ITがビジネスに欠かせないものである昨今、サントリーグループのグローバル成長のために、ITもグローバルな視野で戦略的に構築・活用を進めています。
サントリーグループは、ITの視点から見ると、「日本」「日本以外の飲料事業(海外飲料)」「日本以外の酒類事業(海外酒類)」に大別されます。それぞれの事業の特性に応じた柔軟性・スピードと、事業横断のコミュニケーション強化や一体感醸成、グループ全体でのコスト最適化の両立のため、サントリーグループのITは下図のようなグローバルIT戦略に沿って進めています。
上図の下段の「グローバルIT基盤」は、これまでクラウドホスティング、コミュニケーションツール、拠点WI-FI、共通業務システム等の統合を完了。現在も、ID認証、ネットワークセキュリティ、デバイス管理などの各機能や、各IT部門の仕事のしかた・仕組み等の統合プロジェクトに取り組んでいます。こうした取り組みにより、「世界中のサントリアンが、世界のどこに行っても、いつもと変わらない便利なITツールで快適に仕事できる」環境の実現を目指しています。
上記の取り組みは、グローバルCIO(Chief Information Officer)と各事業CIOが中心となり、各事業のIT部門が連携して「One Global IT Team」として進めています。
中でも日本のIT部門は、グループのヘッドクオーター機能として、グローバルIT戦略の企画・立案や、各機能の統合プロジェクトの実行・推進を担うほか、海外のIT部門に駐在しそれぞれの事業でのIT活用を担うこともあります。世界のグループ会社を飛び回り、世界中の仲間と共に働く姿は、まさに「Global One SUNTORY」を体現しています。
米州のコミュニケーションツール統合プロジェクトを
日本のIT部門がサポート