試合日程・結果

GAME

2016/17 V・プレミアリーグ 東京大会 FC東京戦

開催日時
2017年1月29日(日) 13:00
会場
墨田区総合体育館
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 31-29
  • 25-21
  • 25-16

WIN

0

FC東京

スターティングメンバー

  • ヤドリアン エスコバル

  • 鈴木 寛史

  • 藤中 謙也

  • 鶴田 大樹

  • 塩田 達也

  • 山本 湧

酒井 大祐

リベロ

リザーブメンバー

  • 山村 宏太

  • 岡本 祥吾

  • 柳田 将洋

  • 星谷 健太朗

  • 小川 猛

  • 栗山 雅史

  • 高橋 賢

試合経過

2016/17V・プレミアリーグは、レギュラーラウンド残り3戦となった。現在4位のサンバーズは、8位のFC東京と対戦した。
 第1セット序盤、サンバーズは藤中や、サイドで先発した鶴田の速い攻撃でサイドアウトを重ねる。前日の東レ戦に続き、この日もブロックとディグが機能し、鈴木のクイックで切り返して8-6と先行。FC東京のミスやエスコバルのスパイクで10-6と点差を広げた。スパイクミスやFC東京のブロックに捕まって連続失点し11-10と追い上げられるが、鶴田の巧みなスパイクで流れを断ち切る。FC東京の2本のサービスエースで16-16と追いつかれるが、山本が緩急をつけたサーブで揺さぶり、エスコバル、鈴木の連続ブロック、藤中のカウンターアタックで20-16と再び引き離した。その後は鶴田や塩田のクイックでサイドアウトを重ねるが、終盤、FC東京にサービスエースを奪われ23-22と迫られる。二枚替えで入った小川のスパイクで24-22とセットポイントを握るが、FC東京の連続ブロックで24-25と一気に逆転された。
 それでも藤中のスパイクでピンチを切り抜け、鈴木のクイックで27-26と逆転。その後逆転されるが、サンバーズは堅い守備でしのぎ、エスコバルが得点につなげて29-28と再逆転。最後はFC東京にミスが出て、粘り負けしなかったサンバーズが31-29でデュースを制した。
 第2セットもサンバーズは守備が機能し、それをエスコバルが得点につなげて好スタートを切る。鈴木のブロックで7-5と先行し、中盤も鶴田のサーブで崩し塩田が得点につなげたり、鈴木のブロックで14-11と引き離す。その後、サンバーズにミスが続き14-14と追いつかれたが、守備で粘って相手のミスを誘い、藤中のサーブで崩し、エスコバルが得点につなげて19-15と再び引き離す。終盤は鶴田が緩急をつけた攻撃でサイドアウトを重ね、サンバーズがセットを連取した。
 第3セットはFC東京に先行されるが、ブロックと守備で粘って鶴田が得点につなげ3-2と逆転。塩田がノータッチエースを奪い8-5とリードした。さらに、ブロックのワンタッチからエスコバルのスパイクで切り返して10-5と点差を広げる。ミスが続き追い上げられるが、エスコバルのサーブで崩して塩田がダイレクトスパイクを決め15-11と再びリード。終盤もエスコバル、藤中のカウンターアタックや、途中から入った星谷の連続ブロックで点差を広げ、サンバーズがセットカウント3-0で勝利した。
 リベロの酒井は、「昨日今日の2戦は、サーブで攻めたところで、ブロックディフェンスがうまくいってブレイク(サーブ権がある時の得点)を取れた。今週に向けてはかなりサーブの練習をしてきていたので、みんな自信を持って打てていたことがよかったんじゃないか。自分たちの意図しているバレーができたと思います」と納得の表情だった。
 この日は特にセッターの山本が、ジャンプサーブとジャンプフローターサーブを巧みに打ち分け、さらに、習得したばかりの新たなサーブも駆使して変幻自在に相手守備を揺さぶり連続得点につなげた。山本は「ジャンプサーブの時のトスを上げて、(フローターサーブのように)無回転で打つという練習をしてきて、それで今日は結構ブレイクを取れたので、継続していきたい」と言う。
 攻撃面でも、山本は的を絞らせないトスワークで、58.3%という高いスパイク決定率につなげた。一時期合わなくなっていた塩田とのクイックのコンビが今週、復活したのは今後に向けて心強い。
「コンビが合っていた時は勢いよく上げていたけど、合わなくなると不安になって、縮こまったトスになってしまっていた。それは僕の問題。昨日いい状態で結果を残せたことが自信になったので、今日も使えました」と山本。
 長期に渡るリーグでは、コンディションやプレーの波も生じるが、それをコツコツと修正し、また、リーグ中も新たな技や精度を身につけながらサンバーズはここまで来た。
 レギュラーラウンドは残り2戦。経験豊富な酒井は、「去年では考えられなかった場所にいるし、なぜ今の順位があるのかというのをもう一度踏まえなきゃいけない。練習したことを出せるメンタリティが大事なので、それを試合で発揮できる準備をしていきたい」とファイナルラウンドに向けたチームの運び方をイメージし始めている。
 次週のレギュラーラウンド最終週は、一つでも上の順位を目指すとともに、ファイナル6につながる試合で締めくくりたい。

2016/17シーズン

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