2017/18 V・プレミアリーグ ファイナル6 ジェイテクト戦
- 開催日時
- 2018年2月24日(土) 15:00
- 会場
- 大阪市中央体育館
0
- 23-25
- 23-25
- 22-25
LOSE
3
リザーブメンバー
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岡本 祥吾
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松林 憲太郎
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喜入 祥充
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小川 猛
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米山 達也
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小野 遥輝
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高橋 賢
試合経過
2017/18V・プレミアリーグ、ファイナル6は残すところ2試合となった。レギュラーラウンド5位のサンバーズは、レギュラーラウンド6位のジェイテクトSTINGSと対戦した。 第1セット、サンバーズはエスコバルのブロックで2-0と先行するが、その後追いつかれる。サンバーズは組織的なブロックとディグでジェイテクトのスパイクを拾うが、そこからの攻撃が決まらず抜け出せない。塩田のサービスエースで6-4と先行するが、その後、サービスエースを奪われて7-8と逆転された。それでも、藤中や鈴木のスパイクでサイドアウトを重ね、大宅のブロックで14-13と逆転した。しかし、レセプションを崩されて逆転され、ジェイテクトのカウンターアタックで17-20とリードされた。栗山のカウンターアタックで追い上げ、ジェイテクトのミスでついに22-22と追いつくが、23-24からスパイクミスが出てしまい、セットを先取された。 第2セットも2-0と先行するが、エスコバルの連続スパイクミスで2-2とすぐに同点とされてしまう。その後、ジェイテクトに粘り強く拾われて切り返され4-7と先行された。さらに、またもスパイクミスが続いて5-9とリードを広げられた。その後追い上げても、トスミスやスパイクミスで9-14と突き放される。それでも、塩田が難しいトスを得点につなげ、エスコバルのサーブで崩し塩田がブロックで仕留めて11-14とすると、エスコバルの強烈なサービスエースで12-14と追い上げる。さらに塩田がノータッチエースを奪い15-16と迫った。しかし終盤、同点に追いつくチャンスをミスで逃すと、スパイクミスが出て21-24とセットポイントを握られた。鈴木のクイックや栗山のブロックで23-24と追い上げるが、最後はラリーを奪えず、惜しくもセットを失った。 第3セットはエスコバルのカウンターアタックや鈴木のブロックなどで5-3と先行。栗山のブロックやエスコバルの強烈なスパイクで9-5とリードを広げ、栗山のバックアタック、塩田のクイック、エスコバルのスパイクなどでサイドアウトを重ねていく。ところが中盤、選手間を狙われてサービスエースを奪われ16-15と追い上げられると、その後ブロックに捕まり17-17と追いつかれた。それでも、塩田の力強いクイックで流れを断ち切ると、栗山の連続ブロックで21-18と再びリード。ところが、またもジェイテクトのサーブにおされ、ブロックやダイレクトスパイクを決められ21-21と追いつかれてしまう。さらに、22-22からレセプションを崩されて切り返され逆転されると、ジェイテクトのカウンターアタック、ブロックで連続失点し、22-25でゲームセット。どのセットも競り合いながら、終盤の接戦に競り負けセットカウント0-3で敗れた。 「20点以降のフィニッシュを決められないという、僕らの弱さが出た試合になってしまった」と栗山は振り返った。 栗山は6本のブロックポイントでチームに貢献したが、スパイク決定率はなかなか上がらず、チームとしても決定率を35.6%に抑えられた。ジェイテクトの粘り強い守備に阻まれたのも一つの要因だが、それ以上に、自らミスを出したり、ブロックに捕まる場面が多かった。 その中でも気を吐いていたのがミドルブロッカーの塩田だ。今季、レギュラーラウンドでは出場機会が少なかったが、ファイナル6では出番を増やし、この日もキレのあるクイックを勢いよく決め、サーブでも相手にプレッシャーをかけた。 「今日もちょっと大宅とコンビが合わなかったところが何本かあったので、そういうところを詰めていければ本数も増えて、決定率も上がってくるかなと思う。たとえ悪いトスでもカバーできるような打ち方をしていかないといけない」と、内定セッターの大宅をサポートするつもりだ。 この敗戦でファイナル6は4連敗。セット終盤に勝ちきれない現状について、塩田はこう分析した。 「最後にミスを出して終わってしまうというのは、メンタル面に原因があると思います。技術も能力も高い選手ばかりなので。1個のミスで、『どうしようどうしよう』となるんじゃなくて、逆に『もう1本来い』ぐらいの気持ちで向かっていかないといけないのかなと思う。僕も今日1本止められましたけど、だからこそもう1本上げてほしいと思った。ネガティブな気持ちじゃなくて、ポジティブに、いい意味で『オレがオレが』というのを出していかないといけないんじゃないかなと思います」 ミドルブロッカーとしては大きくない192cmの身長で、2m級の相手と対峙できるのはそうした負けん気があるからだ。 次戦はついにサンバーズの今リーグ最終戦となる東レアローズ戦。塩田は、「ラストなので、もう何が何でも、どんなことをしてでも勝ちにいくという気持ちでやる」と強い決意をにじませた。 また栗山は「勇退する髙橋賢は明日が最後の試合。それに応援してくれるファンの方や関係者の方もたくさんいるので、サンバーズらしく戦って、攻める姿勢を最後まで貫き通したい」と語った。 2017/18V・プレミアリーグのラストゲームは、勝って笑顔で締めくくりたい。