2015/16 V・プレミアリーグ 岩手大会
- 開催日時
- 2016年1月10日(日) 13:00
- 会場
- 東山総合体育館
1
- 21-25
- 20-25
- 25-21
- 20-25
LOSE
3
スターティングメンバー
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栗山 雅史
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岡本 祥吾
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山村 宏太
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星谷 健太朗
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エバンドロ グエッラ
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柳田 将洋
酒井 大祐
リベロ
リザーブメンバー
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鈴木 寛史
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金子 隆行
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鶴田 大樹
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椿山 竜介
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山本 湧
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米山 達也
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高橋 賢
試合経過
2016年の初戦を白星で飾ったサンバーズは、翌1月10日、4位のジェイテクトSTINGSと対戦した。
第1セットの立ち上がりは先行されるが、好守備から柳田がスパイクを決めてすぐさま追いつくと、星谷のサーブで崩し、山村のブロックで仕留めて逆転。山村がブロックでプレッシャーをかけて相手のミスを誘い8-5とリードした。前日に引き続き守備が機能し、岡本の好守備が得点につながり、星谷のサービスエースで10-5と一気に点差を広げた。しかし中盤、コンビが噛み合わずリズムを崩し、1点差に追い上げられる。柳田のサービスエースで再び引き離すが、終盤、レセプションを崩され、切り返されて18-18と追いつかれてしまう。その後、スパイクミスが出て逆転され、ジェイテクトに立て続けにカウンターアタックを決められてセットを失った。
第2セットは序盤からサンバーズのミスやジェイテクトのブロック、サービスエースなどで3-7と出遅れた。それでも、コートに入ったばかりの金子が、得点が入るたびに走り回り雰囲気を変えようと奮闘する。「1セット目を嫌な形で取られて、2セット目はそれを引きずっていた。今自分にやれることはムードを作ることだと思った」と金子。前日の試合でVリーグ通算230試合出場(Vリーグ栄誉賞表彰基準)を果たした金子は「内定時代を含めると今季で10シーズン目。これだけ長くできると思っていなかったので嬉しい」という思いをコートで表した。
すると、柳田がサイドアウトのリズムを作り流れが変わり始める。中盤、ジェイテクトの連続ブロックで再び引き離されるが、金子のブロックや山村のクイック、途中から入った椿山のスパイクなどで得点を重ねる。終盤、ピンチサーバーで入った米山が好サーブを打ち込み、岡本のブロックや鈴木のダイレクトスパイクで連続得点を挙げ19-21と追い上げた。しかし終盤、スパイクミスが続き、このセットも奪われた。
第3セットは先行されながらも岡本のブロックなどで追いつくが、チャンスでコンビが合わず逆転できない。するとスパイクミスが出てリードを許す。中盤、好守備からエバンドロが立て続けにスパイクを決めて追い上げるが、サービスエースを奪われて12-16と再びリードされた。それでも終盤、途中から入った鶴田がブロックポイントを挙げ、追い上げムードに火をつけた。米山のサーブから、岡本もブロックを決めて追い上げ、エバンドロのブロックで19-18とついに逆転。さらに、エバンドロのカウンターアタックや、鶴田の2本目のブロックで21-18と引き離し、サンバーズが逆転でセットを取り返した。
第4セット序盤は一進一退の展開となるが、サンバーズにミスが出て6-8と先行を許す。それでも山村のブロックで追いつくと、柳田のサーブでプレッシャーをかけてミスを誘い12-11と逆転した。しかしその後、ジェイテクトのブロックに捕まり逆転されると、サービスエースを奪われ12-15と点差を広げられた。終盤、柳田のサーブで崩して追い上げるが、続くチャンスにミスが出て逃すと、最後はスパイクミスが出て25-20。サンバーズはセットカウント1-3で敗れた。
第1セットは一時5点差をつけてリードしたが、そこからの連続失点が大きく響いた。山村は、「崩れ出した時に修正がきかない。昨年末までの悪い状態を変えられていない」と険しい表情で言う。
「『昨日がよかったから今日もできる』というわけではないのに、今日は試合に入る前から、なにか昨日とは臨み方が違って、ちょっとおかしな雰囲気だと感じていた。もっとメンタルを強く持たなければ」と、前日快勝したことによるゆるみを指摘した。
前日に引き続きブロックとディグが機能した場面はあったが、この日は、取るべきところでミスが出て得点が取れないなど、個々が自分の役割を果たしたとは言えない。9日の堺戦の勝利は自信にしつつも、まだまだ危機感を強く持ちながら、精度を高め続けなければならない。