2017/18 V・プレミアリーグ 大阪(枚方)大会 パナソニック戦
- 開催日時
- 2017年12月 2日(土) 13:00
- 会場
- パナソニックアリーナ
0
- 18-25
- 14-25
- 19-25
LOSE
3
スターティングメンバー
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星谷 健太朗
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米山 達也
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山本 湧
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ヤドリアン エスコバル
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栗山 雅史
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塩田 達也
鶴田 大樹
リベロ
リザーブメンバー
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鈴木 寛史
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酒井 大祐
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岡本 祥吾
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藤中 謙也
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松林 憲太郎
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小川 猛
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高橋 賢
試合経過
2017/18V・プレミアリーグはレギュラーラウンド後半戦がスタート。現在4勝6敗で6位のサンバーズは、首位のパナソニックパンサーズと対戦した。
第1セットの立ち上がり、サンバーズはパナソニックのブロックに捕まり0-2と出遅れた。その後は星谷のクイックなどでサイドアウトを取るが、サンバーズにスパイクミスが出て4-7とリードを広げられる。中盤も、サンバーズのスパイクを粘り強く拾われ、ブロックに捕まって点差を広げられ、パナソニックのサービスエースで7-13とされた。その後もレセプションを崩されてスパイクミスやブロックされる淡白な展開で8-16と大差をつけられた。終盤、二枚替えで入った小川がことごとく得点を決めて攻撃のリズムを作るが、追い上げることはできず第1セットを落とした。
第2セットもパナソニックのブロックで0-2と出遅れ、サービスエースを奪われてリードを広げられる。栗山がサイドライン上にノータッチエースを決めて6-7と追い上げるが、中盤、トスミスが出て再びリードされ、クイックがブロックに捕まり8-12と点差を広げられた。米山のサーブで崩して追い上げるが、パナソニックの堅い守備に阻まれてスパイクが決まらず、切り返されて連続失点。10-16と一気にリードを広げられた。メンバーチェンジをして流れを変えようと試みるが、終盤には立て続けにブロックに捕まって差を広げられ、大差でセットを連取された。
第3セットもサンバーズのスパイクを拾われて切り返されたり、ブロックに捕まり0-4とつまずいた。その後、パナソニックの2本のサービスエースや、カウンターアタックを決められて連続失点し2-10と大差をつけられた。エスコバルのカウンターアタックなどで点差を詰めるが、サービスエースを奪われて再び引き離される。中盤以降、藤中や塩田、栗山のスパイクでようやくサイドアウトのリズムができ始めたが、時すでに遅し。大差を巻き返すことはできず、セットカウント3-0で敗れた。
パナソニックの堅いブロックと守備を前にサンバーズの攻撃が思うように決まらず、こらえきれずにミスを出したりブロックに捕まり、ますます相手を勢いづかせて一方的な展開となった。
試合後、主将の米山は、「今1位のパナソニックと、6位の自分たちということで、自分たちの中で相手を大きくしすぎてしまって、気持ちで負けて受け身になってしまった。見にきてくださった人たちに申し訳ない試合をしてしまった」と悔やんだ。
荻野監督も、「技術的には相手の方が上でも、気持ちだけでも勝ってほしい。練習でできていることが試合で出せていないのが本当に悔しい」と語った。試合後はミーティングを行い、選手たちに「きれいにバレーをしようとせず、泥臭くやらなきゃいけない。とにかく絶対に勝つんだという気持ちを前面に出そう。サントリーグループの元気印としてやらせてもらっているんだから」と伝えたという。
気持ちでおされるのは、今選手たちが自信を持てていないからだ。
栗山は、「まだ勝ちパターンができていない。リーグ前に築き上げてきたことが、リーグに入るとうまくいっていなくて、焦りもあって、練習でできていることを試合で自信を持ってできていない」と言う。
星谷も、「僕らの強みが何かというのが、まだふわふわした状態でプレーしている。ここは誰の責任かというのをもう少し明確にしていって、1つ1つ自分たちの役割をしっかり果たすということを確認していく必要があるのかなと思う」と語った。
米山は、「いいプレーはできるけど、それが自信につながっていない。本来できることが試合でできていなくてモヤモヤしている感じがある。個人個人で抱え込まずに、選手同士で何が原因かを話し合って変えていきたいです」と力を込めた。
この惨敗を機にチームの現状を見つめ直した選手たち。この試合を"底"にして、後半戦は必死にはいあがっていく。