試合日程・結果

GAME

2018/19 Vリーグ 愛知大会 ジェイテクト戦

開催日時
2018年11月11日(日) 12:00
会場
ウイングアリーナ刈谷
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 24-26
  • 27-25
  • 25-15
  • 25-23

WIN

1

ジェイテクトSTINGS

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

リザーブメンバー

  • 小野 遥輝

  • 山本 湧

  • 秦 耕介

  • 塩田 達也

  • 喜入 祥充

  • 小川 猛

  • 米山 達也

試合経過

2018/19Vリーグ第5戦、サンバーズは昨シーズンのV・プレミアリーグ5位のジェイテクトSTINGSと、ジェイテクトのホーム・ウィングアリーナ刈谷で対戦した。
 第1セットの立ち上がり、サンバーズは今シーズン磨いてきたブロックとディグが機能し、それをムセルスキーが得点につなげ5-3と先行した。しかし逆にサンバーズのスパイクを拾われて切り返され7-9と逆転されると、中盤には強力なジャンプサーブにサービスエースを奪われ9-12とリードされた。鈴木がサービスエースを奪い返して1点差に詰め寄るが、その後、ジェイテクトのブラトエフ・ヴァレンティンに連続でサービスエースを奪われるなど5連続失点し11-16と引き離された。
 それでも終盤、二枚替えで入った山本、小川が流れを変える。山本が好守備を連発し、オポジットに入った小川が3連続でスパイクを決めて19-19と追いついた。しかしその後、ジェイテクトのジャンプサーブに崩されてブロックに捕まり19-22と引き離される。セット途中から入った米山がサーブで崩し、鈴木のクイックで切り返して追い上げ、ムセルスキーがカウンターアタックを決めて24-24と追いつきデュースに持ち込むが、最後はノータッチエースを奪われセットを先取された。
 第1セットはジェイテクトの強いサーブに押されたが、第2セットはサンバーズもサーブで攻めに出た。大宅がジャンプサーブで崩し、3枚ブロックでプレッシャーをかけて相手のスパイクミスを誘い2-0と好スタートを切る。その後、サーブレシーブを崩されて切り返され6-8と逆転されたが、鈴木のクイックで流れを引き寄せると、ブロックのワンタッチとディグから、ムセルスキーが立て続けにバックアタックを決めるなど4連続得点で10-8と逆転した。その後、栗山のブロックで点差を広げる。サーブレシーブを崩されても、全員でつないでブロックフォローし、最後は藤中が決めて乗り切る。しかしジェイテクトに次々にフェイントを決められて徐々に追い上げられ17-17と追いつかれた。それでも終盤、星谷のサーブで崩して21-19と再びリードを奪う。その後はサーブレシーブが乱れてもムセルスキーのスパイクや大宅のツーアタックでカバーしてサイドアウトを重ねる。スパイクミスが出てデュースとなるが、ムセルスキーがカウンターアタックを決めて競り勝ち、サンバーズがセットを取り返した。
 第3セットは大宅や栗山がジャンプサーブで崩し、ムセルスキーがフェイントやブロックで得点につなげて7-2と先行した。その後もムセルスキーのサーブで崩し、藤中がカウンターアタックを決めてリードを広げる。中盤は星谷のクイックでサイドアウトを重ね、栗山のパイプ攻撃でブレイクを奪い15-8と点差を広げた。終盤には藤中がフローターサーブで相手を崩し、栗山が立て続けにカウンターアタックを決めて連続得点を奪う。藤中のノータッチエースも決まって22-11と大差を付け、サンバーズがセットを連取した。
 第4セットの立ち上がりも、大宅が勢いよくジャンプサーブを打ち込み2-0と好スタートを切る。その後、ミスが出て追いつかれるが、相手のフェイントに星谷が食らいついて拾い、それをムセルスキーが得点につなげ6-3とリードした。サービスエースを奪われて追い上げられるが、栗山の力強いパイプ攻撃が決まり、ムセルスキーがサービスエースを奪い返し8-5と再び点差を広げた。
 この日は前半不調だった栗山が、後半はサーブ、スパイクで存在感を発揮する。大宅は、「試合の前半はディマ(ムセルスキー)に頼りすぎなトス回しになっていて、『あ、疲れているな』というのがちょっと見えたので、栗山さんに『頑張ってほしい』、『ラリー中もパイプ行きますよ』というような声をかけました。それに応えてくれました」と振り返る。
 中盤、点差を詰められるが、栗山のサーブでプレッシャーをかけ、藤中のブロックなどで14-10とリードした。ところが、ジェイテクトの西田有志に2本のサービスエースを奪われるなど4連続失点して14-14と追いつかれ、ジェイテクトのブロックやカウンターアタックで16-18と逆転された。それでも終盤、サーブ好調の大宅が強烈なサーブで崩し、栗山がダイレクトスパイクを打ち込んで21-21の同点に追いつく。さらに、栗山がジャンプサーブでプレッシャーをかけて相手のミスを誘い23-22と逆転。最後は藤中がブロックで締めて25-23と競り勝ち、昨季4戦全敗だったジェイテクトから勝利を勝ち取った。サンバーズは2連勝で通算成績を4勝1敗とした。
 両チーム最多の30得点を挙げたムセルスキーは、「昨日の疲れもあり厳しい試合になったけれど、チームが最後にメンタル的に強い姿勢を見せられたことが勝因」と語った。
 昨季は精神的な弱さが出て競り合いをなかなかものにできず苦しいシーズンとなったが、今季は接戦を制することができており、それが4勝につながっている。チームの変化を主将の藤中はこう分析する。
「初戦のJT戦の5セット目を取れたことが、昨季はなかったことだったので1つ自信になっている。セット後半にビハインドだったり、相手に追い上げられても、受け身にならずにポジティブに攻めきれるメンタルというのが、僕だけじゃなくチーム全体に浸透してきているので、それが最後の1点を取り切る力になっている。それはチームにとってすごく大きな成長だと思います」
 サンバーズに足りないものは"自信"だった。それを勝つごとに積み上げ、それが次の勝利につながっている。好循環の中、次週は本拠地・大阪(丸善インテックアリーナ大阪)でのホームゲーム2連戦。ホームの声援を背に連勝を伸ばし、さらなる自信につなげていく。

2018/19シーズン

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