大事」とこの日見えた課題を口にした。
攻撃も守備も、泥臭く全員で"PLAY HARD"し、全員で1点をもぎ取る。今こそ、その原点に立ち返る。
<試合後のコメント>
■山村宏太監督
今日はディマ(ムセルスキー)が試合に出ることができず、いつもと違うメンバー構成で戦うことになったが、1、2セットとも序盤はいい形で入ることができた。しかし堺さんのストロングサーブと前を狙うサーブに揺さぶられて崩されたり、相手のブロックディフェンスに対して、ブロックされたり、タッチから切り返されリズムを奪い返されてしまった。3セット目はアラインをオポジットに入れて対応したが、オポジットの練習はそれほどできていない状態だったので、高い効果を得られず、リズムは終始相手に持って行かれたままストレート負けになった。
今季波が荒い要因としては、こちらからミスをして相手に隙を与えてしまっていることが挙げられる。結果的に失点から相手にリズムを奪われているのが課題なので、いかにその献上点を減らせるか。そのためには高いクオリティを安定して発揮していくことが求められる。それはかなり難しいことだと思うが、それをチームとして統一していくことが何よりも大事だと思っている。
■栗山雅史選手
1年以上なかった久しぶりのスタメン出場だったので、めちゃくちゃ緊張していた。自分は「やらなきゃやらなきゃ」と思いすぎると空回りしてしまうタイプだが、そこは(山村)宏太さんが、10年以上の付き合いなので、全部把握してくれていて、「硬くならなくていいよ」とか「楽しんでやっていいよ」と、自分がうまくやれるような声かけをしてくれたので、そういう思いにも応えたくて、何としても勝ちたかった。ただ堺さんがすごくいいバレーをしていて、今日は相手のほうが上回っていた。僕らの課題としては、やはり大エースがいない中戦うとなると、1本のミスが致命的になるので、みんなでフォローし合ってしつこく1点ずつ取りに行くことが大事になると思う。
個人的には、今の状態は昨シーズンよりもずっといい。昨季は足首を痛めていて全然跳べていなかったが、それが治って、今季は練習試合や普段の6対6の練習でもいい状態でやれているので、昨季よりもずっと「やれるぞ」という自信はあった。今日は、いい状態で打てている時は決まっていたが、ハイボール(二段トス)になってブロックが3枚来たり、苦しい状態の時にもっと点数を取れたらよかった。そこは今後の課題です。
■デ・アルマス アライン選手
今日は苦しい試合だった。普段とは違ったメンバーでスタートして、みんな、いつもとは違うように見えた。僕自身は今日はアウトサイドでスタートして、3セット目は久しぶりにオポジットをやった。ライトから打つのも久しぶりだったが、「やるしかない」と思って。でもあまり決定率は上がらなかった。ちょっと今日は調子が悪かったかもしれない。明日はもっと頑張ります。