試合日程・結果

GAME

2019-20 V.LEAGUE 和歌山大会 堺戦

開催日時
2019年12月 7日(土) 13:00
会場
和歌山ビッグホエール
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 27-25
  • 25-22
  • 23-25
  • 33-31

WIN

1

堺ブレイザーズ

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

リザーブメンバー

  • 松林 憲太郎

  • 山本 湧

  • 秦 耕介

  • 加藤 久典

  • 喜入 祥充

  • 星谷 健太朗

  • 栗山 雅史

試合経過

2019-20V.LEAGUE DIVISION1は、年内残すところ3週となった。現在8勝3敗で4位のサンバーズは、6位の堺ブレイザーズと、堺のホーム・和歌山ビッグホエールで対戦した。
 第1セットは堺のカウンターアタックで先行されるが、ムセルスキー 、小野、季の3連続ブロックで4-6と逆転した。中盤、サンバーズのミスや堺のブロックで9-10と逆転されるが、セッターの大宅がコートの奥に狙いすましたツーアタックを決めて流れを変えると、塩田のクイックや藤中のスパイクなどでサイドアウトを重ね、堺のミスで逆転。藤中の好守備をムセルスキーが得点につなげて16-14と先行した。さらに、サーブとブロックの連携でチャンスを作ると、季がパイプ攻撃を決めて19-16と点差を広げた。しかし終盤、堺の堅い守備で粘られ、ラリーを奪われて22-22と追いつかれた。そのままデュースにもつれ込むが、最後は藤中がカウンターアタックを決めて競り合いを制し、サンバーズがセットを先取した。
 第2セットはサンバーズのサーブが走り始める。小野が強力なサーブで崩し、相手のフェイントを小野が飛び込んで拾うと、それをムセルスキーが得点につなげて5-3と先行。さらに、小野のサーブで崩し、ムセルスキーがダイレクトボールを押し込んで6-3とリードした。中盤は小野のクイックや藤中のパイプ攻撃などでバランスよくサイドアウトを重ね、再び小野のサーブで崩して塩田が得点につなげ13-10と点差を広げた。季や藤中のスパイク、小野のクイックなどでリズムよくサイドアウトを重ね、終盤、ムセルスキーのカウンターアタックなどで20-15と引き離し、サンバーズがセットを連取した。
 第3セットは序盤にコンビミスが出て先行されるが、季が強烈なパイプ攻撃を決めて流れを引き寄せると、藤中、小野が2枚で相手のクイックを封じて8-7と逆転した。ところがその後、堺のブロックやカウンターアタックで連続得点を許し8-10と逆転される。ムセルスキーのサーブで崩して季が得点につなげ追い上げるが、堺のカウンターアタックで13-16と再び点差を広げられた。それでも、藤中のブロックで16-17と迫ると、大宅がコートの角にノータッチエースを決めて17-17と追いついた。その後、堺にサービスエースを奪われるが、今度はムセルスキーがノータッチエースを奪い再び21-21と追いついた。互いにサービスエースを奪い合う展開の中、堺のモーリス・トーレスにノータッチエースを奪われて22-23と先行される。その後も強力なサーブに崩されてカウンターアタックを決められ、セットを奪われた。
 第4セットは堺のブロックで先行されるが、塩田がサーブで崩し、ムセルスキーが強烈なスパイクで得点につなげて7-6と逆転した。サーブレシーブが乱れたところからも、大宅と小野が息の合ったコンビでクイックを決めて流れを渡さず、堺のミスで11-9とリードした。しかしサンバーズのミスで追いつかれると、堺の強力なサーブに崩されて切り返されたり、ミスが出て13-15と逆転された。大宅の好守備をムセルスキーが得点につなげて16-16と追いつくが、クイックが堺のブロックに捕まり再びリードされ、サービスエースを奪われて17-20と点差を広げられる。それでも終盤、セット途中から入った星谷のブロックで20-22と追い上げる。さらにムセルスキーのカウンターアタックで1点差に迫ると、星谷がノータッチエースを奪って24-24と追いつきデュースに持ち込んだ。サンバーズはラリーを藤中のバックアタックで制して食らいつくと、季が強力なサーブを打ち込んで崩し、大宅がブロックで仕留めて30-29と逆転。藤中のスパイクでサイドアウトを重ね、最後は藤中が堺のトーレスのスパイクをシャットアウト。競り合いを制したサンバーズが、セットカウント3-1で勝利した。
 この日は藤中が高い打点から次々にスパイクを決め55.6%という高いスパイク決定率を残した。季も51.9%の数字を残し、アウトサイドの2人が高い決定率で貢献。ブロックでも季が4本、藤中が2本のポイントを獲得し、2人で35得点を挙げる活躍だった。
 藤中は、「今日は僕が相手セッターのブロックとマッチアップする回数が多かったので、大宅がそこをよく見て使ってくれた。最後のデュースを取りきれたのは大きな収穫だった」と謙虚に振り返った。
 季は、中国代表として東京五輪予選に臨むため、この試合を最後に約1ヶ月間チームを離れる。
「僕にとっては今年最後のサンバーズでの試合なので、ちゃんといいプレーをしようと心に決めて頑張りました。もちろん自分だけでできるわけではなく、チームメイトがディフェンスを拾って、いいところでトスを上げてくれたので僕もいいプレーができた。1ヶ月間チームを離れますが、また後半戦にいいプレーができるように、向こうにいる間もいい状態をちゃんと保っていきたい」と語り、日本を旅立った。
 連勝で9勝目を挙げたサンバーズは、次週、2位ジェイテクトSTINGS、3位JTサンダーズ広島と対戦する。1レグで敗れている上位2チームとの連戦は、今季の順位を左右する重要な試合になる。
 藤中は、「1レグの対戦では、どちらも強力なサーブで攻められた。そこでサーブレシーブをする選手がいかに我慢するか。そして、強いサーブがきてクイックが使えない状況になった時に、両サイドがしっかり決めきれるかどうか」とポイントを挙げた。
 強敵が相手だが、連勝すれば上位に浮上できる大きなチャンスでもある。サンバーズは万全の準備の上に、闘志を注入し、次週、徳島大会に乗り込む。

2019/20シーズン

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