2016/17 V・プレミアリーグ 東京ホームゲーム 堺ブレイザーズ戦
- 開催日時
- 2017年1月22日(日) 13:05
- 会場
- 大田区総合体育館
0
- 21-25
- 25-27
- 19-25
LOSE
3
リザーブメンバー
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山村 宏太
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岡本 祥吾
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阿部 裕太
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鶴田 大樹
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星谷 健太朗
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小川 猛
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高橋 賢
試合経過
2016/17V・プレミアリーグ、最後のサンバーズホームゲームが大田区総合体育館で行われた。現在4位のサンバーズは、7位の堺ブレイザーズと対戦した。
第1セットの立ち上がり、サンバーズはレセプションを崩され、堺のカウンターアタックやブロックで2-5と出遅れるが、栗山のサーブで崩し、好守備からエスコバルがスパイクを決めたり、藤中が冷静にブロックアウトを奪い5-5と追いついた。サービスエースを奪われてリードされても、鈴木のブロックで8-8の同点に。中盤、再びサービスエースを奪われるが、鈴木や塩田のクイックでサイドアウトを重ね、塩田のサーブで崩し、藤中がカウンターアタックを決めて14-14と三たび追いついた。しかし、サンバーズはサーブで崩すが、それをなかなか得点につなげられず、終盤、堺のサーブに崩されて連続失点し19-23とリードされる。二枚替えでオポジットに入った内定選手の小川が初スパイクを決めて追い上げるが及ばず、第1セットを失った。
第2セットも先行されるが、栗山のブロックやエスコバルのスパイクで逆転。堺の強力なジャンプサーブにレセプションを崩され再びリードされるが、塩田のクイックで7-7と追いついた。しかし中盤、サンバーズにスパイクミスが続き10-13とリードされた。藤中のサーブで崩し、栗山のブロックで12-13と追い上げるが、堺のサーブにおされてミスが続き14-18と引き離された。それでも終盤、堺にミスが出て追い上げ、鈴木のブロック、山本のサービスエースで20-21と迫った。さらに、エスコバルが堺のエース、ウォレス・マルティンスをシャットアウトして22-22とついに追いついた。その後は、途中からコートに入った鶴田のスパイクや塩田のクイックでサイドアウトを取りデュースに持ち込むが、最後はサーブに崩され、返すボールがミスになり25-27。惜しくもセットを落とした。
1、2セットとも序盤に出遅れ、そのせいで堺のサーブを勢いづかせてしまった。先行して相手のサーブの勢いを封じたいところだが、第3セットも堺のブロックで1-3と出遅れる。それでも、酒井の好守備を塩田が巧みに得点につなげて4-4と追いつくと、エスコバルがカウンターアタックを決めて8-7とし、この日初めてファーストテクニカルタイムアウトをリードして迎える。すると、栗山が強烈なサーブでサービスエースを奪い9-7と抜け出した。ところが堺のカウンターアタックで追いつかれ、中盤は互いにサイドアウトを奪い合う。サンバーズは山本のサーブで崩して得点チャンスが訪れるが、スパイクミスで好機を逃すと、堺のブロックで15-16と逆転された。レセプションを崩され、それをスパイクミスやトスミスで直接失点にしてしまい、15-18とリードを広げられた。終盤はミスや堺のブロックで点差を広げられゲームセット。セットカウント3-0で敗れた。
この日はサーブが機能せず、逆に相手のサーブにおされ、決め急いでミスや被ブロックが多発した。この日、ミスで相手に与えた得点は3セットで26点と、1セット分を越えていた。
主将の栗山は「今日の敗因は、まずサーブで攻めることができなかったことと、コントロールして入れていく場面でもそれが入らなかったり、サーブの課題が大きかった」と語った。
また、ミドルブロッカーの鈴木も、「今日はサーブが緩かった。他のチームに対しては、サーブで攻めて、相手にクイックを使わせないようにして、両サイドを仕留めていくという戦い方ができていたけれど、今日は相手のセッターがいい状態で上げることが多く、攻撃の選択肢が3つ4つある中でのブロックだったので、絞りきれず、捕まえきれなかった」と悔やんだ。
この日勝てばファイナル6進出が決まるところだったが、2年ぶりのファイナル6入りは次週以降に持ち越された。栗山は、「試合前のミーティングで、『今日はこうしていこう』と確認し合ったことが、最近は試合でできていないことが多い。ブロックとディグの関係や、サーブで攻めていく人、つなぐ人など、決められた仕事を全員が徹底できたら勝てると思うので、そういうところを詰めていきたい」と気を引き締める。
レギュラーラウンドは残り4戦。個々のプレーではなく、全員で粘り強く1点を取りにいく好調時の戦い方に立ち返り、ファイナルラウンド進出を勝ち取りたい。