試合日程・結果

GAME

2018-19 Vリーグ 東京駒沢大会 FC東京戦

開催日時
2018年12月 1日(土) 13:00
会場
駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-17
  • 18-25
  • 25-21
  • 25-22

WIN

1

FC東京

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

リザーブメンバー

  • 小野 遥輝

  • 山本 湧

  • 秦 耕介

  • 星谷 健太朗

  • 喜入 祥充

  • 小川 猛

  • 米山 達也

試合経過

2018/19Vリーグは12月1日から2レグがスタート。1レグは2位と好スタートを切ったサンバーズは、2レグ初戦で、1レグ8位のFC東京と対戦した。
 1レグは8勝1敗の好成績だったが、セッターの大宅は、「1レグは各チーム、ディマ(ムセルスキー)と対戦するのは初めての経験だったけど、これから慣れてくると思うので、2レグからが本番」と気を引き締めて臨んだ。
 第1セットの立ち上がり、FC東京の巧みなカウンターアタックで2-4と先行されるが、サンバーズはムセルスキーの強力なサーブで崩し4-4と追いつくと、塩田のサーブで崩して鈴木のクイックで切り返し、7-6と逆転した。その後、大宅がサービスエースを奪い勢いづいたサンバーズは、大宅のサーブから栗山、鈴木のスパイクで切り返して連続得点を奪い11-7と引き離した。サンバーズはサーブレシーブを崩されても、セッターの大宅が丁寧につなぐと、スパイカーがきっちりブロックアウトを奪って得点につなげ大崩れしない。終盤、再び塩田のサーブで崩して18-11と点差を広げた。リリーフサーバーとして入った秦の好サーブで揺さぶり、塩田がブロックで仕留めて大差をつけ、サンバーズが第1セットを先取した。
 第2セットは序盤にFC東京がノータッチエースを奪い勢いに乗ると、サンバーズのスパイクが立て続けにブロックに捕まり、4連続失点で4-7と先行された。その後サーブレシーブを崩されて点差を広げられるが、大宅が鋭いサーブを打ち込み、鶴田が好守備でチャンスを作ってムセルスキーが鮮やかなカウンターアタックを決め8-10と追い上げる。その後は互いにサイドアウトを重ねていくが、栗山、ムセルスキーのスパイクが立て続けにブロックに捕まり13-18とリードを広げられた。大宅がサイドラインギリギリを狙ってノータッチエースを奪い15-18と追い上げるが、終盤、FC東京のサーブに揺さぶられて16-23と点差を広げられ、セットを奪われた。
 第3セットはセッター大宅がトスを散らしてリズム良くサイドアウトを重ねると、藤中のブロックで7-5と先行した。その後、追いつかれるが、ムセルスキーがサービスエースを奪って9-7と再びリード。FC東京のカウンターアタックやブロックで11-12と逆転されるが、栗山のサーブとブロック、ディフェンスでチャンスを作り、ムセルスキーのカウンターアタックなどで4連続得点を挙げ16-13と再びリードした。終盤には藤中のカウンターアタックやムセルスキーのブロックで点差を広げ、サンバーズがセットを取り返した。
 第4セットはサンバーズにスパイクミスが出て先行されるが、栗山のパイプ攻撃やこのセットから入った小野の力強いBクイックで流れを引き寄せると、FC東京のミスで逆転し、ムセルスキーのブロックで8-6と先行した。その後追いつかれるが、小野が相手のクイックを止めて再びリード。身長218センチのムセルスキーがブロックでプレッシャーをかけて相手スパイカーのミスを誘い、12-9とリードを広げた。その後も鈴木がノータッチエースを奪ったり、ムセルスキーがカウンターアタックを決めるなど6連続得点を奪い15-9と一気に点差を広げた。サンバーズのスパイクミスなどで追い上げられるが、終盤、栗山のブロックで再び引き離す。最後は小野が勢いよくクイックを決めて締めくくり、サンバーズがセットカウント3-1で勝利。連勝を7に伸ばし、2レグも白星スタートを切った。
 荻野監督は、「1セット目はすばらしい入りができたが、2セット目は相手のフェイントボールを拾えなくて、そこからリズムを取れなくなった。それでも途中で入った星谷、小野がしっかり活躍してくれて3、4セット目を取ることができた」と語り、3ポイントを獲得できたことを評価した。
 この日はセッター大宅が攻撃をバランスよく組み立て、スパイカー陣は59.8%という高いスパイク決定率を残した。60%の決定率を挙げたアウトサイドの栗山は、「セッターがいいところで使ってくれた」と感謝した。ただ、課題も挙げた。
「どのチームももちろんディマをマークしてくるけど、『上から打たれるのでマークしても無理だ』となって、次に僕をつぶしにくるケースもある。そうやって自分にマークがきた時に、今日も大事な場面でシャットアウトを食らってしまった。あそこで踏ん張れたら、もっとチームが楽になると思うし、ディマの負担も軽くしてあげられる」
 2レグ以降は、データを踏まえた相手との駆け引きが激しくなっていくと予想される。しかしそこへの準備はできている。栗山は、「実はまだ使っていないコンビがあります。僕以外もみんな、すごいコンビをいっぱい持っているので、これからちょっとずつ披露していきます」とほくそ笑んだ。サンバーズは攻撃のバリエーションを増やし、相手の対策のさらに上をいく。

2018/19シーズン

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