2015/16 V・プレミアリーグ 愛知大会
- 開催日時
- 2015年11月 7日(土) 13:00
- 会場
- 刈谷市総合運動公園体育館(ウイングアリーナ刈谷)
0
- 22-25
- 19-25
- 16-25
LOSE
3
スターティングメンバー
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山村 宏太
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栗山 雅史
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阿部 裕太
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エバンドロ グエッラ
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柳田 将洋
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鈴木 寛史
鶴田 大樹
リベロ
リザーブメンバー
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岡本 祥吾
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金子 隆行
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椿山 竜介
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星谷 健太朗
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米山 達也
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松崎 廣光
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酒井 大祐
試合経過
11月7日、刈谷市総合運動公園体育館にて、今シーズン第2戦が行われた。
相手は昨シーズン3位の豊田合成トレフェルサ。
今季初白星を挙げたいサンバーズだが、第1セットの立ち上がりはコンビが合わず、豊田合成に切り返されて3-7と出遅れた。サンバーズはサーブで豊田合成のレセプションを崩すが、そこからなかなか相手スパイクを拾うことができない。それでもセッター岡本が投入されると、栗山のバックアタックをうまく使って得点を奪い、流れが変わり始める。
そして終盤、栗山が豊田合成のエース、イゴール・オムルチェンをシャットアウト。追い上げムードの中、栗山にサーブが回ると、ベテラン山村は「楽にいけよ」とすかさず声をかける。すると栗山は伸びやかにサーブを打ち込んで崩し、エバンドロのスパイクでチャンスをものにする。さらに栗山がサービスエースを奪い19-20と、ついに1点差に迫った。ところがその後、豊田合成のブロックで再び引き離される。エバンドロのサービスエースで追い上げるが一歩及ばず、第1セットを失った。
第2セットも豊田合成のブロックやサービスエースで2-6と先行された。しかし、今季加入した百戦錬磨のリベロ、酒井がボールに食らいついて作ったチャンスが得点につながり、さらにエバンドロのカウンターアタックですぐさま同点に追いつく。ところが再び豊田合成のブロックやサービスエースで引き離される。サンバーズはコンビのズレから思うようにサイドアウトを取れず、点差を広げられ、セットを連取された。
第3セットは、第1セット途中から入った金子が立て続けにスパイクを決めてリズムを作るが、豊田合成のブロックなどで5-8とまたも序盤にリードを奪われてしまう。サンバーズはメンバー交代で流れを変えようと試みるが、ミスが出て流れを引き寄せられず、逆に豊田合成にサービスエースを奪われて引き離される。金子の好守備をエバンドロが得点につなげ、途中出場の松崎のスパイクや、星谷のブロックで追い上げるが、サンバーズにはミスが多く、セットカウント0-3で敗れた。
連敗スタートとなったサンバーズ。セッターの岡本は「チーム全体としていまひとつリズムが取れない。個々の力はすごくあると思うんですが、まだまだ噛み合っていない」ともどかしそうに言う。
ミドルブロッカーの山村は、「相手に抑え込まれたというより、自滅の部分が大きかった。スパイカー、セッター、レセプションなどいろんなミスの要因がありますが、一つのミスを修正できずに、ミスがミスを呼んでしまっている印象がある。まだリーグは始まったばかりなので、そこを直せればまだまだ取り返せる」と語る。
サンバーズ本来の攻撃力を発揮できず、終止追う展開の苦しい試合となったが、その中でもコート上で絶えず声を出し続けたのが山村だった。昨シーズンまで主将を務めた大黒柱は、立場は違っても、変わらずチームを支え続ける。
「正直、自分がどこまでやっていいのかという迷いはある。キャプテンの栗山をサポートするのが自分の仕事なので、あまり出過ぎたまねをするわけにもいかないし、かといってズルズル負けるのは嫌だし。でも一番大事なことはプレーで貢献すること。状態的には悪くないけど、まだブロックが出ていないし、クイックの本数も少ないので、これから自分の特長をいかしていきたい」
チームのいい時も悪い時も知り尽くしたベテランが、まだ目覚めぬ今季のサンバーズを揺り起こしてくれるはずだ。