サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

活動内容一覧ページに戻る

北田選手も参加!福島県飯舘中学校で「第25回アスリート・ビジット」開催

サントリーグループの東日本大震災復興支援「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環として、1月11日、福島県福島市にある飯舘村立飯舘中学校にて車椅子バスケ出張授業「第25回アスリート・ビジット」を開催しました。

講師には、「TEAM EARTH」を含む福島県車椅子バスケットボール連盟の選手たちのほか、女子日本代表候補で近畿のチーム「カクテル」に所属する北田千尋選手の計7名が参加し、全校生徒88名とともに車椅子バスケを楽しみました。

生徒たちは、映像や選手の説明で車椅子の特徴やルールを学んだ後、実際に走行やシュートに挑戦。ミニゲームでは、選手にパスをもらいながらゴール目指して懸命に車椅子を動かし、シュートが決まると笑顔で喜んでいました。選手同士の対決では、互いに手加減のない真剣勝負が繰り広げられ、転倒し自ら立て直す場面では生徒たちから驚きの声があがっていました。

続いては、日本代表候補の上村知佳選手(ELFIN所属)と北田選手のトークショーです。
北田選手からは「車椅子バスケと出会って、多くの人と出会えて、人生が180度変わった。これまで、幼少期は病院で生活することが多く友達がいなかった。人の目を見て話すこともできないくらいおとなしかった。障がいがなければこんなに明るい性格にはならなかったし、夢もなかったので、とても感謝している」と語られました。
また、2015IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップで敗退し昨年のリオパラリンピック出場を逃したことについて、「しばらくバスケやりたくない」と思うくらい悔しくて落ち込んだと語るおふたり。北田選手は、「負けたのは、個人の実力不足だと思い、仕事をやめてオーストラリアで鍛えることを敗退した日に決めて、12月には単身オーストラリアに渡った」と当時の様子を話し、「夢は、チームとしては東京パラリンピックでメダルを獲ること。そして個人としては世界一のハイポインターとなること」と力強く意気込みが語られました。夢について上村選手からは、「車椅子バスケの環境を整えること。そして自分の経験を後輩たちに伝えていくこと。より上を目指し、後輩たちと一緒にもう一度メダルを獲りたい」と語りました。

サントリーグループは、「PASSION FOR CHALLENGE」を掲げ、引き続きアスリートに寄り添い、チャレンジド・スポーツの普及活動に取り組んでいきます。

※参加いただいた選手
◆福島県車椅子バスケットボール連盟
上村知佳選手(ELFIN)、高橋剛志選手(TEAM EARTH)、村山涼選手(TEAM EARTH)、加藤寿幸(TEAM EARTH)、丸山内雄大様
◆公益財団法人 福島県障がい者スポーツ協会
 増子恵美選手(元 福島県車椅子バスケットボール連盟/元 車椅子バスケ女子日本代表)