2017/18 V・プレミアリーグ 東京ホームゲーム 東レ戦
- 開催日時
- 2018年1月12日(金) 19:08
- 会場
- 大田区総合体育館
3
- 25-22
- 25-20
- 25-19
WIN
0
リザーブメンバー
-
山本 湧
-
塩田 達也
-
松林 憲太郎
-
喜入 祥充
-
小川 猛
-
米山 達也
-
高橋 賢
試合経過
1月12日、大田区総合体育館で、サンバーズの今季最後のホームゲームが行われた。この試合は金曜19時試合開始の、Vリーグ初の平日ナイターゲームとして開催された。現在5位のサンバーズは、今年の初勝利を目指して3位の東レアローズと対戦した。
第1セットの立ち上がり、サンバーズは栗山のノータッチエースで2-1と先行し、栗山のブロックで7-5とリードする。東レのサービスエースで追いつかれるが、エスコバルの好守備から、藤中がバックアタックを決めて再び先行し、エスコバルのサーブで崩して得点につなげ10-7とリードした。さらに、星谷のブロックタッチからエスコバルが切り返してリードを広げ、鈴木が東レのクイックをシャットアウトして14-9と引き離した。しかし東レの巧みなフローターサーブに崩されて追い上げられ、終盤、サービスエースを奪われて20-18と迫られた。それでも最後はエスコバルがスパイクを決めて逃げ切り、サンバーズがセットを先取した。
第2セットも栗山のスパイクや星谷のブロックで3-1と先行。その後追いつかれるが、鶴田の好守備を栗山が得点につなげて8-5とリードする。追い上げられても、星谷のブロックやエスコバルの強烈なサービスエースで12-8と再び点差を広げた。サンバーズはブロックが機能しており、ブロックでワンタッチを取って藤中のスパイクで切り返し14-9と引き離す。しかし終盤、東レの鋭いフローターサーブに3連続サービスエースを奪われ18-16と追い上げられた。緊迫した展開の中、ラリーを星谷のブロックで制して東レの流れを食い止めると、終盤、エスコバルのカウンターアタック、鈴木のブロックで引き離し、サンバーズがセットを連取した。
第3セットは東レにカウンターアタックを決められ2-4と先行されるが、鈴木のサーブで崩し、エスコバルのスパイクで切り返し6-6と追いつき、東レのミスで8-7と逆転。エスコバルの強力なサーブでプレッシャーをかけ、栗山の連続ブロックで10-7とリードした。中盤にも、好守備をセッター大宅がコート後方からうまくつなぎ、藤中が巧みなスパイクで得点につなげてリードを広げ、さらに藤中のブロックで13-8と点差を広げた。その後も藤中のカウンターアタックや鈴木、エスコバルの連続ブロックで18-10と大差をつける。東レのサービスエースで追い上げられるが、エスコバルのサービスエースやカウンターアタックで23-15と再び引き離す。その後、東レのサーブに崩されスパイクミスが出て連続失点するが、最後は藤中のスパイクで試合を締めくくり、セットカウント3-0でサンバーズが2018年の初勝利を挙げた。
この日はオポジットのエスコバルが13得点、アウトサイドの藤中、栗山がそれぞれ12得点と非常にバランスのいい得点配分で、安定した試合運びを見せた。3試合連続で先発出場し、サンバーズでの初勝利を挙げた内定選手のセッター大宅は、「今日初勝利できたというのは素直に嬉しいです。最後に藤中さんに上げたトスが今日の中で最悪のトスだったんですけど、それを決めてくれて、ありがとうございます!って感じでした」とほっとしたのもつかの間。「ファイナル6に行くためには、残り試合は勝ちで終わらせていかないと先が見えなくなるので、今日は今日で切り替えて、また来週からしっかり臨みたい」と気持ちを引き締めた。
この試合では同じく内定選手の喜入もVリーグデビューを飾った。セット後半に守備固めとしてコートに入ると、そつなくレセプションを返してチームに貢献した。
そうした新戦力の存在がチームに新しい風を吹き込んでいる。星谷は、「入ってきた子たちがみんな、自分がやってやるんだという感じで練習から取り組んでくれている。今日も喜入がアップの時から非常に声を出してやってくれたし、自分の役割をわかっている子たちが多い。そういう元気のいい子たちが来てくれることによって、いい循環が生まれている」と語った。
その星谷と鈴木のミドルブロッカー陣も、この日は東レの攻撃を効果的に絞り込み、次々にブロックのワンタッチを取って味方のチャンスにつなげた。
1人1人が役割を果たしてホームゲームを白星で飾ったサンバーズが、レギュラーラウンド残り4試合、すべて勝ちにいく。