2017/18 V・プレミアリーグ 京都大会 堺ブレイザーズ戦
- 開催日時
- 2017年11月11日(土) 15:00
- 会場
- 島津アリーナ京都(京都府立体育館)
2
- 25-23
- 20-25
- 26-28
- 25-14
- 12-15
LOSE
3
スターティングメンバー
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塩田 達也
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米山 達也
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ヤドリアン エスコバル
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山本 湧
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栗山 雅史
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星谷 健太朗
酒井 大祐
リベロ
リザーブメンバー
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鶴田 大樹
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鈴木 寛史
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岡本 祥吾
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藤中 謙也
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松林 憲太郎
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小川 猛
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高橋 賢
試合経過
2017/18V・プレミアリーグ第6戦、現在2連敗中で6位のサンバーズは、8位の堺ブレイザーズと対戦した。
第1セット、サンバーズは今シーズン初スタメンのリベロ酒井の好守備を、同じく初先発の米山が巧みに得点につなげ2-0。これまで立ち上がりの悪かったチームに、頼れるベテラン2人が勢いをつけ好スタートを切った。堺のブロックに捕まり3-5と逆転されるが、山本のサービスエースで6-6とすぐさま追いつくと、中盤、塩田が強烈なサーブでエースを奪って12-11と逆転。すると、栗山や山本のブロックで連続得点を奪い15-11と一気に引き離した。さらに、栗山やエスコバルのカウンターアタックで20-14と点差を広げる。
終盤、堺にカウンターアタックを決められ20-17と追い上げられるが、二枚替えで入った小川のブロックで24-19と再びリードを広げセットポイントを握った。ところがここからサンバーズはつなぎのミスやレセプションの連携ミスが出て連続失点し24-23と詰め寄られた。それでも最後は星谷がクイックを決めて辛くも逃げ切り、今シーズン6戦目にして初めて第1セットを奪った。
しかし第2セットはサンバーズの攻撃を拾われて切り返され2-6と先行された。中盤、エスコバルのサービスエースで8-10と追い上げるが、栗山のスパイクが堺のブロックに捕まり10-15と再びリードを広げられ、スパイクミスで11-17とされた。さらに終盤、堺のサービスエースやカウンターアタック、サンバーズのスパイクミスなどで13-22と大差をつけられた。米山のサーブで崩し、栗山のブロックやスパイク、山本のスパイクで4連続得点を奪い19-23と追い上げたが届かず、第2セットを失った。
第3セットの立ち上がりは、ラリー中にミスが出たり、堺のサービスエースで0-2と出遅れた。その後、点差を広げられるが、塩田のブロックでピンチをしのぐと、山本が巧みなサーブで揺さぶり、エスコバルのブロックやスパイクで7-6と逆転。その後逆転されても、エスコバルのサーブで崩して塩田のクイックで切り返し11-10と再逆転。栗山のカウンターアタックで13-11と先行した。しかしさらに相手を引き離すチャンスを逃すと、堺のカウンターアタックで15-16と逆転される。それでも堺のミスで逆転し、終盤、エスコバルのサーブで崩し、守備で粘ってエスコバルが得点につなげ20-18と抜け出した。ところがその後スパイクミスが出て22-23と逆転される。栗山の時間差攻撃でデュースに持ち込むが、最後はサービスエースを奪われて競り負け、セットを連取された。
第4セットは堺の2本のブロックやカウンターアタックで1-4と先行された。しかし山本のサーブで揺さぶり、エスコバルのスパイクや星谷のクイックで切り返し6-5と逆転に成功。星谷のブロックで8-6とリードし、堺のミスで10-7とした。追い上げられても塩田のクイックで流れを断ち切り、エスコバルのサービスエースなどで13-9と再びリード。その後も栗山のスパイクや星谷のブロックなどで20-12と点差を広げ、最後はエスコバルの3連続得点で大差をつけ、試合をフルセットに持ち込んだ。
第5セットの立ち上がりは堺のブロックやサンバーズのスパイクミスが出て1-4と出遅れた。それでも、塩田が相手のブロックをかわして勢いよくクイックを決め、栗山のカウンターアタックなどで4-4と追いついた。しかしまたもスパイクミスが出て先行されると、堺に連続でサービスエースを奪われ4-8と再び点差を広げられた。栗山のスパイクでサイドアウトを取るが、サンバーズのコンビが合わないところを切り返されて5-10。チャンスでお見合いをするミスも出てしまう。それでも、エスコバルのサービスエースなどで10-12と追い上げ、さらに米山のサーブで崩し、塩田のBクイックで切り返し12-13と迫った。しかし最後は堺のブロックに捕まり12-15でゲームセット。サンバーズは3連敗となった。
セッターの山本は、「最後は相手のほうが執念が上回っていて、ボールを簡単に落とさなかった。でもこちらは、せっかくワンタッチを取ったボールを落としてしまったり......」と悔やんだ。
この日はアウトサイドの栗山がエスコバルに次ぐ19得点。練習で他の選手とぶつかって鼻を骨折したため、試合中はフェイスガードをつけて奮闘したが、試合後は反省が口をついた。
「1セット目を取れたのはよかったけど、2セット目以降相手がサーブで攻めてきて、逆に僕らは攻められず、展開が逆になった。もう少し僕が打てればよかったけど、結局ジャン(エスコバル)に頼ってしまっている。僕が決めきれていたら、もっと信頼を得られると思うけど、コンビが合わなかったりトスが悪かった時にも打ちにいってシャットされてしまった。今はサイドの僕や(藤中)謙也、ヨネさん(米山)の決定率が低いので、ジャンに頼って、ジャンのマークが厚くなってしまっている。コンビの精度を上げていかないといけない」
次戦に向けては、「まずはトスが悪い時の判断。無理に勝負しにいくんじゃなく、相手の嫌がるところに返したり、リバウンドを取ったり、そういう冷静な判断ができるようにしたい」と改善点を挙げた。
次戦は1レグ最終戦。今季まだ無敗で首位に立っている豊田合成トレフェルサに勝利し、流れを変えたいところだ。