サントリーグループはグローバル展開の動きを活発化する中、“ONE SUNTORY”としてビジネス拡大するため、世界中に300社以上あるグループ企業のシステムを稼働させるメインITインフラ基盤を見直し、世界5極に点在していたインフラ基盤を世界共通のクラウドサービスに統合するプロジェクト(Suntory Island2:SI2)」を2018年4月に発足しました。そして、日本が先行して2020年7月に全システムの移行を完了し、欧州、アジア、アメリカ、オセアニアの残る4極も2022年末までに移行が完了しました。
現在も、さらなる進化に取り組んでいます。
この統合により、ヨーロッパ、アジア、日本、オセアニア、アメリカにあった5つのリージョンでの独自のIT運営(組織・データセンター・ネットワーク・オペレーション)が標準化され、提供リードタイムの短縮によるグローバルへのサービス提供スピードの向上によるM&A時の対応の早期化が可能になるとともに、トータルのインフラコストの25%削減、品質・セキュリティの底上げといった、数々の効果も見込んでおり、グループ経営にも大きく貢献しています。