試合日程・結果

GAME

2015/16 V・プレミアリーグ 愛知大会

開催日時
2015年12月 6日(日) 13:00
会場
岡崎市中央総合公園総合体育館
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-20
  • 25-22
  • 25-16

WIN

0

FC東京

スターティングメンバー

  • 栗山 雅史

  • 岡本 祥吾

  • 山村 宏太

  • 星谷 健太朗

  • エバンドロ グエッラ

  • 金子 隆行

酒井 大祐

リベロ

リザーブメンバー

  • 鈴木 寛史

  • 阿部 裕太

  • 柳田 将洋

  • 椿山 竜介

  • 米山 達也

  • 松崎 廣光

  • 鶴田 大樹

試合経過

2015/16V・プレミアリーグは、年内残すところ3試合となった。現在7位のサンバーズは、8位のFC東京と対戦した。
 連敗を止めたいサンバーズは、前日の試合で途中からいい流れを作った山村、岡本、栗山が先発出場。試合の立ち上がり、リベロ鶴田の好レシーブがそのまま相手コートに落ちて得点になると、エバンドロのカウンターアタックや金子のブロックで7-4とリードした。さらに金子の連続サービスエースで11-6と点差を広げ、追い上げられても、星谷のブロックでまた引き離す。
 中盤、栗山がブロックに捕まり、続けてスパイクミス。それでもセッターの岡本は栗山に3本連続でトスを上げた。栗山はそれに応え、レフトから中に切れ込んで時間差攻撃を決めた。
「あそこで僕にトスが上がらなかったら、たぶん引きずっていたと思うけど、上げてくれた。2本目をミスした時点でもうガッチガチでしたけど(苦笑)」と栗山。
 岡本は「この場面だけを考えたら、3本目は他の選手を選択すべきかもしれないけど、先のことを考えたら、やっぱりもうひと踏ん張りしてもらわなきゃいけない存在なので、その期待を込めて上げました」と振り返る。
 その後、FC東京のサーブにおされて14-14の同点とされるが、栗山がサービスエースを奪って再び引き離し、さらに、栗山のバックアタックや金子のブロックで19-15とリードを広げた。終盤追い上げられるが、エバンドロのスパイクで流れを切って逃げ切り、第1セットを先取した。
 第2セットはFC東京の2本のサービスエースなどで5-8とリードされた。それでも金子のスパイクで連続失点を断ち切ると、山村のクイックで切り返して追い上げ、山村が狙いすましたブロックを決め9-9と追いついた。その後もサンバーズはスパイクミスなく、しつこく攻めて1点1点重ねていく。中盤、ミスが出て12-15とリードされるが、この日のサンバーズは慌てない。酒井の好守備から、金子が落ち着いてリバウンドを取って立て直し、次のトスを決めて15-16と追い上げる。そして終盤、山村の技ありのクイックや、ピンチサーバー米山のサービスエースで追いつくと、星谷のブロックで21-20と逆転。その後も栗山のサーブで崩し、自らバックアタックを決めて点差を広げ、最後は山村の豪快なブロックで締めて第2セットも奪い取った。
 第3セットも先行されるが、岡本と山村のナイスコンビで追いつくと、金子のサーブで崩し、エバンドロが立て続けにカウンターアタックを決めて6-3と先行した。さらに栗山のカウンターアタック、山村のサービスエースで11-4と点差を広げる。その後も、ピンチサーバーとして登場した柳田がサーブで崩し、エバンドロがスパイクを決めて17-7と大差をつけた。その後も山村のブロックや、米山のサーブが得点につながって流れを離さず、セットカウント3-0でサンバーズが勝利した。
 1つの勝利を得ただけでなく、内容的にも、各自が役割を果たし、ミスを抑えた粘り強いバレーが垣間見えたことは今後につながる。
 特に、久々の先発となった岡本が、栗山や金子を活かしたバランスのいいトスワークで攻撃のリズムを作った。
「これまでエバンドロにトスが集まりすぎていたので、今日は極力レフト側を使おうと意識しました」と岡本は明かす。特に、栗山に復活のきっかけを与えたことは大きい。
「昨季のいい時は、エバンドロと栗山の2枚がしっかり機能していた。栗山は本数を多く上げることで乗っていくタイプなので、チームのためになると思って上げました」
 この日の栗山は58.8%という高い決定率を残した。これまでは乗り切れない試合が続き、自信を失っていたと栗山は言う。
「開幕後しばらくは調子がよかったんですが、チームが勝てなくて、自分はキャプテンとしてもっと頑張らなきゃと思いすぎて空回りしてしまった。先発を外れて、練習でも自分のプレーができない状態が続いていました。今日も自分のプレーに全然納得できていないし、まだ気持ちに余裕がなくてブロックも見えていない。でも今日は代えられてもおかしくないところで我慢してもらって、スタッフが僕を復活させようとしてくれているのを感じた。(山村)宏太さんや酒井さん達もすごく声をかけてくれたり、金子さんも岡本さんも、今日はみんながいいプレーをしていたので助けられました。それプラス、今後は僕が普通にできれば、チームは強いはずです」
 昨季のチームの快進撃は栗山の躍進とともにあった。栗山が自信を取り戻すことで、今季のサンバーズも上昇気流に乗っていくに違いない。

2015/16シーズン

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