試合日程・結果

GAME

2016/17 V・プレミアリーグ ファイナル6 堺ブレイザーズ戦

開催日時
2017年3月 4日(土) 15:00
会場
大田区総合体育館
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

2

  • 25-21
  • 25-22
  • 21-25
  • 24-26
  • 10-15

LOSE

3

堺ブレイザーズ

スターティングメンバー

  • ヤドリアン エスコバル

  • 鈴木 寛史

  • 藤中 謙也

  • 柳田 将洋

  • 塩田 達也

  • 山本 湧

酒井 大祐

リベロ

リザーブメンバー

  • 山村 宏太

  • 高橋 賢

  • 岡本 祥吾

  • 星谷 健太朗

  • 小川 猛

  • 栗山 雅史

  • 阿部 裕太

試合経過

2016/17V・プレミアリーグ、ファイナル6は残すところ2戦となった。現在3位で、勝てばファイナル3以上が決まるサンバーズは、6位の堺ブレイザーズと対戦した。
 鈴木のクイックで勢いよくスタートしたサンバーズは、エスコバルや柳田、塩田のスパイクでサイドアウトを重ねていく。エスコバルのブロックで9-6と先行し、堺のミスで点差を広げた。サンバーズのミスで14-13と追い上げられるが、酒井の好守備から藤中が厳しいコースにカウンターアタックを決めて16-13、鈴木のブロックで17-13とリードを広げた。さらに、ピンチサーバーの小川がサーブで崩し、エスコバルが得点につなげて19-14と引き離す。その後も塩田の2本のブロックなどで点差を広げた。終盤、23-21と追い上げられるが、塩田のフェイントで相手の勢いをかわして逃げ切り、第1セットを先取した。
 第2セット序盤、サンバーズは連続得点のチャンスをものにできず、逆に堺のカウンターアタックやブロックで5-8と先行された。それでもブロックとディグで粘り強く拾ってエスコバルのスパイクで切り返し9-9と追いついた。堺の強力なジャンプサーブに崩されて10-12とリードされ、さらに堺のサービスエースで13-16と離されたが、鈴木のクイックで攻撃を立て直すと、鈴木のサーブで崩して塩田のクイックで次々に切り返し18-17と逆転。その後も、柳田のカウンターアタックやエスコバルのサービスエースなどで23-18と引き離す。セットポイントから追い上げられるがエスコバルのスパイクで流れを切り、サンバーズがセットを連取し、ファイナル3進出に王手をかけた。
 しかし第3セットは堺のブロックやサーブに崩され3-6と先行された。山本のサーブで崩し、藤中がダイレクトスパイクを打ち込んで6-7と追い上げたが、中盤、サンバーズのスパイクを拾われて切り返され7-11と再び点差を広げられた。さらに、堺のブロックで9-14とされる。それでも好調・塩田のクイックで流れを切ると、途中から入った栗山のサーブで崩し、好守備からエスコバルがスパイクを次々に決めて12-14と追い上げた。しかし堺のサーブに崩されて切り返され、再びリードを広げられる。終盤は栗山のスパイクなどでサイドアウトを重ねるが、点差をつめることはできずセットを奪われた。
 第4セットはサンバーズにスパイクミスが続き2-4と出遅れた。その後も堺のブロックなどで点差を広げられる。それでも中盤、サンバーズは山本のサーブで揺さぶり、エスコバルのカウンターアタックや鈴木のブロックで10-10と追いついた。サンバーズはミスで流れを手放し10-15と再びリードされるが、藤中のブロックで15-17と追い上げ開始。柳田のサーブで崩してミスを誘い17-17と追いついた。堺のブロックで先行されても、藤中のサービスエースで21-21。ミスで再び引き離されても、ピンチサーバーの小川がサービスエースを奪って23-23と追いつき、さらに山村の好ブロックをエスコバルが得点につなげて24-23と一気にマッチポイントを握った。ところがその後、立て続けに堺のブロックに捕まってデュースを落とし、試合はフルセットにもつれこんだ。
 第5セットは苦しい状況で藤中がスパイクやブロックを決めてサイドアウトを重ねていくが、堺のブロックで先行され、レセプションを崩されて切り返され7-10とリードされた。さらに堺のブロックで8-12と点差を広げられる。柳田のスパイクでサイドアウトを切るが、最後も堺のブロックに捕まり10-15でゲームセット。サンバーズはセットカウント2-0から逆転負けを喫した。
 エスコバルは、「1、2セット目はほぼ完璧だったけれど、3セット目は自分らしいプレーができなかった。セットを取られて、予想外のシチュエーションを乗り越える冷静さが足りなかったと思う」と反省した。
 セッターの山本も、「詰めが甘かった」と悔やんだ。
「先週の試合でエスコバルの決定率がすごく高かったので、クイックへのマークが薄くなっていたから、(前半は)どんどんクイックを使っていった。でも3セット目以降、相手ブロックに対応されて、やりたいようにできなくなって、エスコバルに頼りすぎてしまった。トス自体も悪かったし、今日の自分のトスについては反省しかないです」
 勝てばファイナル3以上が決まるという意識も微妙に作用したようだ。山本は、「(2セットを取った後)『あと1セット』と意識して逆にプレッシャーを感じてしまったところがあったと思います。それではダメだと気がついたので、明日はとにかく相手を倒すことを最後まで意識してやりたい。思い切ったプレーを出して、とにかくファイナル3に行けるように頑張ります」と前を向いた。
 試練の逆転負けとなったが、それでもサンバーズは3位と優位な順位につけている。ジルソン監督は、「もちろん今日の結果には満足していませんが、ファイナル6のすべての試合で勝ち点を取っているのはサンバーズだけ。そういう意味ではこのチームはいい仕事ができている。明日に向けてポジティブに臨みたい」と語った。
 5日のパナソニックパンサーズ戦でポイントを獲得すればファイナル3進出が決まる。選手たちは、今日と同じ過ちはおかさないと誓った。

2016/17シーズン

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