2017/18 V・プレミアリーグ 奈良大会 ジェイテクト戦
- 開催日時
- 2017年11月 5日(日) 15:00
- 会場
- ジェイテクトアリーナ奈良(橿原公苑第一体育館)
0
- 24-26
- 17-25
- 19-25
LOSE
3
リザーブメンバー
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酒井 大祐
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岡本 祥吾
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松林 憲太郎
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星谷 健太朗
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小川 猛
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米山 達也
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高橋 賢
試合経過
2017/18V・プレミアリーグ第5戦。2連勝中のサンバーズは、昨シーズン3位のジェイテクトSTINGSと対戦した。
第1セットはレセプションを崩されて切り返され1-3と出遅れる。栗山のバックアタックが決まり流れを引き寄せるかと思われたが、その後、ブロックに捕まり4-8と引き離された。それでも塩田や鈴木のクイックで流れをつかみ、エスコバルのカウンターアタックで9-11と追い上げる。さらに、栗山のブロックで11-12と迫った。その後も栗山がスパイクを決めて食い下がる。しかし、ジェイテクトにサービスエースを決められて13-16とリードを広げられ、さらにエスコバルがブロックで封じられ15-20と点差が開いた。
それでも終盤、ピンチサーバーとしてコートに入った米山がサーブで崩してミスを誘い、鈴木のクイックで19-20と再び1点差に。そして塩田の好サーブでプレッシャーをかけて相手のミスを誘い、24-24とついに追いつきデュースに持ち込んだ。しかしサンバーズのスパイクを拾われて切り返され、24-26で惜しくも第1セットを失った。
第2セット序盤は一進一退の展開となる。サンバーズは栗山のスパイクや山本のブロックで4-3と先行。その後逆転されるが、エスコバルのカウンターアタックで6-5と抜き返す。しかし、バックアタックをブロックで封じられて逆転されると、コンビミスが出て7-9とリードされる。さらに、サンバーズにミスが出て7-11と点差を広げられた。その後、コートに入った小川が高い打点からパワフルなスパイクを次々に決めて会場を沸かせるが、終盤にも点差を広げられてしまい、第2セットも奪われた。
第3セットも出だしに山本のサーブミス、栗山のスパイクミスとミスが続いて勢いに乗れず、ジェイテクトのサービスエースやブロックで2-5と先行された。中盤もサンバーズのスパイクがブロックに捕まり5-11と点差を広げられた。それでも、このセットから入った星谷のブロックで7-11と追い上げ、その星谷のサーブで崩して鈴木や藤中がダイレクトスパイクを打ち込み10-12と迫った。しかしさらに点差を詰めるチャンスを逃すと、コンビが噛み合わず、ジェイテクトのブロックに捕まり11-16と再び点差を広げられた。それでも終盤、栗山に代わってアウトサイドで出場した小川や、エスコバルがカウンターアタックを決め16-18と再び追い上げる。しかし20点以降、サーブミスが続いて追い上げムードに水をさした。レセプションを崩されたりスパイクミスが出て再び点差を広げられ、19-25でゲームセット。セットカウント0-3で敗れた。
荻野監督は、「今日はサーブに尽きる。19本もミスしたらリズムが作れない。いい形でサイドアウトを取って、『やった!』と思ったところでサーブミスが出てしまっていた」と敗因を挙げた。
また、「ディフェンスはよく上がっていたけれど、スパイク決定率が上がらなかった」と話し、コンビネーションの精度を詰める必要性も口にした。
今季初めてのストレート負けで、2勝3敗と再び黒星が先行したが、その中でも新人の小川が高い攻撃力を見せたことは収穫だった。
第2セットはオポジットで、第3セットは初めてアウトサイドで出場。サーブで狙われてレセプションを崩される場面はあったが、攻撃では高い打点から力強いスパイクを打ち込んだ。
「オポジットとして出たセットは自分なりには得点を取れて、チームを盛り上げることができたかなと思う。サイドとして出たセットはレセプションが返らなかった。でもレセプションを崩されたところで、『自分のミスだからしっかり点数取らなきゃ』と、責任を持ってスパイクを決められたのはよかった」と小川は前向きに振り返った。
今季V・プレミアリーグ1年目だが、スパイクに関しては手応えをつかみ、自信を持ってプレーできている。
「難しい時はリバウンドを取れているし、『下に打たなければ点数につながる』と意識してやっていて、それがうまくいっていると思います」
コートに入れば何かやってくれそうな期待感を抱かせてくれるルーキー。今後、活躍の場を増やしていきそうだ。