第65回黒鷲旗 グループ戦 東福岡高校戦
- 開催日時
- 2016年5月 1日(日) 12:00
- 会場
- 大阪市中央体育館
3
- 25-12
- 25-16
- 25-18
WIN
0
リザーブメンバー
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エバンドロ グエッラ
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阿部 裕太
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塩田 達也
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星谷 健太朗
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米山 達也
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松崎 廣光
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金子 隆行
試合経過
黒鷲旗第65回全日本男女選抜バレーボール大会、グループ戦第2戦。サンバーズは東福岡高校と対戦した。
第1セットの立ち上がり、サンバーズは初先発の藤中がレフトから力強いスパイクを決めると、その藤中の時間差攻撃や、椿山の強烈なサービスエース、カウンターアタックなどで6-1とリードする。東福岡高出身の鶴田も鋭いスパイクを次々に決めて10-2と突き放した。中盤からは松崎がコートに入り、好サーブで崩して連続得点につなげる。さらに終盤、松崎のツーアタックやブロックも決まり、大差でセットを取った。
第2セットの出だしは競り合いとなるが、藤中のサービスエースや松崎のスパイクでリードし、山村が高いブロックで立ちふさがり8-4と点差を広げた。その後も藤中のサービスエースや松崎のブロック、スパイクなどで9連続得点を挙げ12-4と引き離す。中盤も阿部のサービスエースや椿山のスパイクなどで連続得点を奪う。サンバーズは粘り強いディグを得点につなげて隙を見せず、セットを連取した。
第3セット序盤は接戦となるが、このセット途中から入ったエバンドロのスパイクや、鈴木のクイックで10-7と先行し、藤中のブロック、塩田のクイックなどで16-11とリードを広げた。終盤、勢いづいた東福岡高に追い上げられるが、エバンドロや塩田のスパイクで流れを取り戻し、藤中のスパイクで再び点差を広げ、ゲームセット。セットカウント3-0でサンバーズが勝利した。
高校生が相手でも、サンバーズは全員がボールに食らいついて粘り強く拾ってつなぎ、1点ずつ重ねていった。
「ブロックとディグの関係がよくなっている」と山村は言う。
「今大会に向けては、サーブミスを減らしながらも少しでも相手を崩して、組織的なブロックとディグでつないで切り返す、という方向性でやってきて、それができている。明日からのプレミアリーグのチームとの対戦で、それがどれくらいできるか、ですね」
またこの日は、今大会限りで勇退する松崎が途中から出場した。
「この大会が最後なんだというのは、意識の中にはあるけど、まだ実感がないですね。たぶん、来シーズンが始まった時に、『あ、オレ辞めたんだ』と思うんじゃないですかね」と笑う。
今大会を現役最後にするには惜しいスパイクやサーブのキレを見せたが、試合後は悔しさいっぱいの表情で、松崎はこう宣言した。
「今日のプレーは納得がいかない。こんなんじゃあ終われない。一日でも長くユニフォームを着ます!」