試合日程・結果

GAME

2015/16 V・プレミアリーグ 東京大会

開催日時
2016年1月30日(土) 16:05
会場
墨田区総合体育館
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

0

  • 20-25
  • 26-28
  • 20-25

LOSE

3

東レアローズ

スターティングメンバー

  • 栗山 雅史

  • エバンドロ グエッラ

  • 鈴木 寛史

  • 山村 宏太

  • 岡本 祥吾

  • 柳田 将洋

酒井 大祐

リベロ

リザーブメンバー

  • 金子 隆行

  • 鶴田 大樹

  • 塩田 達也

  • 椿山 竜介

  • 山本 湧

  • 米山 達也

  • 高橋 賢

試合経過

2015/16V・プレミアリーグは、レギュラーラウンド残すところ2週となった。現在7位のサンバーズは、2位の東レアローズと対戦した。
 柳田のサービスエースで幕を開けた第1セットは、エバンドロのスパイクでサイドアウトを重ねるが、徐々に東レの堅い守備に阻まれ先行されると、サンバーズにミスが続き6-10とリードされた。その後、山村のブロックで追い上げるが、レセプションを崩されて点差を広げられる。中盤には、柳田が右目を負傷して交代するアクシデントにも見舞われた。山村の2本目のブロックや栗山の高さのあるバックアタックで食らいついていくが、終盤、レセプションを崩され、つなぎにもミスが出て14-20と大差をつけられる。それでも、後衛で入った鶴田のサーブで崩して相手のミスを誘い、さらに、エバンドロのサービスエースで19-22と追い上げる。しかしその後、東レのサーブに崩されて連続失点し、第1セットを失った。
 第2セットは柳田がコートに戻り、序盤は栗山のサーブで攻めて岡本のブロック、エバンドロのカウンターアタックで先行すると、栗山が緩急をつけたサーブで連続サービスエースを奪い8-4とリードを広げた。その後もサンバーズはサーブで崩すなど、点差を広げるチャンスが何度か訪れるが、そのチャンスをものにできない。すると東レは粘り強い守備から徐々に追い上げ、サンバーズにミスが出て14-14と追いつかれた。その後も東レの堅い守備に阻まれサンバーズのスパイクが決まらず逆転される。緻密な守備とつなぎから切り返してくる東レに対し、サンバーズはつなぎのミスが目立った。
 それでも終盤、エバンドロのサーブで崩し、栗山がカウンターアタックをたたきこみ23-23と追いつくと、エバンドロのサービスエースで24-23とセットポイントを握った。ところが、サンバーズにスパイクミスが出てしまい、逆転されると、最後は東レのブロックに捕まって競り負け、第2セットも奪われた。
 第3セットは安定したレセプションから栗山や山村、柳田、エバンドロのスパイクでサイドアウトを重ねていく。しかし中盤、コンビミスから失点し9-11とリードを許すと、スパイクを拾われて次々に切り返され10-15と点差を広げられた。それでも、栗山の好守備から、途中出場の金子が力強いカウンターアタックを決めて13-15と追い上げる。しかし、エバンドロのパワフルなスパイクも東レの好守備に阻まれて得点できず、終盤にはブロックに捕まって引き離され、ゲームセット。数字に表れない部分も含めてサンバーズにはミスが多く、セットカウント0-3で敗れた。
 ジルソン監督は、「東レは最初から最後までバランスよくいいバレーをしたが、サンバーズは、スパイクを打った後のフォローの意識が低かった。また、ブレイクポイント(サーブ権がある時のポイント)を取るチャンスは多く作ることができたが、そこで点数を取り切るまでの粘り強さが足りなかった。今季、コンビの質がよくないのも課題」と敗因を挙げた。
 山村も、「セットの序盤にリードすることはできているので、後半プレッシャーがかかってきた時にどう点数を取っていくのかを、残り3試合、徹底的にやっていきたい」と語った。
 この日、6位のJTサンダーズが勝利したため、7位のサンバーズとのポイント差が4に広がり、ファイナル6進出に向けて苦しい状況に立たされた。試合後の記者会見で、栗山は、「もうあとがないので、いい意味で開き直って、明日はまず勝ちにいきたい」と思いつめた表情で決意を口にした。
 すると、隣に座っていた山村は、栗山に勇気を与えるかのように言った。
「シーズン中盤までのサンバーズに比べたら、今はかなりよくなっている。特にキャプテンの栗山は最近すごく調子がいいし、吹っ切れたかのようにプレーしてくれているので、このまま、自信を持ってやることが何よりも大事だと思う。確かに今季は苦しいリーグになっているけど、自分はこれまでもっと苦しい経験をしてきた。それでも自分の今までのバレー人生に後悔はないし、自分を信じている。それしかないと思う。自分が自分を信じなくなったら本当に苦しいだけだから。残り3試合、本当にチームが勝つということを信じてプレーすることが大事だと思う」
「信じる」という言葉を山村は何度も繰り返した。自分を信じ、チームメイトを信じ、サンバーズは残り3戦にすべてをぶつける。

2015/16シーズン

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