サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

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岩手県一関市で車椅子スポーツ導入教室を開催

サントリーグループは、復興支援活動「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環として、チャレンジド・スポーツの基盤強化・環境整備に取り組んでいます。
第1期では、岩手・宮城・福島県への競技用車椅子などの競技用具の寄贈や施設改修などを行いました。

第2期では競技用具寄贈や施設改修のほか、車椅子利用者のスポーツ活動や社会参加の促進を目指し、新たに「車椅子スポーツ導入教室」の実施を決定。その第1回目として、3月20・21日に岩手県一関市の山目市立センターで「車椅子スキルアップ研修会」を開催し、車椅子利用者と接する方や、実際の利用者など計約40名が参加しました。当日は、ドイツ障害者スポーツ連盟公認リハビリテーションスポーツ指導者の橋本大佑さんと2010年バンクーバー・パラリンピック銀メダリスト(アイスレッジホッケー)の上原大祐さんが講師を務め、実技や講義などのプログラムを行いました。

前半の実技では、前進・バック・ターンなど基本的な操作を学んだ後、長縄を使ったゲーム、鬼ごっこなどのレクリエーションを体験。段差昇降の練習では互いに支えあい、重心移動やバランスを意識して前輪を上げる操作などを学び、コツをつかんでいる様子でした。

後半の講義では、上原さんより「障がい者スポーツは、『障がい者にしか出来ないスポーツ』ではなく、『障がい者にもできるスポーツ』である」「『車椅子だからできない』という固定概念をひっくり返したい。出来ないことを数えるより出来ることを教えたい」という熱いメッセージがありました。橋本さんからも指導者が気をつけるべき注意点などの講義が行われ、参加者は真剣な表情で聞き入っていました。

参加者からは、「今まで車椅子に乗ってきたが、今日初めて一人で段差を上がることができた」「今後はスポーツにも挑戦したい」という声や、「介助方法について非常に参考になった」「車椅子に関する理解が深まった」などの感想がありました。

サントリーグループでは、このような導入教室を岩手・宮城・福島県で引き続き実施予定です。