岩手県の取り組み
2022年02月18日
第1期活動紹介#34 ブドウとウニの循環型農漁業試験事業(田野畑村)
◆種 別 団体
◆場 所 岩手県田野畑村
◆事業名 ブドウとウニの循環型農漁業試験事業
◆団体名 合同会社 田野畑ライフ
2月16日、みらいチャレンジプログラム第1期の活動である「ブドウとウニの循環型農漁業試験事業」について、合同会社 田野畑ライフさんにお話を伺いました。
東日本大震災発災以降、ますます村内の少子高齢化・人口減少が進んでいる田野畑村の地域おこしを目的として一次産業を活性化させたいという思いから、地域の特産品でもある「山ぶどう」「ウニ」に着目しスタートしたのが本事業です。
本事業の活動は以下の3つです。
①「駆除ウニ」を活用した蓄養・特産品化
近年、三陸沿岸ではウニの大量発生による“磯焼け“の被害が深刻化しています。磯焼け対策の為に駆除されていながら、現状主な利用方法はなく処理されている状況である沢山のウニを、捨てるのではなく蓄養する事で地域の特産品事業化するという活動です。
②「山ぶどう」栽培の継承
地域の特産品でもある山ぶどう栽培は、その重労働さと生産効率の悪さから後継者がなかなか生まれず、また現行農家さんも高齢化により年々数を減らしている状況です。この課題を作業の効率化や品種交配によって解決しようという活動です。
③「ウニ」「山ぶどう」の循環型農漁業へのチャレンジ
そして現在は有料廃棄しているウニの殻を有機肥料として山ぶどうの圃場に散布し、同様に廃棄物の山ぶどうの搾りかすを蓄養ウニの飼料として与えることで、循環型農漁業のモデルを築こうとしている活動です。
担当者の方からは「“山ぶどう“と“ウニ“を活用したこの取り組みはまさにチャレンジで、日々悩みながらも周辺の農漁業関係者や県外の皆さんと取り組んでいます。今は日々成功と失敗を繰り返しながら一歩一歩進んでいる状況ですが、この活動が田野畑村の未来に繋がれば、と思っています」というお言葉をいただきました。
■「みらいチャレンジプログラム」とは…?
東日本大震災から10年の節目を迎える今年、サントリーグループでは、岩手県・宮城県・福島県の復興・再生を目指す方々のさらなるサポートができればと考え、「みらいチャレンジプログラム」をスタートしました。現在、第1期助成先として3県の計40活動をサポートしています。
◆場 所 岩手県田野畑村
◆事業名 ブドウとウニの循環型農漁業試験事業
◆団体名 合同会社 田野畑ライフ
2月16日、みらいチャレンジプログラム第1期の活動である「ブドウとウニの循環型農漁業試験事業」について、合同会社 田野畑ライフさんにお話を伺いました。
東日本大震災発災以降、ますます村内の少子高齢化・人口減少が進んでいる田野畑村の地域おこしを目的として一次産業を活性化させたいという思いから、地域の特産品でもある「山ぶどう」「ウニ」に着目しスタートしたのが本事業です。
本事業の活動は以下の3つです。
①「駆除ウニ」を活用した蓄養・特産品化
近年、三陸沿岸ではウニの大量発生による“磯焼け“の被害が深刻化しています。磯焼け対策の為に駆除されていながら、現状主な利用方法はなく処理されている状況である沢山のウニを、捨てるのではなく蓄養する事で地域の特産品事業化するという活動です。
②「山ぶどう」栽培の継承
地域の特産品でもある山ぶどう栽培は、その重労働さと生産効率の悪さから後継者がなかなか生まれず、また現行農家さんも高齢化により年々数を減らしている状況です。この課題を作業の効率化や品種交配によって解決しようという活動です。
③「ウニ」「山ぶどう」の循環型農漁業へのチャレンジ
そして現在は有料廃棄しているウニの殻を有機肥料として山ぶどうの圃場に散布し、同様に廃棄物の山ぶどうの搾りかすを蓄養ウニの飼料として与えることで、循環型農漁業のモデルを築こうとしている活動です。
担当者の方からは「“山ぶどう“と“ウニ“を活用したこの取り組みはまさにチャレンジで、日々悩みながらも周辺の農漁業関係者や県外の皆さんと取り組んでいます。今は日々成功と失敗を繰り返しながら一歩一歩進んでいる状況ですが、この活動が田野畑村の未来に繋がれば、と思っています」というお言葉をいただきました。
■「みらいチャレンジプログラム」とは…?
東日本大震災から10年の節目を迎える今年、サントリーグループでは、岩手県・宮城県・福島県の復興・再生を目指す方々のさらなるサポートができればと考え、「みらいチャレンジプログラム」をスタートしました。現在、第1期助成先として3県の計40活動をサポートしています。