サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

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福島県双葉郡楢葉町で第38回「アスリート・ビジット」開催

10/19(金)、サントリーグループの東日本大震災復興支援活動「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環として、楢葉町立楢葉北・南小学校の4~6年生の生徒39名を対象に、第38回「アスリート・ビジット」を実施しました。

今回は講師として、サントリーがオフィシャルパートナーとしてサポートする、「TEAM EARTH」のみなさんが参加。
またゲストとして、宮城MAXの豊島英選手、福島県障害者スポーツ協会の増子恵美様と丸山内雄大選手にもお越しいただきました。

はじめに増子様より日本代表選手で実はいわき出身の“はまっ子”でもある豊島選手の紹介があり、
続いて加藤選手と村山選手から車いすバスケのルールやバスケ車の操作方法の説明がありました。

説明を聞いているときから車いすバスケにかなり興味津々だった子どもたち。
実演に移るとすぐに操作のコツをつかんだようで、回ったりバックしたり、車いすをスムーズに操作していました。
続くシュート体験も、連続ゴールを決める子どもたちが続出。早くミニゲームをしたいという声も多数聞こえるほどでした。
コツを掴むのがはやい子どもたちも多かったからか、その後のミニゲームはとても白熱したものとなりました。
赤チーム対水色チーム、白チーム対青チームで戦いましたが、とてもレベルが高く、プロ選手顔負けのパス回しで何得点もゴールを決めていました。
負けたチームの子どもたちは本気で悔しがり、「もう一度試合をしたい」と口にするほど夢中で取り組んでいた姿が印象的でした。

ミニゲームでの興奮が冷めやらぬ中、次は先生対選手の試合に移りました。
先生は6人と全員参加で選手を迎え撃ち、選手は豊島選手を含めた5人で、試合はスタートしました。
児童の大きな声援が体育館に響く中、開始10秒で丸山内選手がゴールを決め、そこから怒涛のゴールラッシュ。最後は先生6人対豊島選手1人になっても勢いは止まらず、結局選手チームの圧勝でした。
続く選手対選手の試合では、実際の車いすバスケ車がぶつかる迫力やリアルなブレーキ音に、児童は圧倒された様子。ゴールが決まると、児童からは割れんばかりの悲鳴が聞こえ、「青チーム頑張れ!」「かっこいい!」など全力で応援する声があちこちから聞こえました。

試合終了後には、ゲストの豊島選手と村山選手のトークセッションが設けられました。
車いすバスケはお二人にとってどういった存在か?という質問には、豊島選手は「振り返ると、唯一自分が生きてきた中で、自分を夢中にさせてくれたもの」、村山選手は「学生時代にやってきたスポーツと違うジャンルのスポーツなので、再度頑張ろうと思わせてくれたもの」と自分にとっての車いすバスケという存在について語ってくれました。豊島選手の今の目標は東京パラリンピック出場、村山選手はもっとうまくなるために、アメリカに修行に行くという高みを目指すお二人のお話を、子どもたちはみな、真剣に聞き入っている様子でした。

最後に村山選手からは、「僕が急に事故にあったように、人生はいつ何が起こるかわからない。困難が来ても負けないように、なんでも沢山チャレンジしてください」という力強いエールが送られました。
そして豊島選手からの「自分の中でパラリンピック出場という強い目標を持ったことで、ここまで来ることができた。皆も自分がやりたいことを一つでも多くやりたいことを見つけて、自分磨きをしていってください」という素敵な言葉でトークセッションは締めくくられました。

サントリーグループは「PASSION FOR CHALLENGE-ともに夢に挑もう-」を掲げ、引き続きチャレンジド・スポーツの普及に取り組んでいきます。



※ご参加いただいた方々
◆宮城MAX
豊島英選手

◆TEAM EARTH
 加藤寿幸選手、村山涼選手、安藤翔治選手、遠藤啓一選手、長峯慎哉選手

◆福島県障害者スポーツ協会
増子恵美様、丸山内雄大選手