試合日程・結果

GAME

2015/16 V・プレミアリーグ 北九州大会

開催日時
2016年1月23日(土) 16:00
会場
北九州市立総合体育館
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-23
  • 25-17
  • 12-25
  • 25-21

WIN

1

ジェイテクトSTINGS

スターティングメンバー

  • 柳田 将洋

  • エバンドロ グエッラ

  • 鈴木 寛史

  • 山村 宏太

  • 岡本 祥吾

  • 栗山 雅史

酒井 大祐

リベロ

リザーブメンバー

  • 金子 隆行

  • 鶴田 大樹

  • 塩田 達也

  • 椿山 竜介

  • 山本 湧

  • 米山 達也

  • 高橋 賢

試合経過

2015/16V・プレミアリーグは、レギュラーラウンド残り6試合となった。現在6位のサンバーズは、雪の降る北九州で3位のジェイテクトSTINGSと対戦した。
 第1セットは鈴木のサーブで崩して柳田がダイレクトスパイクをたたき込み3-0と好スタートを切る。追い上げられても、柳田がサービスエースを奪って再びリードし、栗山のブロックで9-5と点差を広げる。しかしその後、コンビが合わず追い上げられ、ジェイテクトのブロックで11-11と追いつかれた。それでも再び柳田が鋭いサーブを打ち込んで崩し、山村の連続ブロックで15-13とリードを奪う。さらに、ジェイテクトのバックアタックを鈴木がシャットアウトし、好守備から栗山がカウンターアタックを決めて18-13と引き離した。終盤には酒井の堅い守備からエバンドロがスパイクを決めて20-14と点差を広げる。ジェイテクトのブロックなどで1点差に追い上げられるが、苦しい場面で山村がクイックを決めて競り勝ち、第1セットを先取した。
 第2セット序盤は、柳田が立て続けにスパイクを決め、サービスエースも奪って6-4と先行。追いつかれるが、エバンドロのブロックで10-7と再びリードを奪う。中盤には、好守備から栗山のバックアタックで切り返して点差を広げた。さらに、柳田がサーブで崩し、栗山のカウンターアタックや山村、栗山のブロックで5連続得点を挙げ19-12と大差をつける。その後も、岡本がボールに飛びついてつなぐなど、全員で粘り強くつないだラリーを栗山の力強いスパイクでものにして流れを渡さない。鈴木のブロックでさらに点差を広げ、セットを連取した。
 しかし第3セットは立ち上がりのラリーを相手に取られると、その後、スパイクが決まらず0-4と出遅れた。栗山のバックアタックで連続失点を断ち切るが、サービスエースを奪われ1-7と点差を広げられた。その後もコンビが乱れて得点を奪えず、2-12と大差をつけられる。サンバーズはメンバーチェンジを試みるが流れは変わらず、大差のままセットを奪われた。
 仕切り直した第4セットは、酒井や岡本の好守備をエバンドロが得点につなげて立ち上がりのラリーを制した。その後も酒井が好守を連発するが得点につなげられず、サンバーズのミスやジェイテクトのサービスエースで3-6とリードされた。しかし、柳田が力強いカウンターアタックを打ち込んで6-6と追いつく。さらに、ブロックのワンタッチから、栗山が立て続けにカウンターアタックをたたきこみ11-9と逆転した。中盤以降も山村、エバンドロの連続ブロック、エバンドロのサービスエースや岡本のブロックで19-12とリードを広げた。終盤、レセプションを崩され20-18と追い上げられるが、ピンチサーバーの米山のサーブで崩し、好調の栗山がスパイクを決めて再び引き離すと、鈴木のクイックでサイドアウトを重ねて逃げ切った。セットカウント3-1で勝利し、サンバーズは今シーズン初の連勝を飾った。
 セッターの岡本は、「1、2セット目は自分たちがやろうとしていた型にはめられたけど、3セット目の出だしは、気を抜いてしまった部分があったと思う。そこは反省点。でも、これまでならそれを引きずって4セット目もモヤモヤしたまま行くところだけど、今日は切り替えられて、もり返せた。そこは収穫です」と前向きに語った。
 ただ、この日は柳田とのコンビが合わない場面が多く、岡本は「僕の上げるタイミングや使いどころのせいで、マサ(柳田)を苦しめてしまっている」と課題を挙げた。「今日の後半は、少しトスを浮かして、マサがトスを見て踏み込めるくらいにしようかと話した。途中で切り替えて頑張ってくれたと思います。あとはもう少しパイプを使っていきたいですね」
 スパイクでは不完全燃焼だった柳田も、2本のサービスエースを奪うなど、柳田のサーブから連続得点につなげる場面が目立った。「ルーティンを変えたことが、心の切り替えになった」と言うようにサーブは前週から好調を維持している。
 また、この日はミドルブロッカーの山村、鈴木がともに3本のブロックポイントを挙げ、苦しい場面でクイックを決めてチームを救った。
 そして、要所でチームに流れを引き寄せるスパイクを決め、チーム最多の19得点を挙げたのが主将の栗山だ。最近は幅広いコースに打つ練習を意識しており、前週から「手応えをつかみつつある」と話していたが、この日はさらに精度を高め65.4%という高いスパイク決定率を残した。思い切りのよさも戻ってきている。
 選手1人1人が何かキラリと光るものを発揮したからこそ、つかむことができた勝利。レギュラーラウンド残り5戦も、各自が役割を果たし、一戦一戦勝利を積み重ねていく。

2015/16シーズン

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