サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

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宮城県気仙沼市 日門網漁業生産組合の定置網復旧支援

サントリーグループが特に力を入れてきた漁業支援(総額55億円)は、漁船約1万隻のほか、定置網約400ケ統、漁具約1000件の復旧にも活用されています。

宮城県気仙沼市の日門定置網漁業生産組合様の定置網が、サントリーグループの支援によって2013年9月に復旧し、操業を再開しました。12月に定置網漁に同行させていただきました。

寒風吹きすさぶ冬の早朝。まだ日が昇る前に日門漁港を出て定置網漁に向かいました。定置網の漁場は2箇所あり、片方の定置網では主に鮭、もう一方の定置網では主にイカの網上げが行われました。船の上では見事なチームワークで網上げ、仕分けが行われ、取れたての魚を使った朝食作りや掃除など、手際よく船上での仕事は進みます。取れた魚を市場に陸揚げし、午前中のうちに日門港に戻りました。

2013年9月に再操業しましたが、海底のガレキの処理が進まず、操業までに時間がかかってしまったとのことです。「ずっと海で稼いできたので、やめるわけにはいかないと思っていたが、こうして支援をいただき、やる気を後押しされました。他には、まだ操業できていない漁師もいますが、その人たちの分までがんばって地域に貢献し、みんなで幸せになっていきたいと思います」という言葉を漁師の方からいただきました。再操業した昨年は豊漁だったとのこと。私たちの支援が少しでもお役に立ち、東北の漁業がさらに発展することを願うばかりです。