みらいチャレンジプログラム

福島県

福島で、みらいを明るく照らすプロジェクトが着々と進んでいます。

2022年 第2期助成先コメント

事業名 / 田人ブランド米プロジェクト「希望の一粒」 活動場所 / いわき市

団 体 / 田人里山再生委員会

会長
小野 順一

2021年より地域の小中学校と連携し、休耕田を活用した米づくりを始めました。小学生には田植えから収穫、脱穀を体験してもらい、中学生には販売用のパッケージイラスト作成や販売を手伝ってもらいます。今回の助成では米粉の生産に発展させ、ピザ窯を建設し地域の子どもたちと米粉ピザづくり体験を行うことができました。前年の活動からさらに発展させることができたため、保護者など地域住民から、活動に対して期待の声をいただきました。田園のある里山風景を未来に繋げていくためには、継続的に活動を続けていくことが大切です。始まったばかりの私たちの活動にとって、とてもありがたい機会をいただくことができました。ありがとうございました!

事業名 / 心を燃やせ!過去から未来へ続く地域のこころの拠りどころ
「八幡神社秋祭」復活と創造事業 活動場所 / 葛尾村

団 体 / 一般社団法人 葛力創造舎

代表理事
下枝 浩徳

今回は採択いただきありがとうございました。私がフィールドにしている葛尾村はもともと過疎が進んでいましたが、原発事故による長期避難がそれを加速させました。やがては消えていく村だったかもしれません。しかし、総代の「復活させたい」という思いから始まったお祭り復活プロジェクトに助成をいただき無事実施することができました。地域の再生の根本は、「文化の再生」ではないかと思います。震災後初めて祭礼が行われ、40数年ぶりに神輿が地域を賑やかせました。そこには普段姿を見せない住民の姿もありました。お祭りをきっかけに集まる。これも一つの村のありかたではないかと思います。葛尾村がみんなの心の故郷となるように、お祭りを軸に故郷の再生に取り組んでいきたいと思います。

2021年 第1期助成先コメント

事業名 / 富岡町におけるワインづくりを通じての地域資源創出
および人材交流活性化のための事業 活動場所 / 富岡町

団 体 / 一般社団法人 とみおかワインドメーヌ

代表理事
遠藤 秀文さん

2016年3月、原発被災を受け無人の町であった富岡町でワイン用ブドウの試験栽培がスタートしました。魅力ある故郷を再生するために、10名の町民有志が県内外の避難先から通いながらの栽培。それから4年が経過し、初めてワインが完成しました。100年先の故郷の未来の可能性を切り開くため、日本で一番、海そして駅に近いワイナリーを目指していきます。本プログラムを通じて富岡町内に未来の希望が着実に増えてきていることを心より感謝いたします。

事業名 / しゅふコミ 地域主婦が繋がるコミュニティの創出、さらに主婦を福島県の
企業PR・マーケティング担当へ 主婦の力で福島県を全国へアピール! 活動場所 / 郡山市

個 人 / 横尾 恵美

横尾 恵美さん

この度は選んでいただきありがとうございます。福島県の良さを全国の方に知ってもらいたい、そこに主婦の力を活かしたい!そんな思いで活動しています。この事業でPRやSNSを学び新しい女性のキャリアもつくっていこうと考えています。女性が輝き、福島県の未来が明るくなるように、次の世代にしっかり引き継いでいくために頑張っていきます。

事業名 / これからの「暮らし」をつくっていく拠点「コウノヤ」設立プロジェクト 活動場所 / いわき市

団 体 / 特定非営利活動法人 中之作プロジェクト

代表理事
坂本 政男さん

中之作地区は、昔ながらの趣が今でも残る港町です。11年前の震災では津波が地区を襲い、人的被害こそ少なかったものの、地区の高齢化・過疎化が一層加速しました。こうした地区で、当法人が住民の方から一軒の空き家を借り受け、みらいチャレンジプログラムのご支援のもと、市内外の若者が共同生活を送るシェアハウスに改修しました。今は4人の住人がおり、地域社会の中で自らの居場所と役割を見つけながら生活を送っています。

牧田 実

認定NPO法人
ふくしまNPOネットワークセンター
理事長

東日本大震災から12年目を迎えようとしている今、とりわけ原発災害に見舞われた福島県の復興はいまだ道半ばといわなければなりません。復興への努力は続いているにもかかわらず、震災関連の公的な助成金は打ち切りも多く、先細りとなっているのが現状です。資金がつづかず、活動をあきらめる団体や個人も少なくありません。そうしたなかで創設された「みらいチャレンジプログラム」は、民間らしい汎用性が高い奨励金だと思います。多くの団体・個人のみなさんの応募を期待しています。

[ 審査員 ]

岡本 全勝

市町村職員中央
研修所学長
元復興事務次官

第1期と第2期とも、地域活性化や社会的弱者支援に、行政の手が届かないところで、たくさんの人が頑張っています。このプログラムで広く社会に知ってもらい、応援できればと考えています。今年もたくさんの応募を待っています。

福迫 昌之

東日本国際大学 副学長・
地域連携研究センター長

福島県では毎年数多くの多様な個人・団体からの応募があり、本助成を受けた皆さんは着実に事業を進めていただいています。十分なチャレンジの意欲と体制がありながらもう一押しが必要な取組みや、継続的な事業の展開がまちづくりや地域活性化に波及するような取組みを期待します。

鞍田 炎

福島民報社
取締役
郡山本社代表
地区創生担当

地域活性化、社会的弱者支援などに加え、第2期では伝統芸能継承、広域的な地産地消推進など持続可能な地域づくりに助成対象が広がりました。中学生の活動が選ばれたのも画期的でした。新型コロナウイルスや物価高騰などの影響を払拭するような、未来につながる取り組みの応募を楽しみにしています。

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※各審査員の役職は、2023年1月現在のものを記載しています。