試合日程・結果

GAME

2018/19 Vリーグ 大阪金岡大会 FC東京戦

開催日時
2018年11月24日(土) 15:00
会場
堺市金岡公園体育館
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 23-25
  • 25-16
  • 25-14
  • 25-20

WIN

1

FC東京

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

リザーブメンバー

  • 鈴木 寛史

  • 山本 湧

  • 秦 耕介

  • 加藤 久典

  • 喜入 祥充

  • 小川 猛

  • 米山 達也

試合経過

2018/19Vリーグが開幕して約1ヶ月。1レグは残すところ2試合となった。現在6勝1敗で2位のサンバーズは、8位のFC東京と対戦した。
 第1セット序盤、サンバーズはサーブレシーブを崩され、ラリーをFC東京が制し4-6と先行された。栗山が力強いスパイクで一度は流れを切るが、その後もFC東京のサーブに崩され、スパイクミスも出て6-10とリードされた。それでも中盤、ムセルスキーがジャンプサーブで崩し、カウンターアタックを決めて12-12と追いついた。小野が力強いジャンプサーブでノータッチエースを奪って逆転すると、大宅がこの日2本目のブロックを決め16-14とリード。栗山が好ブロックから自らカウンターアタックを決めて点差を広げた。しかし終盤、サービスエースを奪われて19-19と追いつかれる。小野のクイックでサイドアウトを重ねるが、再びサービスエースを奪われて23-24と逆転され、第1セットを失った。
 第1セットはFC東京のサーブにおされ、サーブレシーブを崩されていたが、リベロの鶴田は、「サーブレシーブを返すためには、こちらのサーブがキーだと思った」と振り返る。
「1セット目はこちらのサーブが入らず、気持ちが滅入っているところに打ち込まれた感じだった。だからサーブで攻めて気持ちで優位に立ちたかった。2セット目の最初がポイントだと思ったので、(最初のサーバーである)大宅に、『とにかくイケ!』と言いました」
 その第2セットの立ち上がり、大宅が強力なジャンプサーブを打ち込んで得点につなげると、栗山もコートエンドにノータッチエースを決めて4-1と先行した。その後、追い上げられるがムセルスキーのサービスエースやFC東京のミスで8-4とリードを広げた。中盤も藤中が力強いジャンプサーブで崩して相手のミスを誘い点差を広げると、小野が力一杯腕を振ってサービスエースを奪い12-6とした。鶴田やムセルスキーが好守備で粘って流れを渡さず、ムセルスキーのブロックで14-7。その後も、ブロックとディグがはまり出したサンバーズは、藤中がカウンターアタックを決めリード。終盤には栗山のバックアタックやブロックなどで点差を広げ、サンバーズがセットを取り返した。
 第3セットはFC東京にミスが出て先行すると、星谷のサーブで揺さぶり、小野がBクイックを決めて5-1とスタートダッシュに成功。大宅のブロックで8-2とリードを広げた。サンバーズのスパイクミスをきっかけにFC東京が勢いづき10-6と追い上げるが、サンバーズは小野、星谷がクイックでサイドアウトを奪ってリズムを取り戻し、星谷のブロックなどで16-10と再びリードを広げた。終盤は藤中のサーブで崩し、小野がブロックで仕留めて20-12とする。さらに、小野が強烈なサーブで攻め立てて大宅のブロックなどで得点につなげる。小野はノータッチエースも奪い、サンバーズが大差をつけてセットを連取した。
 第4セットはサンバーズにミスが出て先行されるが、鶴田の好守備を大宅が懸命につなぎ、ムセルスキーが相手ブロックを弾き飛ばして5-4と逆転した。その後逆転されるが、サンバーズは大宅がフローターサーブで揺さぶり、星谷のブロックやムセルスキーのカウンターアタックで10-8と再びリード。その後、ムセルスキーのスパイクで点差を広げた。しかし中盤、サンバーズのスパイクを拾われて13-13と追いつかれた。その後は互いにサイドアウトを奪い合う緊迫した展開となる。サンバーズはムセルスキーや小野のスパイクでサイドアウトを重ねていくと、終盤、リリーフサーバーとして入った小川がサーブで崩し、藤中がブロックで仕留め20-18と抜け出す。さらに、ムセルスキーのサービスエースなどで4連続得点を挙げ24-19と一気にマッチポイントを握った。最後は小野がクイックを打ち込んで締め、サンバーズがセットカウント3-1で勝利し、連勝を5に伸ばした。
 この日、初めてヒーローインタビューに選ばれたルーキーの小野は、「出だしは相手に攻められて自分たちのバレーができなかったけれど、2セット目からしっかり自分たちのバレーができました」と胸を張った。
 小野はムセルスキーに次ぐ13得点を挙げる活躍だった。躍動感あふれるフォームから爆発力のあるジャンプサーブを打ち込み、3本のエースを奪うなどサーブでチームに流れを引き寄せた。
「今日は練習の時からいいサーブを打てていて、トスの上げ方も含めて『こういうふうにやればしっかり打てる』という感覚を持てていたので、落ち着いて攻めていけました」
 またクイックでも17本打ち9得点を挙げた。20点以降の勝負所で何本も小野のクイックを使った同い年のセッター大宅はこう語る。
「とにかく上げれば決めてくれるので、20点以降も躊躇なく使えます。1本、コートの中央ぐらいからBクイックに上げられたのも、(小野)遥輝がしっかり呼んでくれて、ちゃんと入っていたから。コールの声が聞こえると、自然と『上げよう』という気になります。最後の1本は、とにかく遥輝にヒーローインタビューをしてほしかったのでダメ押しのつもりで上げました(笑)」
 若い力で、連勝中のFC東京の勢いを押し返し逆転勝利を飾ったサンバーズ。次戦は1レグ最終戦。堺ブレイザーズと、堺のホーム・金岡公園体育館で対戦する。

2018/19シーズン

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