2019-20 V.LEAGUE 東京大会 VC長野戦
- 開催日時
- 2019年11月 9日(土) 16:00
- 会場
- 墨田区総合体育館
3
- 25-20
- 25-20
- 25-21
WIN
0
リザーブメンバー
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松林 憲太郎
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山本 湧
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秦 耕介
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加藤 久典
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喜入 祥充
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星谷 健太朗
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栗山 雅史
試合経過
2019/20V.LEAGUE DIVISION1の第5戦。現在2勝2敗で5位のサンバーズは、10位のVC長野トライデンツと対戦した。
試合の立ち上がり、サンバーズはムセルスキーのブロックやカウンターアタックで6-3と先行した。その後、VC長野の強力なジャンプサーブに押され6-6と追いつかれるが、相手のミスで8-6と再びリードする。中盤、小野が力強いジャンプサーブを打ち込み、相手のミスを誘って点差を広げると、ムセルスキーがエンドライン際にノータッチエースを決め15-11と引き離した。終盤は塩田、小野のクイックでサイドアウトを重ねていき、藤中の好守備から季が強烈なスパイクで切り返して22-16とリードを広げ、サンバーズが第1セットを先取した。
第2セットはVC長野のサーブに崩され、ブロックに捕まり0-3と出遅れた。それでも、この日サーブが好調のムセルスキーがサービスエースを奪うと、そこから一気に追い上げる。ムセルスキーのサーブで崩し、大宅のブロックで仕留めたり、第1セット終盤から入った秦の得意のパイプ攻撃などで5連続得点を挙げ、6-4と逆転した。中盤は、秦のカウンターアタックなどで着々と点差を広げていく。終盤には、二枚替えでオポジットに入った松林も力強いスパイクやサーブで得点を奪って流れを渡さず、サンバーズが2セットを連取した。
第3セットはムセルスキーがブロックを利用して巧みに得点を奪い2-0と先行。その後もVC長野のミスなどで5-1とリードした。中盤も、このセットから入った栗山が相手のオポジット、ストレジェク・パトリックのスパイクをシャットアウトしたり、大宅の好守備をムセルスキーが得点につなげて11-7と点差を広げた。中盤、VC長野の強力なサーブに崩され、切り返されて13-13と追いつかれるが、ムセルスキーがカウンターアタックを決めて再び先行すると、秦がバックアタックやカウンターアタックで連続得点を奪い21-17とリードを広げた。その後も秦が厳しいコースにスパイクを決めて得点を奪い、セットカウント3-0でサンバーズが勝利した。
この日はベンチ入りメンバー14人全員が出場し、全員でつかんだ勝利だった。途中から交代して入っていく選手にとっては、劣勢の場面で入るよりも、むしろこの日のように、いい流れの中で入っていくほうが難しい面もある。しかし、2セット目の途中から入った星谷は、「やっぱり試合に出させてもらえればモチベーションも上がるし、そこでなんとか自分を出してアピールしたいと思っているので、非常に楽しく、いい気持ちでプレーができた」と語った。
あとから入った選手が皆、それぞれの持ち味を発揮し、流れを切ることなくストレートで勝利できたことは今後につながる。
中でも、1セット目の終盤からコートに入った秦は、57.1%という高いスパイク決定率を残し、力強いサーブでも存在感を放った。それでも、「毎試合準備はできているんですけど、今日はコートに入ってから、チームに求められるプレーの水準に達するまでに何個かプレーする必要があって、ちょっと時間がかかりすぎてしまった。最初からトップギアで、求められるものを出していけるようにしたい」と貪欲に、次への課題を語った。
また、今シーズンはまだ本調子とは言えなかったムセルスキーが、この日は爆発的なサーブ、スパイクを見せ、「まだベストなパフォーマンスではないけれど、今日はそこに近づく一歩になったかもしれない」と手応えを漂わせた。
全員が勝利に貢献し、攻撃の柱のムセルスキーも復調の兆しを見せたサンバーズ。今季初の連勝を目指し、次戦は昨季の王者・パナソニックパンサーズと対戦する。