2017/18 V・プレミアリーグ 大阪(堺)大会 堺ブレイザーズ戦
- 開催日時
- 2017年12月 3日(日) 13:00
- 会場
- 堺市金岡公園体育館
3
- 25-23
- 25-20
- 19-25
- 25-20
WIN
1
リザーブメンバー
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鈴木 寛史
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高橋 賢
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山本 湧
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松林 憲太郎
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小川 猛
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米山 達也
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酒井 大祐
試合経過
2017/18V・プレミアリーグ、前日は悔しい敗戦を喫し、現在4勝7敗で6位のサンバーズは、7位の堺ブレイザーズと対戦した。
第1セットの立ち上がり、サンバーズは藤中のスパイクで幸先よくサイドアウトを取ると、次もカウンターアタックから藤中がレフトからスパイクを決め2-0と好スタートを切った。その後、お互い点数を取りあい、8-6とリードして最初のテクニカルタイムアウトを迎える。しかし、ノータッチエース奪われると、立て続けにスパイクミスなどが出て、13-16とリードされる。だが、今日のサンバーズは粘り強く、塩田のサービスエースなどでくらいつき、セット終盤にエスコバル、星谷のブロックなどで一気にリードすると、最後も藤中のブロックで第1セットを奪った。
第2セットは、長いラリーでスタートするが、ものにすることができず、0-2と出遅れる。その後も、サービスエースを奪われるなどで、5-8とリードされる。中盤に入り、鶴田の安定したサーブレシーブから確実にサイドアウトを重ね、少しずつ流れを作ると、岡本のナイスレシーブから、藤中の巧みなライン際へのコントロールショットで16-15とリードを奪う。米山をピンチサーバーで投入すると、相手を崩し、星谷がダイレクトを決めて18-16とし、相手を突き放しにかかる。最後はエスコバルが相手ブロックを打ち抜き、第2セットを25-20で連取した。
第3セットも、勢いそのままに一気に攻め込みたいサンバーズは、藤中の技ありスパイクや栗山のスパイクなどで8-5とリードする。しかし、ここから相手の強烈なサーブに押し込まれ、サービスエースを奪われると、立て続けに相手のコートへ直接返してしまい、ダイレクトを決められ13-13となる。流れを奪い返そうと、米山を早めにサーブで投入するも、すぐ切られてしまい、その後もレセプションが崩れ、攻撃にもならずに点差を広げられ16-21となる。ここで小川を投入し反撃を試みるも、相手の勢いは止められず19-25で第3セットを落とした。
第4セットで勝負を決めたいサンバーズは、出だしから鬼気迫るプレーで、リズムを作る。塩田や岡本のサービスエースで5-2とリードすると、相手のミスもあり8-4でテクニカルタイムアウト迎えた。タイム明けすぐに、塩田が相手の攻撃を読みきり、コミットブロックでシャットアウトすると、さらには栗山や星谷のスパイクで14-8とリードを広げる。このまま進むかと思ったが、相手の強烈なサーブがサンバーズのコートに突き刺さると、3連続でサービスエースを奪われるなど、一気に16-18と逆転されてしまう。この日は堺のホームゲームでもあり、会場のボルテージは最高潮に。しかし、サンバーズはここから確実にサイドアウトを重ね、しつこいレシーブらから19-19に追いつくと、エスコバルがサービスエースを奪い、逆転する。さらには、連続で相手を崩し、酒井のナイスレシーブなども飛び出し、最後はエスコバルが打ち抜いて、25-20で第4セットを奪い、3-1で勝利した。
この日はスタメンで出場した岡本のトスワークが冴え、攻撃陣を牽引した。また、効果的なブロックが機能し、粘り強いサンバーズのバレーボールを展開し、復調の兆しが見られる試合となった。
試合後、荻野監督は、「前日のパナソニック戦の悔しい敗戦を受け、気持ちを全面に出して戦ってくれた。途中、セットを取って安心したのか、プレーが雑になる場面もあったが、頑張ってくれた選手たちを褒めたい。技術的な面はさておき、メンタル的な課題を克服し、さらにサーブレシーブでのスキルを上げ、来週に挑みたい」と語った。また、この日勝利者インタビューに選出された岡本に対しても「ようやく試合勘を取り戻しつつある。さらに期待したい」と期待を寄せた。
この日、全員で泥臭く掴み取った勝利で、浮かれるのではなく、勝って兜の緒を締めた選手たち。まずは、リーグでの年内ラスト2戦、死に物狂いで勝利を掴み取りにいく。