研究開発100年の歴史沿革
1919年(大正8年)社長直属の試験所を設置
創業者鳥井信治郎は「品質第一」を商売の基本に、東京から薬学博士の岡田春吉を初代の試験所長として招き、社長直属の試験所を設置しました。
1924年(大正13年)試験所から試験係へ
試験所は試験係となって庶務部の下に置かれました。
1943年(昭和18年)研究所として独立の部門になる
試験係は工務部研究課、研究部と改組され、1943年2月に研究所として独立の部門となりました。
1961年(昭和36年)研究所として統一される
戦後、工務部研究課となって再スタートし、1948年からは研究と試験の二つの部門に分かれていましたが、1961年に研究所として統一されました。
1973年(昭和48年)中央研究所を開設
この年12月、研究施設を充実するため、大阪府三島郡島本町に中央研究所(現・研究センター)を開設。 大阪市北区にあった研究所を移転し、サントリーの研究開発の中核施設として基礎研究、新製品開発、さらに医薬など新しい事業分野へ進出するための研究・技術開発の拠点となりました。
1979年(昭和54年)名称を「研究センター」に改称
創立80周年にあたるこの年、人々の生活の豊かさに貢献する「生活文化企業」を目指すことを企業理念とし、医薬事業の研究開発部門が併設されました。
これを機会に名称を「研究センター」と改称し、現在も基礎研究を中心に研究活動を行っています。
2002年第一製薬株式会社と医薬品事業新会社設立により、医薬事業は分社化されましたが、その成果は健康食品開発に活かされています。
1981年(昭和56年)技術開発センター設立
この年の5月にはウイスキーのふるさと山崎蒸溜所の隣に技術開発センターが設立され、現在も製造技術開発、エンジニアリング分野の研究を行っています。
2004年(平成16年)商品開発センター新設
この年の9月には東の研究拠点として川崎市に商品開発センターが設立され、商品開発を中心に研究を行っています。
出典・参考 サントリー百年誌、90年史