試合日程・結果

GAME

2016/17 V・プレミアリーグ 静岡大会 JT戦

開催日時
2016年11月20日(日) 13:00
会場
草薙総合運動場体育館(このはなアリーナ)
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-21
  • 25-20
  • 20-25
  • 25-22

WIN

1

JTサンダーズ

スターティングメンバー

  • ヤドリアン エスコバル

  • 鈴木 寛史

  • 藤中 謙也

  • 柳田 将洋

  • 塩田 達也

  • 山本 湧

酒井 大祐

リベロ

リザーブメンバー

  • 山村 宏太

  • 岡本 祥吾

  • 鶴田 大樹

  • 星谷 健太朗

  • 栗山 雅史

  • 米山 達也

  • 高橋 賢

試合経過

2016/17V・プレミアリーグは1レグ最終戦を迎えた。現在4連勝中で3位につけているサンバーズは、JTサンダーズと対戦した。
 第1セットの立ち上がり、サンバーズは山本の好守備で粘り、エスコバルがブロックで得点につなげる。前日の粘りと勢いを引き継いだような好スタートを切ると、柳田の硬軟織り交ぜた巧みなスパイクで4-2と先行した。その後ミスで追いつかれるが、エスコバルのカウンターアタックや山本のサービスエースで10-7とリードした。ミスが出て10-9と追い上げられたが、その後はレセプションが崩れてもエスコバルや柳田がスパイクを決めてカバーし、柳田や藤中の好守備で粘って鈴木がブロックで仕留め17-14と点差を広げた。スパイクミスが続き追い上げられるが、後衛でコートに入った鶴田のディグがそのまま相手コートの隅に落ちて23-20と点差を広げると、柳田の強烈なサービスエースで相手を突き放し、サンバーズが第1セットを先取した。
 第2セットはセッター山本が柳田のパイプ攻撃やクイックで真ん中から攻撃のリズムを作り、エスコバルのサービスエースや、塩田のフローターサーブで崩してミスを誘い8-6と先行。藤中のブロックで10-7とリードを広げた。中盤、エスコバルの強力なスパイクで連続得点を挙げ14-10と点差を広げる。追い上げられても、山本のワンハンドトスから、柳田が鮮やかにパイプ攻撃を決めて会場を沸かせ、流れを渡さない。終盤は柳田がスパイク、ブロックで得点を重ね、最後はサービスエースで締めてサンバーズがセットを連取した。
 第3セットもサンバーズは藤中のスパイクや、山本のライン際を狙ったサービスエースなどで4-1と好スタートを切る。JTにサービスエースを奪われるが、鈴木のサーブで崩して相手のミスを誘い7-4と再びリードを広げた。ところが中盤、JTの強力なサーブに押され始める。レセプションを崩されてスパイクを決められ10-10と追いつかれると、JTの2本のサービスエースやサンバーズのミスで6連続失点し12-18と一気に引き離された。それでも終盤、栗山、岡本が二枚替えでコートに入ると、栗山が立て続けにスパイクを決めて18-21と追い上げる。その後も栗山が小気味よくサイドアウトを切るが、点差は縮まらず、サンバーズはセットを奪われた。
 第4セットの立ち上がり、サンバーズはコンビが乱れたり、ノータッチエースを奪われるなどコート内が落ち着かず1-4と出遅れた。さらにJTのブロックで引き離される。それでも柳田や山本のブロックなどで9-9と追いつくと、好守備からエスコバルがストレートにスパイクを打ち抜き12-11と逆転。JTにミスが出て13-11とリードした。その後、藤中のブロックで点差を広げると、終盤には長いラリーを塩田のブロックで制して22-18とリードを広げた。しかし試合はまだわからない。JTの強力なサーブに崩されてスパイクを決められ22-21と追い上げられた。それでも柳田のスパイクで流れを切ると、最後は柳田のサーブで崩し、塩田がブロックで仕留めて25-22でゲームセット。サンバーズは連勝を5に伸ばした。
 この2連戦はブロックとディグがよく機能し、相手のスパイクが1回で決まることが少なかった。
 リベロの酒井は「サーブとブロック、ブロックからのディフェンスがうまくいき、どうやって点数を取るかというのがチーム内で今、確立されつつある」と手応えを語る。
 この日で1レグが終了。開幕2連敗から始まったサンバーズだが、3戦目以降は5連勝と勢いに乗っている。
 柳田は「今季はシーズンが開幕する前から、去年以上にいい自分でリーグに向かえたし、チームとしてしっかり動けているという自信も少なからずあったので、1、2戦目は落としましたが、だからといってやってきたことを変える必要はないと思っていました。自分たちがやるべきことというのはハッキリしていたので、それがこの1レグの最後の方に結果に表れたのかなと思っています」と1レグを総括した。
 酒井は、「昨季の開幕戦は出られなかったので、今季は開幕戦でなんとか勝利したいと意気込んで開幕を迎えましたが、思うようなパフォーマンスができなかった。1人でやろうとしていたわけじゃないけど、力が入ってしまっていた。でも途中で『もう、できることだけをやろう』と意識改革をしました。今、若い子たちがコートに入っていますけど、彼らは僕が持っていないものをたくさん持っていて、助けてもらわなきゃいけない部分もあるし、ジャン(エスコバル)はめちゃくちゃ決めてくれる。だから自分はうしろから指示の声を出したり、チームができるだけ浮き沈みしないようにということだけ意識してきました」と心境の変化を語った。
 1人1人の役割が明確になり、この2連戦では劣勢を跳ね返す力や終盤の勝負強さが見えてきたサンバーズ。さらに精度を高めながら、この勢いを持って2レグも突き進む。

2016/17シーズン

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