試合日程・結果

GAME

2019-20 V.LEAGUE 東京HG 東レ戦

開催日時
2019年11月23日(土) 13:00
会場
大田区総合体育館
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 23-25
  • 25-19
  • 25-23
  • 25-19

WIN

1

東レアローズ

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

リザーブメンバー

  • 山本 湧

  • 秦 耕介

  • 加藤 久典

  • 喜入 祥充

  • 星谷 健太朗

  • 小川 猛

  • 栗山 雅史

試合経過

2019-20V.LEAGUE DIVISION1の第8戦。現在5勝2敗で4位のサンバーズは、7位の東レアローズを迎え、大田区総合体育館でホームゲームを開催した。

 第1セット序盤、サンバーズはサーブが弱く、東レに簡単にサイドアウトを重ねられる。一方サンバーズの攻撃はコンビが噛み合わずに失点し3-8とリードされた。中盤、小野が機動力を活かしたキレのあるクイックを叩き込みチームに勢いをつけると、季のブロックも決まり10-14と追い上げる。さらに、大宅が鋭いジャンプサーブで崩し、小野がダイレクトスパイクを叩き込んだり、ムセルスキーのカウンターアタックで連続得点を奪い16-18と点差を詰めた。終盤、クイックにミスが出て18-22と引き離されるが、サーブが走り始めたサンバーズは、季がスピードのあるジャンプサーブで崩し、ムセルスキーのカウンターアタックなどで22-23と迫った。しかし最後はサンバーズのカウンターアタックをシャットアウトされ、惜しくもセットを失った。

 それでも、第1セット終盤から攻守が噛み合い始めていたサンバーズは、第2セットの立ち上がり、大宅のブロックで3-1と先行する。藤中のスパイクなどでサイドアウトを切り、ムセルスキーのブロックで7-4とリードした。さらに、サーブ好調の季がエースを奪い10-6と点差を広げる。ところが中盤、東レのジャンプサーブに崩されてスパイクミスが出たり、カウンターアタックを決められ13-13と追いつかれた。その後は互いにサイドアウトを奪いあうが、終盤、喜入の好守備をムセルスキーが得点につなげて19-17と抜け出す。サーブレシーブを崩されても、ムセルスキーが難しいトスを得点につなげてしのぐ。終盤には、ブロックのワンタッチからムセルスキーが強烈なスパイクを打ち込んで22-18と引き離した。さらに、藤中がサービスエースを奪ったり、セット終盤から入った星谷が相手のクイックを止めて5連続得点を挙げ、サンバーズがセットを取り返した。

「1セット目の後半から、サーブレシーブや攻めるサーブといった部分で、相手を上回るプレーや安定したプレーが徐々にでき始めた」と藤中は振り返る。

 第3セットはムセルスキーがサービスエースを奪い幸先のいいスタートを切ると、塩田、ムセルスキー、藤中のスパイクでサイドアウトを奪い、大宅のサーブからムセルスキーがカウンターアタックを決めて5-3と先行した。中盤もサンバーズは相手にブレイクを許さず、塩田、小野のクイックなどでサイドアウトを切ると、ムセルスキーが強力なサーブを打ち込んで連続エースを奪い17-12とリードを広げた。その後、サンバーズのスパイクを拾われて切り返され、17-15と追い上げられる。さらに終盤、東レの粘り強い守備からカウンターアタックを決められたり、2本のサービスエースで22-22と追いつかれた。それでも、好守備からムセルスキーのスパイクで切り返してサンバーズが24-22と抜け出し、セットを連取した。

 第4セットもサンバーズは藤中のスパイクや小野のブロックで3-0とスタートダッシュに成功する。追い上げられても、季のブロックやムセルスキーの巧みなカウンターアタックで6-2と再びリードを広げた。中盤は藤中、季のパイプ攻撃などで得点を重ね、ムセルスキーのブロックで12-7と引き離す。東レのブロックで追い上げられるが、好守備を藤中が得点につなげたり、季のブロックで16-10と再び点差を広げる。その後、東レのカウンターアタックで徐々に点差を縮められ、サービスエースを奪われて20-18と追い上げられた。それでも、藤中のサーブで揺さぶり、ブロックのワンタッチと藤中の好守備で作ったチャンスを季が得点につなげてリードを広げると、藤中が巧みなショートサーブでこの日2本目のサービスエースを奪って24-18と一気にマッチポイントを握る。最後はムセルスキーのスパイクで締め、セットカウント3-1でサンバーズが勝利した。

 試合後、セッターの大宅は、「今日は1セット目に、真ん中の攻撃を見せなきゃいけないという意識が強すぎて、小野と塩田さんのBクイックが合わず、そこから消極的なトスになってしまった」と立ち上がりを反省しながら、「2セット目以降もよくなってはいないけど、スパイカー陣が僕のトスに合わせて決めてくれたので本当に感謝したい」と語った。

 この日はムセルスキーが71.1%という驚異的なスパイク決定率で、1人で38得点を奪う活躍を見せたほか、季が強力なサーブで流れを引き寄せ、相手のオポジットを封じるブロックや安定したスパイクでも貢献した。

 季は、「東レは昨シーズンなかなか勝てなかった相手だと聞いていたので、今日は絶対に勝たなきゃいけないと心の中で強く思っていた。昨日の練習の時から常に勝利をイメージしてやっていた。第1セットは少し硬さがあったけれど、自分を信じてプレーをして、勝てたのでよかった」と胸を張った。

 昨シーズンのリーグで一度も勝てなかった東レから逆転勝利を収め、連勝を4に伸ばしたサンバーズ。24日も東京ホームゲームで、大分三好ヴァイセアドラーを迎え撃つ。

2019/20シーズン

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