2017/18 V・プレミアリーグ 愛知大会 ジェイテクト戦
- 開催日時
- 2017年11月18日(土) 14:00
- 会場
- 稲永スポーツセンター
0
- 24-26
- 19-25
- 21-25
LOSE
3
スターティングメンバー
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ヤドリアン エスコバル
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鈴木 寛史
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栗山 雅史
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米山 達也
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塩田 達也
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山本 湧
酒井 大祐
リベロ
リザーブメンバー
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高橋 賢
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岡本 祥吾
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藤中 謙也
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松林 憲太郎
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星谷 健太朗
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小川 猛
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鶴田 大樹
試合経過
2017/18V・プレミアリーグは2レグがスタートした。現在5位のサンバーズは、1レグの対戦で敗れている6位ジェイテクトSTINGSと対戦した。
第1セットの立ち上がり、サンバーズはエスコバルのブロックでワンタッチを取り、そこからボールを正確につないでエスコバルがスパイクを決め、流れるようなカウンターアタックで幸先よく1点目をものにした。その後はエスコバルのスパイクや栗山の時間差攻撃などでサイドアウトを重ね、米山の好守備をエスコバルが得点につなげて9-7と抜け出した。しかしその後追いつかれ、中盤、サンバーズのコンビが乱れたところをジェイテクトに切り返されて10-12と先行された。さらにサービスエースを奪われ15-12と点差を広げられる。山本のブロックで追い上げるが、終盤、サンバーズにミスが続いて16-20と引き離された。
それでも栗山のサーブからエスコバルがカウンターアタックを決めて18-21と追い上げる。さらに、ピンチサーバーとして入った小川が力強いサーブを打ち込んで崩し、栗山の好守備からエスコバルが立て続けにカウンターアタックを決めて21-22と迫った。そしてエスコバルの強烈なサーブでプレッシャーをかけてミスを誘い、ついに23-23と追いついた。サンバーズはそのままデュースに持ち込むが、最後はジェイテクトのサーブにレセプションを崩され、カウンターアタックを決められて惜しくも第1セットを落とした。
第2セットはジェイテクトの好守備に阻まれて切り返される展開。サンバーズはミスが出て、ジェイテクトのブロックで5-9と点差を広げられた。塩田のサーブで崩して得点につなげ追い上げるが、サービスエースを奪われて8-12と再び引き離された。サンバーズのスパイクはブロックを抜けても相手の粘り強いディグに拾われ、じわじわと点差を広げられる。中盤はセッターにミスが続き12-18と点差を広げられた。終盤、栗山のスパイクやブロックで追い上げるが、ジェイテクトのブロックに捕まって勢いを封じられ、セットを連取された。
第3セットは、サンバーズも粘りを発揮するが決定打が出ず、ラリーをジェイテクトに取られ1-3と先行される。その後もサンバーズの攻撃が決まらず連続失点して4-10と点差を広げられた。中盤、米山のスパイクや第2セット途中から入った星谷のブロックなどで10-14と追い上げるが、サンバーズはミスで流れを手放し再び点差が開く。それでも、米山が力強いバックアタックをたたき込み、セット途中からコートに入った藤中もコートの角に狙いすましたスパイクを決めて流れを引き寄せる。さらに、エスコバルに代わって入った小川が高い打点から次々に力強いスパイクを決めて18-21と追い上げた。その後も米山、藤中のスパイクでサイドアウトを重ねるが、連続得点を奪うことはできず21-25でゲームセット。セットカウント0-3で2レグは黒星スタートとなった。
第1セットは劣勢の中、小川やエスコバルのアグレッシブなサーブで巻き返し、デュースに持ち込む粘りを見せた。しかしそのセットを落とすと、2セット目以降は簡単に相手のブロックに捕まるなど淡白な試合展開になってしまった。
先発出場し、攻守に渡って奮闘した主将の米山は、「1セット目の接戦を落としてしまい、2セット目以降は相手に比べて少し集中力を欠いていた。そこをもっとちゃんと切り替えて集中していれば、内容は変わっていたんじゃないか」と悔やんだ。
荻野監督も、「1セット目を取られて、それが尾を引いていたようだった。バレーボールはセットスポーツだということをもっと考えないといけない」と語った。
この日はジェイテクトに13本ものブロックポイントを許した。つなぎのトスの精度が悪く、スパイカーもそうした状態で無理に決めにいってブロックされるという悪循環となっていた。
決定率が上がらなかったオポジットのエスコバルは、「厳しい状況の中でももう少し相手のブロックをしっかり確認し、どのコースが一番決めやすいかというところを冷静に判断できるようにしなければ」と反省を口にした。
ただ、敗戦の中でも、途中出場の藤中が力強いスパイクを打ち込んで第3セット終盤に流れを引き寄せたのは明るい材料だった。
「ちょっと悩んでいたけれど、2、3日前からよくなっていて今日もよかったので、今後は藤中を計算に入れながらやっていきたい」と荻野監督。
チームの中心にと期待される若手の復調をきっかけに、レギュラーラウンド中盤戦、サンバーズは巻き返しをはかっていく。