試合日程・結果

GAME

第70回 黒鷲旗大会 全日本男女選抜バレーボール大会 グループ戦
ジェイテクトSTINGS戦

開催日時
2022年5月 2日(月) 16:00
会場
丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

2

  • 25-19
  • 20-25
  • 25-17

WIN

1

ジェイテクトSTINGS

スターティングメンバー

喜入 祥充

リベロ

リザーブメンバー

試合経過

 黒鷲旗全日本選抜バレーボール大会3日目。サンバーズはグループ戦1位通過をかけて、ジェイテクトSTINGSと対戦した。

 第1セットの立ち上がりは、ジェイテクトの堅い守備にサンバーズのスパイクを粘り強く拾われて切り返され0-2と先行される。その後追いつくが、相手のブロックやサービスエースで2-6と再びリードされた。それでも、小川のノータッチエースで追い上げ、中盤、彭がジェイテクトのパイプ攻撃をシャットアウトして6-7。ムセルスキーの強烈なサービスエースで7-7と追いついた。さらに、ムセルスキーの好守備を秦が得点につなげて8-7と逆転し、ムセルスキーのサービスエース、秦のブロックで計6連続得点を挙げ10-7と一気にリードした。中盤も彭のサーブで崩し、秦の好守備をムセルスキーが得点につなげるなど5連続得点を挙げて16-10と引き離す。終盤もムセルスキーのノータッチエースや彭のブロックなどで得点を重ね、サンバーズがセットを先取した。

 第2セットはアラインのスパイクで最初の得点を奪うが、サーブレシーブを崩されて連続失点し2-6とリードされた。それでも、秦のストレートスパイクやムセルスキーのバックアタック、彭のクイックでサイドアウトを奪い立て直す。西田の強力なサーブで崩し、ムセルスキーのスパイクで切り返して10-11と追い上げた。しかしその後、ジェイテクトのサーブに連続エースを奪われ10-14と再び引き離された。終盤には3連続でブロックされ13-21と大差をつけられる。秦のジャンプサーブで崩して得点につなげ16-21と追い上げ、その後も喜入の好守備などで粘ってムセルスキーがカウンターアタックを決めて点差を詰めるが、届かず、セットを奪われた。

 第3セットはアウトサイドに藤中、ミドルブロッカーに小野が入った。セットの立ち上がりは西田の好守備などで粘り、ムセルスキーの連続ブロックで得点につなげて3-0と好スタートを切った。追い上げられても、アラインのサーブで攻め、小野の鋭いクイックで切り返し5-2と再びリード。ムセルスキーのブロックや、アラインの好守備を藤中が巧みなスパイクで得点につなげ8-3とリードを広げた。中盤も、ムセルスキーのサーブで崩してカウンターアタックを決めたり、アラインのブロックで12-5と引き離す。その後、サンバーズのスパイクを拾われて切り返され13-10と追い上げられたが、小野のクイックで流れを切ると、アラインの強力なサーブで崩し、ムセルスキーがダイレクトスパイクを決めたり、ムセルスキーのブロックで17-11と再び点差を広げた。終盤も小野のサーブで崩して彭がダイレクトスパイクを決め、ラリーをムセルスキーのスパイクで制して21-13と大差をつけた。サンバーズがセットカウント2-1で勝利し、グループ戦1位で準々決勝に進出した。

 出場経験が浅い選手を多く先発に起用しながら、第1セットはサーブで主導権を握り連続得点を重ねて先取したが、第2セットは逆にサーブで崩されて流れを失い、セットを奪われた。だが第3セットから投入された経験豊富な藤中、小野がしっかりと立て直し、勝利に導いた。
 小川に代わって入った小野は「2セット目はサーブに乱されて、セッターの西田の選択肢が少ない状況になっていたので、真ん中の攻撃を通すことが僕の役割だと思った。(小川)猛さんは高さを生かした攻撃が持ち味で、自分はスピードやコースの打ち分けが持ち味。タイプやテンポが違うので、相手の対応を難しくするためにもそこは意識して出していこうと思った」と振り返る。
 まだ26歳だが今ではチームでもっとも経験のあるミドルブロッカーとなった小野。第3セット序盤に勢いよくクイックを決めると、サーブでも流れを引き寄せた。
 そして藤中は、安定したサーブレシーブ返球や巧みに得点を奪うだけでなく、周囲への指示やつなぎのプレーで、コート内をコントロールした。
「今回は試合経験が少ない選手が多く入っていたので、いつも以上に気配りや、周りを動かすということを心がけました。周りのプレーヤーをどう動かして、穴を作らないようにするか。例えば、相手サーブはアラインを狙ってくるので、アラインが後衛の時は、フロントゾーンにきたサーブを取らなくいいように、ミドルブロッカーに取るように伝えたり、カバーできる人がカバーする態勢を作るよう意識しました」
 経験豊富なリベロの鶴田が今季のリーグを最後に引退したこともあり、藤中はコート内をどっしりと落ち着かせられる貴重な存在。負けたら終わりのトーナメント戦となる4日目以降は、藤中がキーマンの1人となりそうだ。

2021/22シーズン

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