第67回黒鷲旗大会 グループ戦 筑波大学戦
- 開催日時
- 2018年4月30日(月) 11:00
- 会場
- 丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)
3
- 25-20
- 25-21
- 25-18
WIN
0
リザーブメンバー
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山本 湧
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秦 耕介
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松林 憲太郎
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星谷 健太朗
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小川 猛
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米山 達也
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喜入 祥充
試合経過
4月30日、今シーズン最後の大会である黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会が開幕した。サンバーズはグループ戦初戦で筑波大学と対戦した。
第1セット序盤は互いにサイドアウトを奪い合うが、サンバーズは栗山のブロック、スパイクで6-3と先行した。中盤には栗山のサーブで攻めて塩田がブロックで仕留めて引き離し、13-8とリードを広げる。その後、筑波大のブロックなどで13-11と追い上げられるが、サンバーズでのデビュー戦となったミドルブロッカーの小野が強烈なクイックを決めて流れを断ち切ると、ブロックでも得点を重ね15-11と再び点差を広げた。その後も栗山、塩田のブロックポイントなどで引き離し、筑波大出身の新人・秦も途中から出場して勢いよくスパイクを決める。終盤、サンバーズのレセプションを崩され、コート内の連携も悪く追い上げられるが、最後は藤中がきっちりとスパイクを決めて25-20でセットを先取した。
第2セットはサンバーズのスパイクを拾われて切り返され2-4と先行されるが、エスコバルのスパイクなどで6-6と追いついた。中盤、逆転するが、筑波大にサービスエースを奪われて逆転され、その後サンバーズにミスが出て12-15とリードされた。それでも相手のミスで追い上げると、塩田の強力なサーブで崩して、セット途中から入った星谷がダイレクトスパイクを決めて18-17と逆転。終盤には、途中出場のセッター山本がツーアタックやブロックで連続得点を奪って引き離し、25-21でセットを連取した。
第3セットは藤中のブロック、エスコバルのサービスエースで4-2と抜け出すと、エスコバル、塩田が立て続けにカウンターアタックを決めて8-4とリードを広げた。山本のサービスエースなどで11-5と引き離し、中盤にも塩田のサービスエースで15-7と点差を広げる。藤中のレフトスパイク、栗山のパイプも決まって攻撃のリズムができ、星谷のブロックでさらに引き離す。終盤には2年目の松林もコートに入り、力強いスパイクを決めて貢献。サンバーズがセットカウント3-0で初戦に勝利した。
この試合で先発出場し、サンバーズデビューを飾った小野は、「デビュー戦でしたが、相手は何度も対戦したことがある大学だったのでそれほど緊張はせず、『やってやるか』という感じで臨めました。出たからには自分の持ち味を出したいと思ったんですが、思うようなプレーができなかった。クイックはもう少し決められるところがあったし、サーブがまだ全然調整できていない」と悔しさをのぞかせた。
しかし大会はまだ始まったばかり。今後の試合に向け、「相手がVリーグのチームになると、ブロックが大きくなるので、クイックのスピードやコースの幅が大事になる。厳しいコースに打ったり、ブロックを利用したり、しっかり考えてやっていきたい」と次なるチャンスを見据えた。
また、この日は新人の喜入がリベロとして途中から出場。Vリーグではサーバーやレシーバーとして出場したが、リベロでの出場は初めて。「とにかくチームに勢いを出せるよう、元気に盛り上げようとやりました」と清々しい表情で語った。
ストレートで勝利したが、喜入は「チームとして、やってきた練習を発揮しようと臨んだけど、初戦はまだまだ縮こまっていたし、連続失点も多かった。そうなった時に少しでも早くサイドアウトを取れるようにしたい」と気を引き締めた。
頼もしい若い力が加わったサンバーズの、3年ぶりの頂点を狙う戦いが始まった。