試合日程・結果

GAME

第65回黒鷲旗 決勝トーナメント(FC東京戦)

開催日時
2016年5月 3日(火) 12:00
会場
大阪市中央体育館
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-20
  • 33-31
  • 25-19

WIN

0

FC東京

スターティングメンバー

  • 塩田 達也

  • 鶴田 大樹

  • エバンドロ グエッラ

  • 山本 湧

  • 藤中 謙也

  • 鈴木 寛史

高橋 賢

リベロ

リザーブメンバー

  • 山村 宏太

  • 金子 隆行

  • 阿部 裕太

  • 椿山 竜介

  • 星谷 健太朗

  • 米山 達也

  • 松崎 廣光

試合経過

黒鷲旗第65回全日本男女選抜バレーボール大会、準々決勝。サンバーズはAグループ1位のFC東京と対戦した。
 第1セット序盤は互いにサイドアウトを取り合うが、サンバーズは塩田の連続ノータッチエースで8-6と先行した。FC東京の強力なサーブも、リベロの高橋が正確に返し、サンバーズはリズムよくサイドアウトを重ねる。すると中盤、鈴木、エバンドロのサービスエースや塩田のクイックで15-11とリードを広げた。サンバーズはブロックのワンタッチと堅いディグで相手にスパイクを決めさせず、そこから藤中のスパイクやセッター山本のツーアタックで連続得点を挙げ20-12と一気に引き離した。終盤、FC東京のサーブにおされて追い上げられるが、エバンドロのブロックで流れを取り戻しセットを先取した。
 第2セットも序盤は互いにサイドアウトを重ねるが、エバンドロがフローターサーブで揺さぶり、自らカウンターアタックを決めて7-5と抜け出した。鈴木のブロックで点差を広げるが、中盤、FC東京のブロックで追い上げられる。サンバーズは相手のフェイントを拾えず、なかなか点差を広げられない。それでも終盤、ブロックのワンタッチから、藤中が切り返してリードすると、鈴木のブロックで19-16とした。その後、強力なサーブに崩されて21-21と追いつかれるが、鶴田がブロックを決めて23-21と再びリード。しかし再度追いつかれデュースに持ち込まれると、レセプションを崩され先行を許す。それでも苦しい場面をエバンドロのスパイクでしのぎ、FC東京のミスで再び先行。最後もブロックのワンタッチで作ったチャンスをエバンドロが得点につなげ、大接戦を33-31でものにした。
 第3セットは、前日の試合後、山本とコンビを合わせ「明日はこうやればいい、というのはわかった」と手応えを語っていた鶴田が、レフトから小気味よくスパイクを決めて先行する。ブロックのワンタッチから塩田、藤中のスパイクでリズムよく切り返し、塩田のブロックも決まり11-6とリードした。さらに中盤、鈴木のブロックで点差を広げる。終盤、追い上げられるが、藤中のブロックで再び流れを引き寄せると、エバンドロもブロックで続き23-16と引き離した。サンバーズがセットカウント3-0で勝利し、準決勝へと駒を進めた。
「今日はいいバレーができたと思う」とセッターの山本はうなずいた。
 前日は途中交代となったが、この日は最初から最後までトスを上げきり、チームを勝利に導いた。クイックを中心に組み立てる山本のトスワークを相手が分析し、ブロッカーがクイックをマークしてくるのを利用して、サイドを中心にリズムを作り、鶴田、藤中、エバンドロがそれに応えた。
「僕のレフトのトスがもっと伸びれていればサイドの人はもっと打ちやすかったと思うし、相手ブロックが来ていても、それでもクイックを使ったら、もっと相手は困ると思うので、そういうところも意識していきたいですね」と山本はさらに次の策を練る。
 また、この日は新人の藤中が先発出場し、攻守に渡り安定したプレーで勝利に貢献した。
「スタッフの人たちにはブロックで頑張ってくれと言われていて、そのブロックでワンタッチを取れたのはよかった。スパイクよりブロックが得意なので、その得意な部分で点を取れたことで自分の気持ちも上がっていって、いい部分が出ました。先輩たちが『あんまり考えず思い切りやっていいよ』と言ってくれて、失点もカバーしてもらっているので、やりやすかったし、すごく楽しかったです」と笑顔で話した。
 それでも、この2試合、V・プレミアリーグのチームと対戦して、課題の方が多く見えたと言う。
「特にスパイク。決まっていても、まぐれというか、自分の中で納得できない。もっとブロックをしっかり見て打ち分けないと」
 若手選手が自信と課題を得て、1戦ごとに成長を遂げながら、サンバーズは頂点に向け一歩一歩進んでいる。

2015/16シーズン

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