試合日程・結果

GAME

2022-23 V.LEAGUE 東レアローズ戦

開催日時
2022年10月23日(日) 15:05
会場
スカイアリーナ (第一総合運動場)
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

1

  • 21-25
  • 25-22
  • 23-25
  • 19-25

LOSE

3

東レアローズ

リザーブメンバー

試合経過

<試合経過レポート>
 2022-23V.LEAGUE DIVISION1第2戦。開幕戦を白星で飾った昨季王者のサンバーズは、ホーム箕面市のスカイアリーナで、昨季4位の東レアローズと対戦した。

 第1セットは東レに先行されるが、リベロ・藤中颯が東レの強烈なジャンプサーブを正確に返球し、兄の藤中謙がスパイクを決めてサイドアウトを切ると、藤中颯が好守備を連発して流れを徐々に引き寄せる。すると中盤、佐藤のサーブで崩してムセルスキーがダイレクトスパイクを決めるなど3連続得点で8-7と逆転した。その後逆転されても、小野が相手のクイックをブロックし11-10と逆転。佐藤も後ろからの難しいトスを打ち切りサイドアウトを重ねる。しかし終盤、サンバーズのミスで逆転を許すと、東レの堅いブロックに捕まり16-19とリードされる。その後も東レのブロックに阻まれ17-21と点差を広げられた。アラインが強烈なジャンプサーブでレシーバーを吹き飛ばしてエースを奪い19-21と追い上げるが届かず、セットを先取された。

 第2セットはムセルスキーのサーブで崩して相手のミスを誘い4-1と先行する。サンバーズはアラインがベンチまでボールを追うなど、全員がボールに食らいつきラリーに持ち込んで粘る。追い上げられても、小野の力強いクイックや藤中颯のレシーブポイントで流れを切る。中盤、東レのカウンターアタックで10-10と追いつかれるが、このセットのスタートから入った柏田が強烈なBクイックを決めてラリーを制すると、その柏田がノータッチエースを奪い13-11と再び引き離した。追いつかれても、小野がノータッチエースを決めて18-16と抜け出し、さらに終盤、ムセルスキーのサーブで崩して21-17とリード。クイックにミスが出て追い上げられるが、柏田がブロックを決めて取り返し、今度はアラインがサービスエースを奪ってリードを広げ、サンバーズがセットを取り返した。

 第3セットは小野のブロック、ムセルスキーのカウンターアタックで2-0と好スタートを切る。追いつかれても、アライン、柏田の連続ブロックで5-3と再び先行。サーブレシーブを崩され、ブロックに捕まって5-6と逆転されるが、中盤、大宅のサーブから、好守備をムセルスキーが得点につなげたり、小野のブロック、アラインのバックアタックなどで4連続ブレイクを奪い13-9とリードした。しかしその後、コンビのズレやスパイクミスが出て追い上げられる。それでも、柏田や藤中のブロックで相手のブレイクを阻み、アラインのカウンターアタックで22-20と再び抜け出した。ところが、東レのサーブに崩されて22-22と追いつかれると、終盤、ミスが続いて逆転され、セットを奪われた。

 第4セットはアラインのサーブで崩し、ムセルスキーのスパイクで切り返して2-0と先行するが、東レの強力なサーブに崩され2-3と逆転される。アラインの強烈なパイプ攻撃で連続失点を切るが、中盤、クイックやライトスパイクを3連続でブロックされ8-10と逆転された。その後も東レのブロックや、コンビが合わず切り返され点差を広げられる。アラインのパイプや藤中の強烈なストレートスパイクが決まり流れを引き寄せるが、東レの強力なサーブにエースを奪われて再び点差を広げられる。終盤、小野のクイックや、小野のサーブで崩し、柏田のブロックタッチから藤中のスパイクで切り返して追い上げるが、届かず。セットカウント1-3で敗れた。

 ホームでの開幕2連戦は1勝1敗のスタートとなった。山村監督が「昨日、まだ波のあるチームという話をしましたが、今日その一端が出た」と語ったように、経験の浅い選手が多いゆえのもろさが出た。だがまだ開幕したばかり。課題を1人1人が見つめ直し、次戦は山梨県・小瀬スポーツ公園体育館でVC長野トライデンツと対戦する。

<試合後のコメント>
■山村宏太監督
 東レさんが昨日の敗戦から、うちへの対応を切り替えてきて、攻撃ではディマ(ムセルスキー)の前からは攻めずに多彩なコンビを組み立ててきていた。また、相手の強いサーブに対して、うちのサーブレシーブ陣が我慢しきれなかったのが敗因。コンビミスが出たり、ブロックに当たってしまい、うちの持ち味である攻撃力を活かせなかったところもあった。今のメンバーを軸として、多彩なコンビであったり、劣勢の場面でも力を発揮できるという自信をつけていくことがまずこのチームには必要。負けたことについては悔しいですが、選手は最後までスローガンである『PLAY HARD』を徹底してくれましたし、長いシーズンの中で、この敗戦をいかに自分たちの糧としていけるかが鍵になってくると思います。

■柏田樹選手
(第2セットから出場し、V1デビューを果たした)今日の試合が僕にとってデビュー戦となったんですけど、サンバーズは常勝軍団で、「誰が出ても勝てる」というのがこのチームの強みでもある中、自分が出て、こういう結果になってしまったというのが、今は一番、ものすごく悔しいです。本来は、自分が点数を取った時などに喜びを爆発させてチームを勢いづけたいという思いがあって、ブロックやサーブではよかったんですが、スパイクがあまり決まらなかったので、自分自身でリズムを作っていけなかった。スパイクは合っていない部分があったり、デビュー戦ということが頭から抜けなくて力んでしまって、思うように打てなかった部分があった。自分はスパイクからリズムを作っていくタイプなので、これからもっとセッターとコンビを詰めて、スパイクからリズムを作っていきたい。
 昨年と一昨年(レンタル移籍で)V2リーグでやっていた時は、スパイクが決まらなかったらサーブ、ブロックも引っ張られてよくなくなってしまうという悪循環があったんですけど、昨年からは、悪い部分があったら、切り替えて違う部分で頑張るという取り組みをしてきたので、それが生きて、今日はブロックとサーブでは仕事ができたかなと感じています。

■デ・アルマス アライン選手
今日は昨日とは逆の結果になった。自分のプレーは、サーブレシーブは悪くなかったけれど、アタック決定率が悪かった。チーム全体としてもアタック決定率が低かったので、それが敗因だと思います。開幕のこの2戦、(課題としていた)サーブレシーブは悪くなかったんですけど、僕は攻撃型のアウトサイドだから、スパイクを決めないと。まだ大宅さんとトスを合わせる時間が多くなかったので、例えばラリー中など、こういう場合はこう入る、というような呼吸が合っていないので、合わせていきたい。どのコースに打つかという僕の問題もあります。それに今日は東レのブロックディフェンスがめちゃくちゃよかった。僕の前にはだいたい高いブロックが2枚いましたし。アウトサイドとしてまだまだ足りないところがあるので、これから頑張ります。

2022/23シーズン

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