第65回黒鷲旗 グループ戦 中央大学戦
- 開催日時
- 2016年4月30日(土) 12:00
- 会場
- 大阪市中央体育館
3
- 25-21
- 25-21
- 25-14
WIN
0
スターティングメンバー
-
山本 湧
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塩田 達也
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米山 達也
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鶴田 大樹
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星谷 健太朗
-
エバンドロ グエッラ
高橋 賢
リベロ
リザーブメンバー
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山村 宏太
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鈴木 寛史
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金子 隆行
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阿部 裕太
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藤中 謙也
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椿山 竜介
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松崎 廣光
試合経過
黒鷲旗第65回全日本男女選抜バレーボール大会が開幕した。連覇を狙うサンバーズは、グループ戦初戦で昨年の全日本インカレ覇者・中央大学と対戦した。昨年12月の天皇杯初戦で対戦し、敗れた相手だ。
サンバーズは試合の立ち上がり、エバンドロのスパイクや塩田のクイックなどで攻撃のリズムを作って先行する。中盤、中央大のサービスエースなどで追い上げられるが、エバンドロのスパイクで流れを断ち切る。今回、アウトサイドのポジションには米山と、リベロからアウトサイドに戻った鶴田が入り、リベロ高橋を加えた3人のレセプションが安定したサンバーズは順調にサイドアウトを重ねて第1セットを先取した。
第2セットは序盤、中央大のブロックに捕まり先行されるが、山本のブロックで追い上げ、エバンドロが立て続けにスパイクを決めて13-13と追いつくと、星谷のクイック、ブロックで15-14と逆転。その後も競り合いが続くが、サンバーズは星谷の好守備を米山が得点につなげたり、高橋の好守備から塩田の鋭いクイックで切り返すなど、粘り強く流れをつかみ、終盤、エバンドロのブロックで点差を広げセットを連取した。
第3セットは塩田のブロックや米山のノータッチエースで4-1と先行する。さらに山本と、2セット目途中から入った鈴木の連続ブロックで7-2とリードを広げた。その後も、このセット途中から入った金子のブロックや椿山のスパイクなどで点差を広げていく。終盤には、ルーキーの藤中がコートに入りデビューを果たすと、マッチポイントで、セッターの阿部が託したトスを藤中が勢いよく打ち込み、デビュー戦を締めくくった。サンバーズがセットカウント3-0で勝利し、幸先のいいスタートを切った。
サンバーズデビューを果たした藤中は、「緊張は全然なくやれました」とあっけらかんと振り返った。
「最後の1点のところでトスを上げてもらったのはすごく嬉しかった。でももっと長く出たかったですね。今後もベンチスタートになると思うんですが、誰かが崩れた時に自分が入って、代わりになれるよう頑張りたいです」
アピールしたいプレーはレセプションとディグ、ブロックだと言う。「プレミアのチームが相手だと、自分のポジションは外国人選手とのマッチアップになる場合が多いので、そこでブロックで期待に応えて、チームの得点につながるようにできればと思います」
また、この試合は怪我から復帰したリベロの高橋にとって、今年初めての試合。「あまりに久々の試合だったのでドキドキしました(苦笑)」と言うが、レセプション、ディグともに安定したプレーを見せた。
「今日はブロックとディグのシステムがうまくはまっていたと思う。でも自分としてはまだまだ。レセプションもディグもそうだし、何よりチームをうまく機能させることをもっとできるようにしたいですね」
今大会は全日本に参加中の栗山、酒井、柳田を欠くが、この日はルーキーや復帰選手も活躍し、セットを落とすことなく白星スタートを飾ったサンバーズ。星谷は言う。
「相手が大学生だということは関係なく、自分たちがやるべきことをやる、ということを意識しました。優勝のためのステップとして、どういうふうに勝つかが大事だった。今日は流れが悪くなった時も、ベンチにいる選手が一生懸命、空気が切れないようにしたのがよかったと思います」
連覇を目指し、サンバーズはチーム一丸となって1戦1戦勝ち抜いていく。