試合日程・結果

GAME

2018-19 Vリーグ 東京駒沢大会 VC長野戦

開催日時
2018年12月 2日(日) 12:00
会場
駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-22
  • 25-23
  • 25-18

WIN

0

VC長野トライデンツ

スターティングメンバー

喜入 祥充

リベロ

リザーブメンバー

  • 鶴田 大樹

  • 山本 湧

  • 秦 耕介

  • 塩田 達也

  • 加藤 久典

  • 小川 猛

  • 栗山 雅史

試合経過

2018/19Vリーグは前日から2レグがスタートした。現在7連勝中で、9勝1敗の2位につけているサンバーズは、9位のVC長野トライデンツと対戦した。

 第1セットの立ち上がり、サーブが好調の大宅がノータッチエースを奪い先行すると、今シーズン初先発の米山がライトから鋭いスパイクでサイドアウトを奪う。ムセルスキーのサーブでプレッシャーをかけ、カウンターアタックを決めて7-3とリードした。しかしVC長野の粘り強いブロックとディグから切り返されたり、ブロックに捕まり8-8と追いつかれた。小野が勢いよくクイックを決めて流れを断ち切り、再びリードするが、サービスエースを奪われ10-10と追いつかれた。それでも、藤中がジャンプフローターサーブで相手を揺さぶってミスを誘い17-14と再びリードを広げると、終盤、小野が強力なジャンプサーブでエースを奪い、さらに米山のカウンターアタックも決まって20-15と点差を広げた。終盤、ミスが出て追い上げられるが、最後は藤中のブロックで逃げ切り、サンバーズがセットを先取した。

 第2セットは鈴木がVC長野のクイックを止めて2-0と好スタートを切るが、VC長野のサービスエースやサンバーズのスパイクミスで2-3と逆転された。その後、逆転するが、中盤、VC長野にサービスエースを奪われたり、サーブで揺さぶられてミスを出し9-12とリードされた。その後も相手のサーブに崩されて連続失点し、11-16と点差を広げられた。

 それでも、ムセルスキーが高い打点からのスパイクで圧倒して流れを切ると、強烈なサーブでエースを奪い13-16と追い上げる。再び引き離されても、セット途中から入ったリベロの鶴田がサーブレシーブを落ち着かせ、鶴田の好守備を大宅がうまくつないでムセルスキーが得点につなげ17-20と追い上げ開始。終盤、鈴木がサーブで揺さぶり、守備でもボールに食らいついてつなぐと、ムセルスキーがスパイク、ブロックで得点につなげて5連続得点で23-22と一気に逆転。最後も堅い守備からムセルスキーがバックアタックを決め、5点差をひっくり返して逆転でセットを奪った。

 第3セットは立ち上がりから鈴木の2本のブロックポイントなどで5-1と好スタートを切る。その後、ムセルスキーの強力なサーブで崩し、小野や藤中が得点につなげて9-4とリードを広げた。中盤も、サンバーズは米山の好守備などで粘って相手のミスを誘い、さらに鈴木のこのセット3本目のブロックで16-8と着々とリードを広げていく。終盤、サーブレシーブを崩されたり、VC長野にフェイントを決められて連続失点するが、二枚替えで入った小川がブロックで流れを断ち切ると、米山が小気味よく時間差攻撃を決め、途中からコートに入った加藤もきっちりクイックを決める。最後は小川が力強いスパイクを打ち込んで締めくくり、サンバーズがセットカウント3-0で勝利した。

 劣勢の時間帯を跳ね返してのストレート勝ちで8連勝。しかし主将の藤中は試合後、どこか納得のいかない表情だった。

「今日の試合は勝つだけでなく、何を成果にするかが大事だった。でも得られたものは少なかったんじゃないかと思います」

 この日は新人のミドルブロッカー小野やリベロ喜入が先発出場したが、伸び伸びとしたプレーを出し切れず、喜入は第2セット途中の劣勢の場面で鶴田と交代した。

「普段出場機会を待っている選手がコートに入る今日のような試合では、彼らにいい状態でプレーさせてあげられたらなと思っています。やっぱり試合でコートに立って勝つことで慣れてくると思うので、あまり経験のない選手たちが安心してコートに立てるようにするのも、普段試合に出ている人間の責任だと思う。でも今日は、自信を持ってコートに立てていない状況に僕らが持っていってしまった、という反省があります」

 レギュラーメンバーでの戦い方、勝ち方は徐々に確立されてきており、それが連勝につながっているが、そこに若手選手も組み込んでいくことがチームが目指す次のステップ。その点ではこの試合は足踏みしたかたちになり、藤中はそれを悔やんだ。

 しかし喜入は、「今日は緊張してしまって硬かった」と反省しながらも、「試合に出て経験することで、自分に何が足りないかがわかる」と前向きだった。

「普段はAチームに入ってやっていないので、サーブレシーブ陣とのコミュニケーションが不十分で、(選手同士の)間のイージーなボールでエースを取られたりした。そういうところは声をかければすむ問題なので、自信を持って声を出していきたいと思います」

 実戦の中でしか見えない課題を見つけ、それを持ち帰って練習や、次の試合で克服するべく努力する。

 それを繰り返してここまで10勝を積み上げてきたサンバーズ。次週は、大阪府枚方市のパナソニックアリーナにて、ジェイテクトSTINGS、JTサンダーズを相手に、年内最後のVリーグ2連戦を戦う。

2018/19シーズン

TOP