第66回黒鷲旗 グループ戦 パナソニック戦
- 開催日時
- 2017年5月 4日(木) 14:00
- 会場
- 大阪市中央体育館
1
- 24-26
- 20-25
- 28-26
- 20-25
LOSE
3
リザーブメンバー
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山村 宏太
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鈴木 寛史
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岡本 祥吾
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鶴田 大樹
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栗山 雅史
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米山 達也
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高橋 賢
試合経過
第66回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会3日目のグループ戦最終戦、サンバーズは今季のV・プレミアリーグ5位、パナソニックパンサーズと対戦した。
第1セット序盤は一進一退の展開となる。サンバーズは酒井が好守備を連発し、それをエスコバルが得点につなげて流れをつかむ。エスコバルのブロックなどで9-7と先行し、柳田のカウンターアタックでリードを広げた。その後、パナソニックのサービスエースやブロックで13-14と逆転されるが、今大会初先発の星谷の好ブロックから、エスコバルが強烈なスパイクをたたきこみ16-15と逆転。終盤、レセプションを崩されてパナソニックに切り返され20-22とリードされたが、柳田の強力なサーブで崩し、エスコバルがバックアタックを決めて23-22と再逆転。しかしパナソニックも強烈なサーブでサンバーズを崩し、カウンターアタックを決められ23-24。サンバーズはデュースに持ち込むが、最後はフェイントを拾われて切り返され、第1セットを失った。
第2セットはパナソニックのブロックなどで1-3と先行されるが、星谷のサーブで崩して追いつくと、互いにサイドアウトを取り合う展開となる。サンバーズは柳田のパワフルなスパイクや塩田の巧みなクイックなどでサイドアウトを重ねるが、中盤、パナソニックのブロックや好守備に阻まれて7-10とリードされた。藤中のブロックで追い上げるが、パナソニックのサービスエースやサンバーズのミスなどで10-15と引き離される。その後もパナソニックのブロックに捕まり11-20と大差をつけられた。しかしそこからサンバーズは栗山の連続ノータッチエースや塩田のブロックなどで16-20と一気に追い上げる。終盤にも、栗山のカウンターアタックや米山のノータッチエースなどで20-23と迫ったが及ばず、第2セットも奪われた。
第3セットは、2セット目の途中から入った鶴田のスパイク、ブロックで2-0と先行。パナソニックにミスが続いて6-3とリードした。しかしサンバーズのミスやパナソニックのサービスエースで7-7と追いつかれる。中盤、パナソニックのブロックに捕まり9-10と逆転されるが、鶴田のサーブで崩し、藤中のカウンターアタックなどで連続得点を挙げ16-12と再びリードした。ところが、スパイクミスが出て流れを手放すと、パナソニックのブロックで16-15と追い上げられる。それでも、星谷のブロックや栗山のカウンターアタックで22-17と再びリード。終盤、メンバーチェンジしたパナソニックのブロックやカウンターアタックでデュースに持ち込まれ、25-26と逆転されるが、藤中のブロックでピンチをしのぐと、塩田のサーブで崩して相手のミスを誘い、28-26で接戦のセットを奪い返した。
第4セットは序盤にスパイクミスが多く5-8と先行される。その後、栗山のブロックで追い上げ、栗山のスパイクや塩田のクイックでサイドアウトを重ねるが、連続得点を奪えずなかなか点差を詰められない。途中から入った米山の巧みなフェイントで15-16と追い上げるが、終盤、粘り強く拾うパナソニックに攻撃を阻まれて切り返され、16-20と再び点差を広げられた。その後も粘りの差が出てリードを広げられ20-25でゲームセット。サンバーズはセットカウント1-3で敗れ、D組2位で準々決勝に進むこととなった。
第2セット途中から入った鶴田は、「自分が出る時はレセプションが返っていない時。それを安定させるために出るんですが、最初、そこでやられてしまった。3セット目に入ってからはリズムよくできたので、それを最初から出さなきゃいけない。チームとしては、返球が返った時にサイドアウトを取れていなかったのが課題。自分も含めて、Aパスからの攻撃をもっと決めていかないと」と反省点を語った。
一方で岡本は、「第3セットにメンバーが大きく変わった中で、各選手がそれぞれのプレーをしっかり発揮できてセットを取れたことはよかった」と収穫も挙げた。
サンバーズは5日の準々決勝で堺ブレイザーズと対戦する。ここからは負けたら終わりの一発勝負。グループ戦で見えた課題を活かし、一戦一戦勝ち上がっていく。