試合日程・結果

GAME

2018-19 Vリーグ 大分大会 大分三好戦

開催日時
2019年1月13日(日) 15:00
会場
大分県立総合体育館
サンバーズ
サンバーズ

3

  • 26-24
  • 25-21
  • 31-29

WIN

0

大分三好ヴァイセアドラー

スターティングメンバー

鶴田 大樹

リベロ

リザーブメンバー

  • 小野 遥輝

  • 松林 憲太郎

  • 山本 湧

  • 秦 耕介

  • 塩田 達也

  • 小川 猛

  • 栗山 雅史

試合経過

2018-19Vリーグ、現在2連敗中の2位サンバーズは、9位の大分三好ヴァイセアドラーと、大分三好のホーム・大分県立総合体育館で対戦した。
 第1セットの立ち上がりはブロックのワンタッチからムセルスキーのカウンターアタックで切り返し2-0と好スタートを切る。追いつかれても星谷がサービスエースを奪ってリードを取り戻し、中盤には米山のブロックで10-6とリードを広げた。大分三好のサーブにおされて追い上げられ、終盤にはサンバーズのミスなどで18-18と追いつかれた。それでも、藤中のブロックで21-19と再び抜け出す。大分三好にカウンターアタックを決められデュースにもつれるが、最後は星谷が大分三好のオポジット、ヤカン・グマをブロックして逃げ切り、第1セットを先取した。
 第2セットは米山、藤中などのスパイクで得点を重ね、鶴田の好守備から、米山が機転を利かせてオーバーハンドで相手コートの真ん中にボールを落として得点につなげ8-7で最初のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、大分三好のブロックで逆転されるが、星谷がコートエンドにノータッチエースを決めてすぐに逆転。ところが中盤、サンバーズにミスが出て14-16と先行された。それでも藤中の好守備などで粘り、米山がブロックを弾き飛ばして追いつくと、大宅のサービスエースで逆転。ムセルスキーのカウンターアタックで18-16とリードした。さらに終盤、鶴田の好守備をムセルスキーが得点につなげて20-17と点差を広げる。大分三好の強力なジャンプサーブにおされて20-20と追いつかれるが、星谷や米山の好守備で粘り、鈴木のブロックやムセルスキーのスパイクで得点につなげて23-20と再び引き離す。最後は、ワンポイントブロッカーとして入っていた小野が、レフトから勢いよくスパイクを決め、セットを連取した。
 第3セットもサンバーズは大宅や米山のジャンプサーブで崩して得点につなげ4-1とスタートダッシュに成功。追い上げられても、米山がカウンターアタックを決めて8-5と再びリードした。中盤、大分三好に次々にカウンターアタックを決められ10-11と逆転されるが、米山のサーブで崩してムセルスキーのブロックで仕留めて逆転。さらに、ムセルスキーが強烈なサーブを打ち込み、自らバックアタックを決めて15-13とリードした。その後もサーブと連動したブロック、ディグからムセルスキーがカウンターアタックを決め20-16とリードを広げる。
 ところが終盤、大分三好のカウンターアタックで追い上げられ、サンバーズのスパイクミスで24-24とデュースに持ち込まれた。それでもムセルスキー、米山、藤中のスパイクでサイドアウトを重ね、最後はムセルスキーが好守備から自らカウンターアタックを決めて締めくくり、31-29でゲームセット。サンバーズがセットカウント3-0で2019年の初勝利を挙げた。
 サンバーズは12月の天皇杯でJTサンダーズに敗れてから、1月のリーグでもパナソニックパンサーズ、東レアローズに連敗していた。大分三好戦の前夜、サンバーズの選手たちはミーティングを行い、それぞれの思いをぶつけ合った。そこでムセルスキーはこう話した。
「今3連敗しているけれど、チームにとってそれほど大きな災難ではない。JTは天皇杯で優勝したし、パナソニックは前年のチャンピオンで今も首位。東レはそのパナソニックを天皇杯で破ったし、みんな力のあるチーム。だから悲観しすぎず、明日は僕らが大分三好に勝って、波に乗る番だ」
 もう一度初心に返り、開幕戦に臨んだ時のように、勝敗を考えすぎず、まず目の前の1点を獲りにいく。この大分三好戦は全員がそう意思統一をして臨んだ。
 この日、勝負所でサービスエースやブロックポイントを奪って流れを引き寄せた星谷は、
「雰囲気作りは僕の担当というか、僕が頑張らなきゃいけないところだけど、最近自分のプレーが思うようにいかなくなっていて、乗り切れていなかった。でも今日は、開幕の頃を思い出して取り組みました。今日は僕も少し活躍できたので盛り上げやすかったです」と笑顔で語った。
 また、この日は久々に先発出場した米山が、つなぎ役となってコート内をスムーズに動かし、要所で得点も奪って存在感を見せた。
「(昨日までは)負けを引きずってメンタル的に負の方向に行っていた。前半戦で勝ち続けていたことで、『勝たなきゃ』というプレッシャーも抱えてしまっていたんだと思う。だから今日は、得点が決まったら走って喜んで、ミスが出ても『切り替えて次いこうぜ!』と声をかけて、周りの選手のテンションをどんどん上げることを意識しました」と米山。
 ベテランも若手も一つになって目の前の1点を追いかけ、つかんだ約1ヶ月ぶりの白星。サンバーズはここからまた1つ1つ、勝利を積み重ねていく。

2018/19シーズン

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