第67回黒鷲旗大会 グループ戦 JT戦
- 開催日時
- 2018年5月 2日(水) 14:00
- 会場
- 丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)
0
- 22-25
- 21-25
- 21-25
LOSE
3
リザーブメンバー
-
鈴木 寛史
-
山本 湧
-
喜入 祥充
-
小川 猛
-
栗山 雅史
-
米山 達也
-
酒井 大祐
試合経過
黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会、グループ戦3日目、サンバーズはC組1位通過をかけてJTサンダーズと対戦した。
第1セットの立ち上がり、サンバーズはJTのブロックに捕まり2-4と先行されるが、その後は初先発の松林のスパイクでサイドアウトを重ねる。しかしJTのブロックに立て続けに捕まり5-9とリードを広げられた。しかし中盤、新人・小野がサーブで揺さぶって相手のミスを誘い12-13と追い上げると、好守備からエスコバルがカウンターアタックを決めて14-14と追いついた。しかし逆転のチャンスでつなぎのミスが出て抜け出せない。そこから互いにサイドアウトを奪い合うが、終盤、サンバーズにスパイクミスが出て18-20と先行され、その差を詰めることができずセットを先取された。
第2セットはJTにカウンターアタックを決められ先行されると、相手守備に粘られ、サンバーズにスパイクミスが出て3-7とリードされた。追い上げをはかりたいサンバーズだが、サーブミスが多く、連続得点のきっかけをつかめない。藤中のブロックで追い上げるが、JTにフェイントで切り返されて拾えず、9-13と再びリードされた。終盤にも、JTのブロックやカウンターアタックで12-18と点差を広げられた。それでも、セット途中から入った栗山がサイドライン際に連続サービスエースを決めて16-19と追い上げる。さらに藤中のブロックや、塩田の好守備をエスコバルが得点につなげ19-20と迫った。しかし最後はレセプションを崩されて切り返され、第2セットも奪われた。
第3セットは塩田のサーブで崩し、藤中がカウンターアタックを決めて2-0と先行する。しかしその後JTのブロックやサービスエースで3-5と逆転され、さらにサンバーズのスパイクミスやJTのブロックで6-9とリードされた。中盤、栗山のサーブで押し、JTのミスや藤中のブロックで10-10と追いつくが、レセプションとつなぎのミスで10-12とすぐに引き離され、ブロックに捕まり12-15とリードされた。その後もサンバーズのスパイクを粘り強く拾われて切り返され、点差を広げられる。終盤、サーブ好調の山本のサーブで崩し、塩田のクイックやエスコバルのブロックで19-21と追い上げる。しかし、その後サービスエースを奪われて流れを再び渡してしまい、21-25でゲームセット。セットカウント0-3で敗れ、サンバーズはC組2位で準々決勝に進出することになった。
この日は2年目のウイングスパイカー・松林が初めての先発出場。持ち味であるパンチ力のあるスパイクや力強いサーブを見せた。
「JTとの練習試合にずっと出させてもらっていたので、(初先発でも)ビビることはなく、思い切りできました。(途中出場した)昨日はサーブミスが多かったのでサーブだけは少し不安でしたが、酒井さんが『100%じゃなく80%でいいから』と言ってくれたり、栗山さんも声をかけてくれたので楽に臨めました」
ただ、チームとしては練習でこれまでやってきたことが今大会は出せていない。リーグが終わってから速いコンビに取り組んできたが、今大会ではコンビネーションが合わず、相手ブロックにワンタッチを取られたり拾われて切り返されてしまう。
途中から出場したセッターの山本は、「僕は速いトスが好きなんですけど、練習通りにできていない。最近あまり試合に出られていないので、出た時はアピールしなければと思って空回りしてしまっているところがある。明日は練習と同じ力を出せるようにしたい。明日からは負けたら終わり。酒井さんは今大会で最後なので...。酒井さんとは同じ時期にチームに入って、いろいろと怒られたり教えてもらったりしてきた先輩なので、恩返ししたいと思います」と語った。
藤中も、「100%気持ちの問題。でもだからこそ1日で変わる可能性があるし、変えなきゃいけない」と前を向いた。
次戦は準々決勝で東レアローズと対戦する。今季最後の大会、このままでは終われない。