2017/18 V・プレミアリーグ 静岡大会 豊田合成戦
- 開催日時
- 2017年12月 9日(土) 15:00
- 会場
- 三島市民体育館
3
- 25-19
- 26-24
- 25-15
WIN
0
リザーブメンバー
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鈴木 寛史
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高橋 賢
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松林 憲太郎
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加藤 久典
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小川 猛
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米山 達也
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酒井 大祐
試合経過
2017/18V・プレミアリーグは、年内残すところ2試合となった。現在5位のサンバーズは3位の豊田合成トレフェルサと対戦した。
第1セットの立ち上がり、動きの硬いサンバーズはブロックフォローにミスが出て1-3と出遅れたが、藤中のカウンターアタックで追いつくと、エスコバルのスパイクで5-4と逆転。塩田が巧みなショートサーブでポイントを奪って9-6とリードした。中盤にはエスコバルのカウンターアタックや、栗山のブロックで12-7とリードを広げた。サンバーズにミスが出て13-11と追い上げられるが、星谷のクイックやエスコバルのスパイクでリズムを立て直し、終盤はピンチサーバーとして登場した米山のサーブで崩し、栗山が高い打点からカウンターアタックをたたき込み19-14と点差を広げた。その後も好守備をエスコバルが得点につなげたり、栗山がサイドライン際にノータッチエースを決めてリードを広げ、サンバーズが第1セットを先取した。
第2セット序盤は栗山、藤中、塩田のスパイクで得点を重ねる。レセプションが崩れても、つなぎできっちりカバーしてスパイカーが決めるという流れで、ムダな失点をせずにサイドアウトを重ねていく。すると中盤、山本のサーブで崩して塩田のクイックで切り返し10-8と抜け出した。さらに、ブロックのワンタッチから、栗山のスパイクで切り返して12-9とリードを広げると、藤中がフローターサーブで崩し、エスコバルのブロックなどで14-9と一気に引き離した。さらに、塩田のサービスエースで17-11と点差を広げ、終盤にはサーブから入った小川がいきなり強烈なサーブでエースを奪い20-13とする。
ところが、豊田合成の傳田亮太に4連続サービスエースを奪われて20-20と一気に追いつかれてしまう。さらに、ブロックに捕まり、スパイクミスも出て9連続失点となり、20-22とリードを許してしまった。形勢が逆転し、豊田合成のブロックで21-24とセットポイントを握られてしまう。しかし藤中のスパイクでセットポイントをしのぐと、そこから豊田合成のライトスパイクを、藤中が3連続でブロックし25-24と逆転。最後は豊田合成にミスが出て、サンバーズが辛くも第2セットを奪った。
第3セットは豊田合成のカウンターアタックやブロックで2-4と先行されるが、山本のサーブで崩し、エスコバルが得点につなげて追いつくと、藤中がこの日4本目のブロックを決めて6-5と逆転。山本がさらに強いサーブでプレッシャーをかけてミスを誘い、7-5とリードした。中盤も栗山のブロックやスパイクで11-7と点差を広げる。その後も星谷の2本のブロックなどで16-9と大差をつけた。しかしそこから2本連続でスパイクミスが出る。7点差を逆転され苦しんだ第2セットがよぎるが、藤中のスパイクで再び流れを引き戻し、堅いブロックとディグからエスコバルがカウンターアタックを決めて20-13と再びリードを広げた。その後も藤中のバックアタックなどで点差を広げ、25-15でゲームセット。サンバーズがセットカウント3-0で久しぶりの連勝を飾った。
「今日は出だしがよかったので、終止余裕を持って攻められた」と振り返ったのは藤中だ。
前週の堺ブレイザーズ戦から2試合連続で先発出場し、連勝に貢献。安定したサーブレシーブに加え、この日はスパイクの打数もチームトップで、特に苦しい場面での効果的な得点が光った。「ブロックが見えて打てていたのでよかったです」と藤中。
ただ、2セット目終盤の連続失点については、「エースを何本も取られたところは、もう少し早めに対応しないと。『次、どこくる?どこくる?』と振り回されている感じがあった。何本かずっと同じポジショニングで3人が取ってしまっていたので、もっとこちらから仕掛けていけばよかったと思います」と反省を口にした。
ただその後、3連続ブロックポイントを挙げて見事に取り返し、逆転に成功した。
昨シーズンの新人王・藤中が本来の持ち味を発揮し、波に乗り始めたサンバーズ。次戦はホームの東レアローズを破り、年内のリーグ戦を3連勝で締めくくりたい。