サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

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岩手県九戸郡野田村で第39回「アスリート・ビジット」開催

サントリーグループの東日本大震災復興支援活動「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環として、10/24(水)、野田村立野田小学校の4年生40名を対象に、第39回「アスリート・ビジット」を実施しました。

今回は岩手県盛岡市出身の地元タレント、ふじポンさんがMCとして参加。
また講師は、サントリーがオフィシャルパートナーとしてサポートする、岩手県唯一の車いすバスケチーム、「ラッセル岩手」の8名の選手にお越しいただきました。

野田の野は乗り越えるの「の」、野田の田は団結するの「だ」で、そんな野田っ子には手加減なしで沢山鍛えてくださいという、吉田校長先生のお話があった通り、始まる前から“野田っ子”の子どもたちは元気いっぱい。初めて実物のバスケットボール用車いすを目にし、子供たちは興味深々の様子でした。

大和田選手と赤坂選手より車いすバスケの説明を受け、いよいよ児童の皆さんお待ちかねの操作体験がスタート。最初は恐る恐る車いすバスケ車に乗っていた子どもたちも、乗って操作していくうちに慣れてきたようで、少しずつ笑顔が増えていきました。
シュート練習でも、高度なランニングシュートを決める児童も多く、シュートが決まった拍手があちこちから聞こえました。

そしてミニゲームでは「よろしくお願いします!」という挨拶から気合十分な児童たち。自分のチームがゴールするたびに、応援している児童も一緒に、大きな声を上げて喜んでいました。
先ほど初めて乗ったとは思えないくらい車いすバスケ車の操作に慣れるのが早く、ボールさばきも上手で、さすがはなんでもチャレンジし乗り越えられる“野田っ子”でした。

熱くなったミニゲームの後は、先生対選手の試合で、さらに会場は大盛り上がり。
開始時点で、校長先生を含む先生チーム5人対選手は3人。最初は選手への応援をする子どもたちの声援が多かったですが、自然と先生チームへの声援が増えていきました。
しかし最終的に鶴久選手1人対先生5人になっても結局先生チームは1ゴールも決められず、12対0という大差で試合は終了しました。
続く選手対選手の試合でも、本物の選手の動きやテクニックを目の当たりにした子どもたちは、食い入るように試合を見ていました。子どもたちはゴールが入ったり外れたりするたびに一喜一憂し、それぞれ思い思いに大きな声援を送っていました。

試合の後にはキャプテンの大和田選手、南澤選手、望月選手のトークセッションが設けられました。
障害がない望月選手は「普通のバスケより、車いすバスケの方が操作の難しさなどもあって魅力を感じる。女性健常者も試合に出られるようになるので楽しみ」と車いすバスケの魅力について話してくれました。
「まず、東北3県の中で1番になること、日本選手権に出場するべく東北大会で良い成績を収めるために日々練習している」とラッセル岩手が目指す場所を話してくれた大和田選手は、辛いことを乗り越える方法を尋ねられ、「小さい目標でも良いから、その夢を追いかける持続力を持つこと」だと答えてくれました。
また南澤選手は同じ質問に、「乗り越えられないことはない、行動を起こすことで必ず道は開けてくる。だから今自分がここに居られています」と力強く語ってくれました。
最後には大和田選手が東北選抜に選ばれたこと、そして8月から仲間に加わった鶴久選手の紹介をし、終始和やかな雰囲気でトークセッションは終了しました。

サントリーグループは「PASSION FOR CHALLENGE-ともに夢に挑もう-」を掲げ、引き続きチャレンジド・スポーツの普及に取り組んでいます。


※ご参加いただいた方々
◆ラッセル岩手
大和田洋平選手、赤坂裕樹選手、佐藤智仁選手、高橋諭選手、山崎春男選手、望月香奈子選手
南澤利彰選手、鶴久正人選手