2016/17 V・プレミアリーグ 大阪ホームゲーム FC東京戦
- 開催日時
- 2016年11月12日(土) 13:05
- 会場
- 大阪市中央体育館
3
- 25-15
- 25-20
- 25-23
WIN
0
リザーブメンバー
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山村 宏太
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岡本 祥吾
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阿部 裕太
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鶴田 大樹
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栗山 雅史
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米山 達也
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高橋 賢
試合経過
11月12日、今シーズン初めてのサンバーズホームゲームが行われた。前週今季初勝利を挙げたサンバーズは、8位のFC東京と対戦した。
試合の立ち上がり、サンバーズは鈴木のフローターサーブで揺さぶり、柳田の好守備で粘って相手のミスを誘い3-0と先行すると、さらに藤中の2本のブロック、エスコバルのスパイクで6-0とスタートダッシュに成功した。勢いの止まらないサンバーズはエスコバルのサービスエースと山本のブロックで9-1と点差を広げ、その後、柳田がノータッチエースを奪う。しかし中盤、塩田と山本の鉄壁のコンビが決まらず連続失点。それでも、柳田がパイプ攻撃で流れを切ると、藤中の好守備をエスコバルが得点につなげ、再び流れを取り戻す。終盤には柳田のサーブからサンバーズが粘りを発揮し連続得点を挙げ、最後は鈴木のブロックで締め、大差で第1セットを取った。
第2セットも山本のブロックなどで先行するが、FC東京のブロックで逆転され、その後も相手のブロックやサンバーズのミスで4-8と引き離された。しかしサンバーズは山本のサーブで崩し、エスコバル、柳田の連続ブロックですぐに8-8と追いつくと、エスコバルのスパイクで10-9と逆転。その後も酒井の好守備をエスコバルが得点につなげ14-11とリードした。追いつかれても、柳田のブロックで再び先行すると、終盤には塩田のブロックで点差を広げ、最後はピンチサーバーとして入った米山がノータッチエースを奪い2セットを連取した。
第3セットもエスコバルのサービスエースやスパイクで4-1と好スタートを切る。その後も柳田のサーブで崩して鈴木がダイレクトスパイクを決め10-5と点差を広げる。中盤もサンバーズはサーブで相手にプレッシャーをかけ続け、藤中がブロックで仕留めるが、FC東京のサービスエースやブロックで追い上げられ、サンバーズにスパイクミスが出て16-16と追いつかれた。それでも、柳田の強力なサーブで崩し、エスコバルがスパイクを決めて18-16と再びリード。終盤はエスコバルのスパイクで得点を重ねて逃げ切り、セットカウント3-0でサンバーズが勝利した。
この日はサーブ&ブロックが機能し、サンバーズは14本ものブロックを量産した。また、エスコバルが61.8%という高いスパイク決定率を残し、1人で25得点を奪う活躍を見せた。
初のホームゲームでヒーローインタビューに答えたエスコバルは、「オポジットらしく、強烈なスパイクで皆さんにたくさんの感動を与えたい。これからも皆さんに"ジャン!ジャン!" (エスコバルの愛称)という声援をもらいながら勝っていきたい。応援よろしくお願いします」とファンに呼びかけた。
開幕以来ずっと、入団2年目の柳田、山本、1年目の藤中という若い3人がコートに入りながら、チームとして状態を上げ2勝2敗の五分としたサンバーズ。ベテランの酒井は若いチームの成長をこう語る。
「エスコバルに頼るところもありますけど、藤中、マサ(柳田)の2人が、アウトサイドヒッターの仕事ができつつあると思う。セッターの山本も、今はエスコバルが決めてくれるし、マサも調子がよかったら決めてくれるけど、そこでもう1個選択肢を増やしていけたらさらにいいんじゃないか。サイドの2人も、外国人選手に頼らない、という意識は持っていると思うので、若い選手同士、『オレに持ってこい』とか、時には『今日はダメだから違うヤツにまわしてくれ』とか、そういうのもありだと思う。そうやって彼らが強くなっていけば、それこそまたサンバーズの黄金期が来るんじゃないか。まだ若さが出る時もあるけど、こちらとしても一緒にやっていて楽しいですね」
その若手成長株の柳田は、サーブで試合の流れを作ったが、「エスコバルだけに頼るバレーではなくて、攻撃面でしっかり自分も役割を担えるようにしたいし、つなぎの面でももっと貢献できるんじゃないかと思っている。明日はよりシビアなゲーム展開になると思うので、それをしっかり出して、チャレンジャー精神で向かっていけばいいゲームができると思う」とさらなる向上心を持って次戦に臨む。
2連勝で勢いに乗るサンバーズは、13日の大阪ホームゲーム第2戦で、昨季のチャンピオン・豊田合成トレフェルサに挑む。