試合日程・結果

GAME

2016/17 V・プレミアリーグ 京都大会 FC東京戦

開催日時
2016年12月 3日(土) 15:00
会場
島津アリーナ京都(京都府立体育館)
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-22
  • 27-25
  • 20-25
  • 25-21

WIN

1

FC東京

スターティングメンバー

  • 栗山 雅史

  • ヤドリアン エスコバル

  • 星谷 健太朗

  • 鈴木 寛史

  • 山本 湧

  • 藤中 謙也

酒井 大祐

リベロ

リザーブメンバー

  • 山村 宏太

  • 岡本 祥吾

  • 柳田 将洋

  • 鶴田 大樹

  • 塩田 達也

  • 米山 達也

  • 高橋 賢

試合経過

2016/17V・プレミアリーグはレギュラーラウンド中盤戦。6連勝で前週2位に浮上したサンバーズは、8位のFC東京と対戦した。
 第1セットはサーブミスが続く重苦しい立ち上がりとなる。サンバーズはスパイクを拾われて切り返され、ミスも出て5-8と先行された。それでも、今季初スタメンのキャプテン栗山のサーブで崩し、エスコバルがスパイクを決めて10-11と追い上げる。その後は同じく今季初先発のミドルブロッカー星谷のクイックなどでサイドアウトを重ねていく。そして中盤、栗山のカウンターアタックで追いつくと、エスコバルの強烈なサービスエースで17-16と逆転。さらに、栗山のサーブで崩してエスコバルがスパイクを決めてリードを広げる。終盤にも山本のジャンプサーブで崩し、星谷がブロックで仕留めて22-19と引き離し、第1セットを先取した。
 第2セットもFC東京のブロックやサンバーズのミスで出遅れるが、藤中のバックアタックや相手のミスなどで逆転。しかしFC東京のブロックで5-6と逆転される。それでも中盤、藤中が巧みなフローターサーブでサービスエースを奪い10-10と追いつくと、栗山のスパイクで11-10と逆転。さらに、栗山のブロックで13-11とリードを広げた。エスコバルのノータッチエースや、山本のツーアタックで連続得点を奪い16-12と点差を広げる。しかし終盤、サンバーズのリズムが崩れミスが出て18-17と追い上げられ、連続でサービスエースを奪われて19-20と逆転された。それでも藤中のスパイクで流れを切り、ピンチを星谷のブロックでしのいでデュースに持ち込むと、鈴木のサーブで崩して25-24と逆転。最後はエスコバルのブロックが決まり27-25でデュースを制し2セットを連取した。
 しかし第3セットの立ち上がり、FC東京のサービスエースなどで1-5とリードを奪われる。その後も、サンバーズは攻撃を拾われて切り返され点差を広げられる。藤中のカウンターアタックや、鈴木のサーブで崩してミスを誘い6-8と追い上げるが、中盤、サンバーズの攻撃を拾われて切り返され、連続失点が続き9-15と大きく引き離された。ここでコートに入った柳田が力強いスパイクを決めて流れを引き寄せ、後衛でもバックアタックを次々に決めてリズムを作るが、追い上げは及ばず、セットを奪われた。
 第4セットも序盤はFC東京の強力なサーブにおされて攻撃の形ができず4-6と先行された。それでも、柳田のバックアタックやエスコバルのカウンターアタックで9-9と追いつくと、山本の好守備から、柳田が力強くバックアタックをたたき込み11-10と逆転。一気に勢いに乗ったサンバーズは、中盤、エスコバルのカウンターアタックで17-15とリードを広げる。その後、FC東京の連続ブロックで追いつかれるが、鈴木に代わって後衛から入った鶴田が巧みなサーブで揺さぶり、エスコバルのブロックや星谷のクイックで連続得点を奪い22-18と引き離した。最後は藤中のブロックで締めて、セットカウント3-1で勝利。サンバーズが連勝を7に伸ばした。
 前週は柳田に代わって途中から出場した栗山がチームを救い、この日は逆に、栗山からバトンタッチした柳田が流れを変えた。
 ジルソン監督は、「我々は6人、7人だけのチームではなく、みんなの力を使って攻撃的なチームを作ることを目指している」と、この日、スターティングメンバーを変更して試合に臨んだ。
 チームが6連勝している中、今季初先発した栗山や星谷には少なからずプレッシャーがあったようで、2人は試合後、安堵の表情で「個人の出来がどうこうというより、勝ててよかった」と口を揃えた。
 栗山は、「2人が新しくスタメンに入ったことによってちょっとギクシャクしたところはあったと思うけど、僕が得点を決めるとか、星谷が決めるとかじゃなく、勝つことが大事だった。個人的にはもう少しスパイクとブロックで得点を取れたらよかったけど......。これまでは岡本さんと一緒に(オポジットとして)二枚替えで出ることが多くて、今日は初めてサイドでスタメンに入った。どのポジションでも、しっかり自分のスパイクで点数を取って、走り回って盛り上げるという僕の仕事があるので、これからもその役割を果たしていきたい」と語った。
 開幕前の怪我の影響で出遅れていた星谷は、要所で3本のブロックを決め、試合後、こう話した。
「先週まで控えにいた時は、チームのために自分が何をできるかを考えて、(山村)宏太さんと一緒に必死に声を出して盛り上げていたけど、その中でも同時に、『いつか出てやるぞ』という気持ちがあったし、常に悔しい思いも持ちながらいました。今日先発で出ることになって、とにかく連勝を終わらせないということだけを念頭に置いていた。本当に、勝てたことが一番の結果。個人的にはもうちょっと相手のミドルブロッカーを止めなきゃいけなかったので、それは反省すべき点ではあるけど、とにかく今日は勝てたので、100点かなと思っています」
 チームとして新たなバリエーションを加えながら連勝を伸ばしたサンバーズ。次戦は、首位のパナソニックパンサーズに挑む。

2016/17シーズン

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