試合日程・結果

GAME

2021-22 V.LEAGUE VC長野トライデンツ戦

開催日時
2021年11月13日(土) 13:00
会場
松本市総合体育館
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-20
  • 20-25
  • 25-21
  • 25-15

WIN

1

VC長野トライデンツ

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

リザーブメンバー

試合経過

 2021-22V.LEAGUE DIVISION1第 5週。6勝 2敗で前週3位に浮上したサンバーズは、10位のVC長野トライデンツと対戦した。

 第1セットの立ち上がり、サンバーズは喜入の好守備を柳田が得点につなげ2-0と先行する。サーブレシーブが乱れても、大宅が相手コート側まで走って懸命につなぎ、スパイカー陣が1点ずつサイドアウトを重ねていく。中盤追いつかれるが、小野のクイックでリズムを立て直し、小野のサーブで崩して彭がダイレクトスパイクを決め14-12と再び先行する。その後VC長野の粘り強い守備に拾われて切り返され、連続失点し14-15と逆転されるが、サンバーズも好守備で粘って相手のミスを誘い17-16と逆転すると、彭が相手のクイックをシャットアウトし18-16とリードした。さらに、柳田が強力なサーブでサービスエースを奪い19-16と引き離すと、今度は相手レシーバーの前に落とす巧みなショートサーブで連続エースを奪い、トータル5連続得点で20-16とした。終盤には、ワンポイントブロッカーとして入ったバロッティがブロックを決めて23-17と引き離し、サンバーズがセットを先取した。

 第2セットは彭のブロックで好スタートを切る。その後ミスが出て先行されるが、大宅の好守備や、彭が懸命にブロックフォローしたボールをアラインが得点につなげ8-7と逆転した。中盤、サーブレシーブを崩されて切り返され、逆転されるが、アラインのスパイクや柳田のパイプ攻撃、小野のキレのあるクイックでサイドアウトを重ねてついていく。しかし終盤、巧みなフローターサーブにサーブレシーブを崩され、堅い守備から次々に切り返されて8連続失点し15-23と一気に引き離された。柳田がサイドライン上にノータッチエースを決めたり、サーブで崩してミスを誘い18-23と追い上げる。小野のブロックでさらに点差を詰めるが、届かず、セットを奪われた。

 第3セットは彭のサーブで崩し、小野がダイレクトスパイクを決めて5-3と先行。パイプ攻撃がブロックに捕まり追いつかれるが、藤中のスパイクでサイドアウトを重ね、アラインのブロックで8-6と再びリードした。その後、クイックがブロックされて追いつかれるが、中盤、柳田のサーブで崩し、柳田がパイプ攻撃を決めて12-10と再びリード。大宅がボールに食らいついてつないだラリーを、小野のブロックで制してリードを広げ、藤中のカウンターアタックで16-12とした。VC長野の粘りにあっても、サンバーズも粘り強く攻撃を重ねて点数を奪っていく。追い上げられても、終盤、柳田の好守備をアラインが得点につなげ23-19と再び引き離し、サンバーズがセットを奪った。

 第4セットはサンバーズのサーブが走る。立ち上がりにアラインがノータッチエースを決め、その後もアラインのサーブで崩して彭や藤中が得点につなげ3-0と好スタートを切った。その後も、柳田のサーブで崩して藤中がダイレクトスパイクを決めたり、彭の強力なフローターサーブでチャンスを作り、藤中がカウンターアタックを決め7-2とリードした。その後も小野のブロード攻撃などで流れを渡さない。中盤、アラインのブロックや小野のノータッチエース、アラインのこのセット2本目のサービスエースなどで15-6と引き離す。さらに、彭がこのセットのチーム4本目となるサービスエースを奪って18-8と点差を広げる。終盤には、二枚替えで入ったオポジットのバロッティが、高い打点から立て続けにカウンターアタックを決めて締めくくり、25-15でゲームセット。セットカウント3-1でサンバーズが勝利した。

 この日はVC長野の粘り強い守備に拾われる場面も多かったが、セッターの大宅は、「VC長野は昨シーズンからすごくディフェンスがよかったので、1本で決まらないのは覚悟してトスを上げている。その中でマサさん(柳田)、(藤中)謙也さんの両アウトサイドがしっかり決めてくれて、そこがスムーズに回っていたので、あとはクイックやアラインのライト攻撃をどのタイミングで見せるか、相手のマークがどこに来ているかを、今日は自分からベンチに聞きながらトス配分していた」と振り返る。
 試合前半は相手のディグに拾われていたアラインも、「相手に対策されていると感じたので、途中からは、高い打点で打つことと、鋭角のコースなど、打つコースを変えることを意識した」というように対応し、チーム最多の23得点を挙げて勝利に貢献した。
 前週から2連勝となったが、主将の大宅は「崩れた時に、うちは連続失点が大量に出る。そこをいかに小さくするか」と課題を挙げる。
 第2セットは終盤、サーブレシーブの乱れをきっかけに8連続失点し一気に大差をつけられた。
「1本のミスを、引きずってはいないと思うんですけど、チームが不安になる空気が少しあるので、そこは僕がセッターとしても、キャプテンとしても、空気を変える一言を、もっと自分から発信できれば、連続失点はもう少し少なくなるかなと思う。『きついサーブは真ん中でいいよ』とか、僕自身もアクションは起こしているつもりだけど、あまり響いていない。もっと、僕が怒ることもできるし、時にはお願いするみたいな、そういうコミュニケーションの変化もつけながら、キャプテンとしてやっていきたい」
 試合の中で修正し、勝ち点3を獲得できたが、まだまだ詰められる部分は多い。明日も同じ松本市総合体育館でVC長野との対戦。崩れかけた時に、誰が流れを食い止めるのか、誰の声が響くのか、注目だ。
 

2021/22シーズン

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