2015/16 V・プレミアリーグ 北九州大会
- 開催日時
- 2016年1月24日(日) 13:00
- 会場
- 北九州市立総合体育館
0
- 23-25
- 24-26
- 17-25
LOSE
3
スターティングメンバー
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山村 宏太
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柳田 将洋
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エバンドロ グエッラ
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岡本 祥吾
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栗山 雅史
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鈴木 寛史
酒井 大祐
リベロ
リザーブメンバー
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金子 隆行
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鶴田 大樹
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塩田 達也
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椿山 竜介
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山本 湧
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米山 達也
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高橋 賢
試合経過
1月24日、大雪で開催が危ぶまれた北九州大会は無事開催され、現在6位のサンバーズは5位の堺ブレイザーズと対戦した。
第1セットの立ち上がりは、柳田が立て続けにスパイクを決め、後衛に下がると鋭いサーブで連続サービスエースを奪い、雄叫びを挙げながら気迫のガッツポーズ。サンバーズが6-2とスタートダッシュに成功した。中盤、追い上げられるが、鈴木のクイックや栗山のバックアタックでしのぎ、粘り合いとなったラリーを鈴木のスパイクで制して16-13と再びリードを広げた。ミスが出て追い上げられるが、終盤、ピンチサーバーとして登場した米山が好サーブで崩し、そのチャンスをエバンドロがものにし20-17。ところがその後、サンバーズのスパイクが拾われて切り返され21-22と逆転を許す。それでも、柳田がこのセット3本目のサービスエースを奪い23-22と逆転。しかしサンバーズはレセプションを崩され、つなぎも悪く、相手にチャンスを渡してしまい23-25でセットを奪われた。
第2セットは柳田がいきなりサービスエースを奪い、第1セットの嫌な流れを払拭。強力なサーブは続き、栗山のブロックで2-0と好スタートを切った。ところが、スパイクミスでそのリードをふいにしてしまう。その後、難しい場面で柳田が立て続けにスパイクを決めて8-6とリードするが、中盤、またもミスが続いて逆転され、13-16と点差を広げられた。終盤、米山のサーブからエバンドロがカウンターアタックを決めて1点差に追い上げる。さらに、入ったばかりの鶴田のサーブで崩し、鈴木のブロックが得点につながり21-21と追いついた。ところがその後、スパイクミスが出て再びリードを許す。途中から入った椿山のカウンターアタックで追いつきデュースに持ち込むが、最後は堺のサーブに崩され、このセットも接戦を落とした。
第3セットも、柳田がこの日5本目のサービスエースを奪って2-0と好スタートを切るが、堺のブロックに捕まり4-5と逆転される。その後も堺のブロックや、サンバーズのスパイクミスで8-11と点差を広げられる。山村のクイックや椿山のスパイクで食らいついていくが、堺のブロックで再び引き離される。それでも柳田がブロックを巧みに利用してカウンターアタックを決め15-16と追い上げるが、終盤、堺のサーブに崩されて引き離され、ゲームセット。セットカウント0-3で敗れた。
どのセットも序盤に柳田のサービスエースでアドバンテージを得たが、サンバーズはミスから流れを手放してしまい、逆転された。この日はスパイクミス、つなぎのミスなど、ちぐはぐなプレーが目立った。
「自分たちが一つになってやっていかなきゃいけない部分で、今日はちょっと甘さが出たんじゃないか」と柳田は言う。ミスについては、「攻めにいきたいけどもミスをしちゃいけない、というのがバレーボールの難しさ。そこでどうバランスを取っていくか。自分自身もこの2日間はミスが先行するスパイクの打ち方になってしまったと反省しています。いくら攻めるといっても、一か八かみたいなスパイクは通用しない。攻め方にも種類があるので、自分がどういうプレーをすべきかをもう一度思い出したい」と語った。
また鈴木は、「今日は相手のブロックがよくて、ワンタッチを取られていたので、そのプレッシャーがあって打つコースの選択肢が狭まり、厳しいコースを狙ってミスになっていたんじゃないか。難しい場面でも一発で決めにいってしまっていたと思う。相手はサーブで崩してブロックでしとめる流れができていたけど、こちらはいいサーブを打って崩しても、僕らミドルブロッカーがしとめきれなかったのも敗因の一つ」と分析した。
この日の敗戦でサンバーズは再び7位となった。ファイナル6進出をかけた試合は残り4戦。鈴木は、「どれだけ開き直れるかだと思う。ヤバイと思うんじゃなく、粛々と目の前のポイントを取っていくことが大事。最大あと12ポイントもあるんだから。他のチームの勝敗を気にするより、自分たちが勝って、上がっていくしかない」と前を向く。
柳田も、「今季のはじめの頃よりも、今はやるべきことはハッキリしている。あとは、僕らが強く、バレーボールに対する気持ちや戦う姿勢を持って試合に臨むことが大事だと思う」と決意を語った。
個々の役割を思い起こし、1点1点を大切に全員で奪いにいく。その先に活路は開けるに違いない。