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研究開発者からのメッセージ

「伊右衛門」商品開発担当

ペットボトル緑茶を飲むなら「伊右衛門」!と言っていただける、圧倒的に美味しい味わいでお客様に感動と驚きをお届けしたい。

現在の担当している仕事は何ですか?

私はSBFジャパン商品開発部に所属し、主に「伊右衛門」の商品開発を担当しています。「伊右衛門」の開発では200年以上の歴史を持つ茶舗、福寿園と共同し様々な茶葉の評価や配合の設計、さらに「伊右衛門」をより美味しくお客様に飲み続けていただけるよう、新たな原料探索や茶葉の美味しさを引き出す技術開発を関係部署と連携して進めています。

インタビュー中の研究開発者
今までのキャリアを教えてください。

入社時から2023年3月まで「BOSS」の商品開発を担当し、25周年、30周年記念缶コーヒー商品、「クラフトボスラテ」などの開発などを経て、2023年4月から伊右衛門の商品開発担当になりました。
学生時代には現在の仕事と直接関連がない、クリーンエネルギーを生み出す触媒素材(光触媒)の研究に取り組んでいましたが、仮説を立てて、検証を行うというプロセス・経験は今の商品開発業務でも活きていると感じています。

仕事をする上で大切にしていることはありますか?

商品開発をする際には何よりも先に、お客様が商品を手に取るシーン・飲むシーンなど様々な場面を想定し、求められている要素(インサイト)を深く考え尽くすことを大切にしています。お客様のインサイトを捉え、飲み続けたいと心から思っていただける味わいを実現するために、自ら自宅や飲食店などの多様な場面で幅広い商品を飲み、お客様の気持ちを体感、イメージすることを心掛けています。
さらにそこで得られた気づきについて、会議を通してだけでなく、部署を越えた幅広い仲間と気軽に話し合い、自分では気づかない視点やアイディアを得ることを大事にしています。このように、楽しい気持ちで好奇心をもって幅広い視点に触れることがお客様の求める価値へのインスピレーションを得ることに繋がると考えています。

お茶の味わいを確認する担当者 茶葉
仕事で印象に残っていること(成功・失敗など)を教えてください。

「伊右衛門」20周年のリニューアルが最も印象に残っています。リニューアルでの商品開発は美味しさの追求だけでなく、「伊右衛門」の過去からの歴史、配合変遷、大切にしてきたこと等を深く理解し、今までの価値を受け継いでさらに進化させることが重要で大変苦労しました。しかし、「旨く、濃い、緑茶本来の味わいへ」というコンセプトの下、茶葉1つ1つの特徴を把握し配合を設計することが新鮮で楽しく、さらに一番茶を中心とした茶葉ブレンドや2種類の石臼挽き抹茶を組み合わせるなどのこだわりを商品として形にすることができました。商品発表時には記者会見にも出席させていただき、自分の言葉で味わいを伝えられたことも大変印象に残っています。

実現したい夢を語る研究開発者
今後、サントリーで実現したい夢は何ですか?

ペットボトル緑茶を飲むなら「伊右衛門」!と言っていただける、圧倒的に美味しい味わいでお客様に感動と驚きをお届けしたいです。また、変化していくお客様のインサイトを捉えた、未だ世の中にない飲み方や飲料を生み出しお客様にお届けしたいです。

※ 2024年4月の内容となります。

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