試合日程・結果

GAME

2019-20 V.LEAGUE 広島大会 堺戦

開催日時
2019年11月 2日(土) 16:00
会場
ローズアリーナ(福山市緑町公園屋内競技場)
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 23-25
  • 25-23
  • 25-20
  • 25-21

WIN

1

堺ブレイザーズ

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

リザーブメンバー

  • 山本 湧

  • 秦 耕介

  • 加藤 久典

  • 喜入 祥充

  • 星谷 健太朗

  • 小川 猛

  • 栗山 雅史

試合経過

2019-20V.LEAGUE DIVISION1の第3戦。サンバーズは昨シーズン6位の堺ブレイザーズと対戦した。
 第1セットの立ち上がり、サンバーズのスパイクが立て続けにブロックに捕まり先行されるが、藤中のジャンプサーブで崩し、小野のBクイックで切り返して4-4と追いつくと、藤中が緩急をつけたサーブで揺さぶり、季、ムセルスキーの連続ブロックで7-4とリードした。しかし堺のサーブで崩されて追いつかれ、中盤、ノータッチエースを奪われ12-14と逆転された。それでも、サンバーズは大宅が力強いジャンプサーブで連続エースを奪い15-14と再び逆転。ところが終盤、堺の強力なジャプサーブに崩されてカウンターアタックを決められ17-18と逆転される。その後は塩田のクイックや藤中のブロック、ムセルスキーのスパイクでサイドアウトを重ねるが、藤中の好守備でチャンスを作っても、スパイクミスが出るなど、このセットはブレイクチャンスをものにできず、セットを失った。
 第2セットは小野がキレのいいクイックを決めたり、堺のパイプ攻撃をシャットアウトしてチームに勢いをつける。さらに、小野のジャンプサーブで崩して相手のミスを誘い7-5と先行した。しかし中盤、堺にカウンターアタックを決められ10-10と追いつかれる。その後、大宅のブロックでリードするが、サンバーズにスパイクミスが3本続き15-17と先行された。それでも終盤、藤中のカウンターアタックで19-20と追い上げると、藤中のサーブで崩し、藤中の好守備からムセルスキーがカウンターアタックを決めて22-21と逆転した。小野のクイックでサイドアウトを取ると、後衛に下がった小野がサイドライン上にノータッチエースを決めて24-22と点差を広げ、サンバーズがセットを取り返した。
 第3セットは小野のサーブで崩して季が押し込んで先行すると、ムセルスキーと塩田が2枚で堺のクイックを封じて6-3とリードした。さらに中盤、季のサーブで崩し、3枚ブロックとディグからムセルスキーがスパイクを決めて点差を広げると、季が巧みなショートサーブでエースを奪って10-5。サーブで攻めてチャンスを作り、ブレイクを奪うサンバーズらしい流れができた。その後は藤中のパイプ攻撃などで着実にサイドアウトを重ねていく。終盤、サンバーズにミスが続いて追い上げられるが、季が鋭いスパイクを決めて流れを切ると、最後はラリーを藤中のブロックで制し、サンバーズが2セットを連取した。
 第4セットはムセルスキーのサーブで崩して得点につなげたり、季がブロックを決めて3-1とスタートダッシュに成功。大宅も強力なジャンプサーブを立て続けに打ち込み、ムセルスキーがブロックで仕留めたり、カウンターアタックを決めて9-4とリードした。その後もサンバーズはサーブで攻め続け、藤中のジャンプサーブで崩して季がダイレクトスパイクを叩き込み11-5と点差を広げた。その後追い上げられるが、中盤はセッター大宅とミドルブロッカー塩田、小野が息のあったコンビで次々にクイックを決めて流れを引き戻す。終盤はムセルスキーや、このセット途中から入った栗山がスパイクを決めて逃げ切り、サンバーズが逆転で勝利を収めた。
 第1セットは、ブレイクのチャンスを作るものの、そのチャンスをものにできず、逆に堺にブレイクされてセットを奪われた。そこで第2セットに入る前、藤中は、「(ラリー中の)1本目と2本目を高く上げて、時間を作って、気持ち的にも余裕を作れるようにしよう」と声をかけた。
「1セット目は、せっかくブレイクチャンスがあっても、コートの中でドタバタしてしまっていたイメージがありました。取り急いでしまって、それで決定率も上がらなかったんじゃないかと感じたので」と藤中は振り返る。
 その後、ラリー中の返球を高く上げて時間を作ったことで、セッターもスパイカーもしっかりと準備して攻撃に入ることができるようになり、試合後半はムセルスキーの決定率も上がってブレイクポイントをスムーズに取れるようになった。
 また、この日は今季初先発のミドルブロッカー小野が、クイック、ブロック、サーブで苦しい流れを変える役割を果たした。特にクイックは10本中9本決める驚異の決定率を残した。サンバーズ2年目の今季は、同級生のセッター大宅とのコンビに磨きがかかっている。
「自主練でもずっと合わせてきているので、コンビの精度は上がったのかなと思う。僕自身、決められるポイントは多く持っているので、それで助けてあげようと、自信を持ってやれている」と小野は手応えをのぞかせる。
 試合中の修正で劣勢を跳ね返し、センター線も機能したサンバーズ。次戦は11月3日、ここまで3戦全勝のJTサンダーズ広島と対戦する。

2019/20シーズン

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